バンコクの“今”が凝縮された Gagganシェフの最新レストラン

メキシコ料理×インド料理と自然派ワインのマリアージュ
「Ms. Maria & Mr. Singh」

エントランスではネオンサインが客を迎える　著者撮影

3月上旬にオープンするやいなや、緊急事態宣言が発令される直前まで連日満席の大盛況。それもそのはず、あのGaggan Anand氏が手がける最新レストランだけにバンコクのグルメたちの間では「予約が取れるうちに行くべき一軒！」として、オープン直後から話題になっていたのです。

とにかくカラフル＆ポップ！　著者撮影

この店のコンセプトは「メキシコの女の子（Ms. Maria）とインドの男の子（Mr. Singh）が出会ったら」。そのテーマ通り、メキシコ料理とインド料理が両方楽しめるのはもちろん、店内の雰囲気もどこまでもカラフルでポップ！　一歩足を踏み入れると、エントランスのネオンサインには「love should never be mild」の文字が。明るく、フレンドリーなスタッフのノリも手伝って、どこか遠くの町に遊びに来たような、ワクワクと楽しい気分にさせてくれます。

料理は300THB前後〜　著者撮影

「Gaggan」といえばコースのみ、予約は超困難な高級店でしたが、こちらは１品300THB前後〜とリーズナブルなので、気軽に楽しめるのも魅力。スタッフもみんなとても親切で、大勢でわいわいと食事をしたい時にピッタリな雰囲気です。

ワインはナチュラル揃い　著者撮影

お酒好きに嬉しいのが、ナチュラルワインがいろいろと揃っていること。とってもおしゃれでおしゃべり上手、かつイケメンのソムリエ氏が親切に相談に乗ってくれるので、きっと料理にぴったりで好みの１本を見つけられるはず。

Eggplant avocado tacos 300THB　著者撮影

Keema quesadilla 300THB　著者撮影

タコスやケサディーヤなど、軽くつまむのにぴったりのメキシカンが充実しているので、ディナー前にナチュラルワインとメキシカンで気軽にアペロを楽しむのもあり。ビーフとグリーンマンゴーの入ったタコスやラムのキーマカレー入りのケサディーヤなど、メキシカンでも「Gaggan」らしい組み合わせの妙を楽しめるのも魅力！

Papdi chaat 250THB　著者撮影

ここで絶対はずせない一品が、「Gaggan」のシグネチャーとして知られていたヨーグルトエクスプロージョンを思わせるこのメニュー。食べた瞬間にプチっとはじけてヨーグルトとスパイスが口中に広がる、あの不思議な食体験をこちらでも堪能できます。ほかにもタイのカニを使った「Gaggan’s crab curry」など、Gagganシェフらしいメニューをリーズナブルに楽しめるのは嬉しい限りですね！

デザートまで満足度高し！　著者撮影

そして、見逃せないのがデザート！　写真の柚子とマンゴーのスノーボールのほかにも、アボカドを使ったものやパッションフルーツとマンゴーを組み合わせたものなど、ほかでは味わえないデザートが揃っています。種類は少なめながら１点ずつのクオリティが高いので、スイーツ好きもきっと満足できますよ！　

どこをとっても絵になる空間から、いきいきと楽しそうに働くインターナショナルなスタッフたち、見た目も味も個性のある料理の数々と、すべてにおいて“今”のバンコクを反映させたような、まさに最先端の一軒。予約が取れなくなる前に、ぜひ訪れてみてくださいね。

 
(text & photo : 白石路以）

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