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- 入国条件緩和のマレーシアを旅してみた 〜ランカウイ編〜
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各国が続々と入国条件を緩和し、海外旅行好きにとって、やっと明るい兆しが見えてきたこの夏。編集部はマレーシアのクアラルンプールとランカウイ島を旅してきました。マレーシアといえば、2022年8月1日よりワクチンステータスに関係なく検査や隔離が撤廃され入国条件が緩和されたことでも話題になりました。実際に訪れてみると、基本的にはコロナ前とほぼ変わらずに入国手続きをすることができました。※
そこで、今回の特集では、クアラルンプールとランカウイ島の今をお届け。実際に旅をしてみてわかったことや、今話題のトピックをご紹介します。
※アプリ「My Sejahtera」のダウンロード&登録と、ワクチン接種済の方はワクチン接種証明書の持参、またはアプリへの登録が推奨されています。
入国準備は簡単! 入国前にやったこと
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2022年9月20日現在、マレーシアへ入国するために推奨する手続きは、出発前7日以内に、マレーシア政府開発の新型コロナ対策アプリ「My Sejahtera」のインストールと、必要事項(個人情報やパスポート番号など)の登録のみで必須ではありません。事前のPCR検査も不要なのでとても簡単でした!
■My Sejahtera:https://mysejahtera.malaysia.gov.my/intro_en/
※「My Sejahtera」のアプリは英語表記です。個人情報やパスポート情報を入力する必要があり、入力は全て英語にて入力となります。日本語のマニュアルは、マレーシア政府観光局の公式HPからご確認いただけます。
また、日本へ帰国する際の準備として入国者健康居場所確認アプリ「MySOS」を事前にインストールしておきましょう。日本入国時の検疫手続きを簡略化することができます。
■MySOS:https://www.allm.net/mysos/
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海外旅行保険、マレーシア対応の電源プラグ(BFタイプ/Gタイプ)、必要であればSIMカードまたはWi-fiの手配もお忘れなく。
日本への帰国前検査で陽性反応が出て、現地で足止めされ滞在延期となる旅行者も一定数います。万が一に備えて、新型コロナウイルスも補償対象の海外旅行保険への加入がおすすめです。クレジットカードに付帯しているから大丈夫と思っていると、申請できないケースがありますので事前に確認するのがベター。
ランカウイ島の今
パンタイ・テンガー ©TRIPPING!
マレーシア北西部に位置するランカウイ島は、手つかずの自然が残るマレーシアを代表するリゾート地。ユネスコの世界ジオパークに認定され、クアラルンプールからは飛行機で約1時間。世界中から旅行者が集まる人気リゾートのひとつです。
コロナ禍になってからは外国人観光客が激減…という状態でしたが、入国条件の緩和もあり街の活気は徐々に戻りはじめています。今のところ、インドや欧米からの旅行者が目立つとのことでした。
島で一番賑わいをみせるパンタイ・チェナンを中心としたショップやレストランは、今ではほぼ通常通りオープン! といっても、コロナ禍前と比較すると観光客は少ないため、逆にゆったりホテルステイを楽しめたり、街歩きやローカルフードを堪能することができました。
ホテルでおこもりが楽しい
蜜を避けてのんびりするならホテルステイがおすすめです。ランカウイのホテルでは新しくアクティビティを設けるなどホテルステイを充実させるサービスが目白押しです。
The Datai, Langkawi
ザ ダタイ ランカウイ
ザ ダタイ ランカウイ ©The Datai Langkawi
熱帯雨林とマングローブの森の中に溶け込むように佇む究極のサステナブルリゾート「ザ ダタイ ランカウイ」。空港からリゾートまでは車で約40分です。
キャノピープレミアム ©The Datai Langkawi ビーチヴィラ ©The Datai Langkawi
緑あふれる広大な敷地の中には、異なるロケーションに建つ3タイプの客室があり、どれも豊かな自然の恵みを感じられる空間に癒されます。
プログラム体験の様子 ©The Datai Langkawi ©The Datai Langkawi
一番の特徴は、自然と人の共存を目指したサステイナブルな取り組みに力を入れていること。徹底的にサステナブルにこだわったリゾートで楽しめるのがアップサイクルプログラム。ハーブやアロマを使ったサステナブルな石鹸作りや、リゾート内で使用したキャンドルを再利用したキャンドル作り、ハギレ布を使ったリサイクルラップ作りなど、お土産として持ち帰れるアイテムを作ることができます。所要時間は約1時間半。
※火・木・土・日の11:00~開催(曜日は変更の可能性があるため、事前に要確認)
※一人RM140(約4200円)で1回最大4名まで(13歳以上)
Kunang-Kunang Heritage Villas
クナンクナン・ヘリテージヴィラズ
クナンクナン・ヘリテージヴィラズ ©TRIPPING!
マレー様式の建築にどっぷり浸かってみたいと思うなら、ランカウイ国際空港から車で約10分のパンタイ・チェナン地区に位置する「クナンクナン・ヘリテージヴィラズ」が一案です。ここでは、100年以上前の伝統的な高床式のマレーハウスに宿泊することができ、まるでタイムスリップしたかのような別世界が広がっています。
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料理教室 ©TRIPPING!
今回は、マレー文化により触れることのできるプライベート料理教室を体験しました。価格は、2人分でRM96(=約3200円)※。開放感のある野外キッチンでお祝い事の日に振舞われるマレー料理「ビーフレンダン」を教わることに。シェフが目の前に立ちデモンストレーション形式でレッスンは進みます。
※メニューによって価格は若干異なります。
ビーフレンダン ©TRIPPING! ©TRIPPING!
出来上がったあとは隣接するリゾート内のレストランでいざ実食!(スパイシーな味わいでとても美味しかったです♡)なお、レストランメニューには種類豊富なマレー料理も充実しているので、一度でローカルグルメがたっぷり楽しめます。
HOLIDAY VILLA BEACH RESORT & SPA LANGKAWI
ホリディ ヴィラ ビーチ リゾート&スパ ランカウイ
ホリディ ヴィラ ビーチ リゾート&スパ ランカウイ ©TRIPPING!
最後は、ランカウイ島の南端のパンタイ・テンガーに面したリゾート「ホリディ ヴィラ ビーチ リゾート&スパ ランカウイ」。ここでは青い空と海、壮大なサンセットなど美しいランカウイ島の景色をめいっぱい楽しめるリゾートステイを満喫できます。
プライベートビーチ ©TRIPPING! プライベートビーチ ©TRIPPING!
敷地内には直結のプライベートビーチもあり、プールライフのどちらも楽しめるのが魅力。
今回ビーチに訪れた時間は14時ごろでしたが、ほぼ貸し切り状態でした…!
夕方のインフィニティプール ©TRIPPING! ナシゴレンとタイガービールで乾杯 ©TRIPPING!
ホテル棟の目の前にあるプールにはキッズプールやジャグジーのほかに、プールバー、インフィニティプール(有料)も完備。プールで遊んだ後は、ウエスタン料理から本格的なマレー料理まで幅広く揃う「LAVILLA POOLBAR &RESTAURANT」の料理に舌鼓!他にも、レストランやバーは全部で6か所あり、気分に応じて異なったテイストを楽しめます。
キッズルーム ©TRIPPING! 中庭にはベジタブルガーデンも ©TRIPPING!
キッズルームも併設されているので、ファミリーで楽しむにはぴったりです◎。
賑わいを取り戻しつつある観光地
パンタイ・チェナン
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ランカウイ島で最も賑やかで有名なビーチといえば、「パンタイ・チェナン」。長さ1.5kmの砂浜は、きめ細やかなパウダーサンドが特徴です。
©TRIPPING! ©TRIPPING!
現在は全く混雑しておらず、パラセーリングやバナナボートなどのマリンスポーツを楽しむお客さんがちらほら…。日本人と思われる旅行者はほとんど見かけませんでしたが、欧米からの旅行者や地元の人々、国内から遊びに来た人たちがのんびりと過ごしていました。
©TRIPPING! ファイヤーダンスショー ©TRIPPING!
日が暮れると、日中と比べて地元の人も増え、ライトアップと音楽で賑やかな雰囲気に。毎日20時頃からは、力強いファイヤーダンスショーが開催されているので、ぜひお見逃しなく!
パンタイ・チェナン
チェナンモール
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パンタイチェナンのランドマークである「チェナンモール」にも足を運んでみました。ここは2階建ての建物で、マレーシア発祥の「オールドタウンホワイトコーヒー」やスターバックスコーヒーなど一息つくのにおすすめのカフェやファーストフード店が充実しています。
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この日のショッピングのお目当ては、マレーシア生まれのビーチサンダルブランド「fipper」。ビビットからパステルまでカラーバリエーションが豊富で使いやすいと大人気。
象さんのロゴが目印 ©TRIPPING! サイズ展開が豊富 ©TRIPPING!
上質な天然ゴム100%使用にこだわって作られているから、長時間履いても足が痛くならないのがうれしいポイント。種類やサイズ展開も豊富なのでお気に入りの一足を見つけてみてください。
©TRIPPING! ©TRIPPING!
ちなみに、2階の「DUTY FREE SHOP」を覗いてみたところ、タイガービールやウイスキーなどの酒類を発見。さすが免税の島!ビールは、なんとミネラルウォーターよりも安く購入できます。島内のマレー系の方が営むお店やレストランでは、宗教の関係で酒類は売ってないことが多いので、お酒好きの方はご注意ください。
パンタイ・チェナン通り
お次は、レストランやお土産ショップなどの路面店が軒を連ねる繁華街「パンタイ・チェナン通り」へ。コロナ渦前に比べるとまだまだ人出は少ないですが、ほぼ全てのお店がオープンしており、旅行者を出迎える準備はできています。
ランカウイのロゴが施されたトートバッグ ©TRIPPING! 街のお土産店 ©TRIPPING!
バティック布のお店 ©TRIPPING! なまこオイルがズラリ ©TRIPPING!
鮮やかな色彩と南国風のデザインが施された、ろうけつ染めの生地「バティック」や、ランカウイ島の名産品なまこを使ったオイルや石鹸は女性へのお土産に◎。
地元民にも人気のスナック菓子 ©TRIPPING! 南国らしいドリアンチップスも発見 ©TRIPPING!
オムツをした赤ちゃんがパッケージのユニークなスナック菓子「POPO Muruku Ikan」はローカルなコンビニで発見。マレーシアではロングセラーの定番おやつです。添加物は入っておらず、魚醤で味をつけたほどよい塩味でおつまみにも最適。スーパーなどでは小包装も販売しているので、ビール好きな家族や友人へのお土産におすすめの一品です。
Langkawi Craft Complex
様々な地域の民族衣装が飾られている ©TRIPPING!
ランカウイ島の工芸品に出合うなら「Langkawi Craft Complex」へ。ここでは、地元の職人や芸術家による伝統的な工芸品やアートに触れることができます。マレーシアの伝統工芸「バティック」の絵付け体験も行っています。価格は、1人(外国人)RM20(=約600円)です。
バティック ©TRIPPING! 作品は記念に持ち帰り可能 ©TRIPPING!
イーグルスクエア(鷲広場)
イーグルスクエア ©TRIPPING!
ランカウイ島の名前の由来は、マレー語でラン=鳶、カウイ=大理石を意味しているのですが、島の中心街「クア・タウン」の鷲広場には、島のシンボルである鷲のモニュメントがあります。海に向かって翼を広げる巨大な鷲は一見の価値あり!
ライトアップしたイーグルスクエア ©TRIPPING! オープン間近のマハタワーも見渡せる ©TRIPPING!
日没後の20:00〜23:00頃まではライトアップが行われ、昼間とは違った幻想的な雰囲気が味わえますよ。
8割以上が営業再開! レストラン&カフェ
時間帯にもよりますが、お客さんが半分も入っていないレストランが多くありました。しかし、すでに8割以上のレストラン&カフェが営業再開し、ショッピングエリアと同様に、旅行者を出迎える準備はすでにできているように感じました。
今回は、ビーチリゾートのランカウイ島ならではの楽しみでもある、新鮮な魚介を使った海鮮料理店を中心に巡ってみました。
Crab Farm Langkawi
クラブ・ファーム・ランカウイ
©TRIPPING!
新鮮なカニ料理を味わうなら、カニの養殖場併設のシーフードレストラン「クラブ・ファーム・ランカウイ」がおすすめです。
カニの養殖場 ©TRIPPING! オスとメスのカニで値段が変わる ©TRIPPING!
ここでは、生簀から取り出したばかりの新鮮なカニをオープンエアの開放的な空間で食事を楽しむことができます。
Fish Farm Restaurant & Resort
フィッシュファーム レストラン&リゾート
©TRIPPING!
地元の人や観光客でいつも賑わうのは、中華系の老舗シーフードレストラン「フィッシュファーム レストラン&リゾート」。
店内入口にある水槽 ©TRIPPING! オスとメスのカニで値段が変わる ©TRIPPING!
ここは新鮮な魚介類が自慢で、水槽から食材の魚介類を自分で選べるスタイルです。
DK Char Kuey Teow
テタレ ©TRIPPING!
マレーシアの国民的ドリンク「テタレ」を体験したくて「DK Char Kuey Teow」へ。テタレとは、マレーシアの練乳入りの甘〜いミルクティーのこと。高い位置からコップにテタレを注ぐことで、写真のように泡が立ち、味がまろやかになります。
©TRIPPING! ©TRIPPING!
今回は、夜だったこともあり甘さ控えめで注文したのですが、ホッとする甘さでおいしかったです。なお、1杯RM2.70(=約60円)というお財布に優しいお値段もうれしい!
ちなみに、こちらのお店の看板メニューは、麺料理のチャークイティオ。訪れた際は合わせてチェックしてみてください。
後編では、クアラルンプールの様子をご紹介!
■取材協力/マレーシア政府観光局、マレーシア航空、日本航空
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