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高級食材系のガパオ炒めに挑戦

バンコクで究極のガパオ炒めを探す旅 Vol.2

著者撮影

この連載の第6回めでご紹介した「バンコクで究極のガパオ炒めを探す旅」が好評だったということで、今回は第2弾をお届け!ランチに迷ったら「とりあえずガパオ」というタイ人も多いというくらい定番の料理だけに、まだまだ紹介しきれないほどバンコク内にはガパオの名店と言われている店がたくさんあります。

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その中から食堂とは思えない高級食材を使っていることでタイ人の間でも人気の店と、予約が取れない高級系レストランの2軒を今回はピックアップ。第1弾の記事と合わせ、いろいろ巡って自分好みの1軒を探してみてくださいね。

 

1皿200バーツ超えでも大人気!高級食材で作る絶品ガパオ炒め
「ラーンアハーンピルンラック(ラーンガパオ150)」

著者撮影

1軒目は日本人には少々馴染みの薄いサトゥプラディットという通りに佇む小さな食堂をご紹介。一見、老夫婦が営むごく普通の食堂ですが、実は「ガパオ炒めが高すぎる!」ということで話題になった店なのです(笑)。店名の後ろに付いている(ラーンガパオ150)という部分も、“ガパオ炒めが150バーツもする店”ということで付けられた注意書きのようなものだそう。話題になった当初は店内に値段の表記がなかったこともあり批判的な意見もあったようですが、その後「高いのには理由がある」ということを発信する人が増えたことにより、逆に人気店に。今では遠方からわざわざ訪れる人も多い、ガパオ炒めの有名店のひとつとなっています。


パットガパオクンムーサップ 著者撮影

こちらを訪れたらはずせないのが、パットガパオクンムーサップ(エビと豚ひき肉のガパオ炒め)です。ゴロッと投入されたエビは、ちょっと驚くほどの大きさと弾力! プリップリの食感で、ガツンと濃厚系の味付けとの相性も抜群。ガパオ炒めというと1種類の味付けを想像する方も多いかもしれませんが、タイでは食堂、レストランを問わず合わせる食材によって水分を多めにしたり、少しとろみや甘みを付けたり、と味付けも変えるのが一般的。こちらでもイカやカニがとろりと甘みのある味付けであるのに対し、このエビ×豚ひき肉は濃厚ながら甘みの少ないすっきりとした味わい。タイ米との相性もよく、ボリュームたっぷりなのにあっという間に完食できるおいしさです!


トムヤムクン 著者撮影

そして、隠れた名品ともいえるのがこのトムヤムクン。チリインオイルとミルクを入れないナムサイ(澄んだスープ)と呼ばれるタイプのトムヤムクンは、ひとくち食べた瞬間にハッと目が覚めるような鮮やかな香りと味わい。ナムコン(濃厚なスープ)と呼ばれる真っ赤なトムヤムクンの特徴でもある濃厚さがない代わりに、何層にも重なる各種ハーブの香りが口いっぱいに広がります。エビばかりこんなにたくさん食べるのはちょっと……、という方は魚のトムヤムスープをオーダーするのもいいと思います。


パットガパオプー 著者撮影

パットガパオプラムック 著者撮影

違う味付けのガパオ炒めも試してみたい、という方にはカニのガパオ炒めやイカのガパオ炒めもおすすめ。どちらも新鮮なシーフードの味と食感をしっかりと感じさせてくれる絶妙な炒め具合で、魚介好きにはたまらないはず。ほかにもシーフードミックスやムークロープ(豚のカリカリ揚げ)、普通の豚ひき肉だけのガパオなど、具材は好みで色々とオーダーできるので、店員さんに相談してみてくださいね。


炒めもの担当のおじいちゃんとスープ担当のおばあちゃん 著者撮影

ガパオ、トムヤムクンともにひと皿200〜300バーツくらい。過去に値段で批判されたことがあるからか、オーダーすると「それはいくら、それはいくら」と丁寧に教えてくれるおばあちゃんと、穏やかなおじいちゃんが迎えてくれます。
地図で見ると少し遠く感じるかもしれませんが、渋滞していなければアソーク周辺からタクシーで10〜15分ほどで行けるので、ガパオ炒め好きの方はぜひ一度お試しください。

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ラーンアハーンピルンラック(ラーンガパオ150)

住所 Soi16 Sathu Pradit Rd., Bangkok
電話番号 (+66)81-314-3310
営業時間 6:00〜20:00(無休)
地図 GoogleMapで確認する

 

予約困難なイマドキ店で高級ビーフのガパオ炒めにトライ
「フラット マーブル」


カウンターのみの小さなレストラン 著者撮影

「屋台や食堂はちょっと怖いけど、タイ人に人気の高級系ガパオ炒めは食べてみたい!」という方には、高級食材をふんだんに使った料理で話題のこちらもおすすめ。カウンター席のみの小さなレストランということもあり、夕方から1日3回転分が連日ほぼ予約で満席という人気店です。日本のイクラやウニ、ホタテなどをこれでもか! とのせたシーフードメニューがインスタ映えすることもあり話題ですが、高級ビーフのガパオ炒めも実は隠れた人気メニューのひとつなんです。


オージービーフのパットガパオヌア200g 980THB 著者撮影

しっかりと濃厚な味付けと爽やかなガパオの香りがビーフの甘みと旨みを引き立てる、上品な味わいの一品。ビーフはタイビーフ、和牛、オージービーフから選べるので、お好みや予算に合わせて検討を!


ベリーサラダ 690 THB 著者撮影

カッペリーニ 1890 THB 著者撮影

せっかく訪れるのなら、ぜひガパオ炒め以外のメニューにも挑戦を。どれも値段はそれなりに張りますが、話題作りにはひと役買ってくれそうなバブル感のあるバンコクらしい料理をいろいろと楽しめます。英語も通じるので、必ず予約して行くことをお勧めします。

フラット マーブル

住所 Chamnan Akson.Paholyothin Rd., Bangkok
電話番号 (+66)61-695-9666
営業時間 17:00〜Midnight(無休)
地図 GoogleMapで確認する

 
(text & photo : 白石路以)

【連載】タイ料理ライターイチオシ! バンコク絶品食堂案内

 



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