タイ
観光
緑あふれるお庭の雰囲気も素敵

タイのシルク王がかつて住んでいた伝統家屋「ジムトンプソンの家」

著者撮影

バンコクの定番観光スポットである「ジムトンプソンの家」に久しぶりに行ってきました。

「ジムトンプソンの家」は、タイの有名シルクブランド「ジムトンプソン」の創設者が住んでいたタイの伝統様式の家で、現在は博物館として公開されています。

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場所は、BTSナショナルスタジアム駅から徒歩4分ほどです。駅から歩ける距離ではありますが、ソイ(小道)の入り口付近からシャトルサービスもあります。


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ジム・トンプソンは1906年生まれのアメリカ人です。第二次世界大戦前は建築家として働いていましたが、その後従軍して終戦間際にタイに派遣され、退役するまでバンコクに勤務。その後もタイに永住しました。

タイに来てからはタイシルクの普及につとめ、タイシルクの名を世界に広めたことで知られています。


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そんなジムトンプソンですが、1967年、61歳のときにマレーシアのキャメロン高原での休暇中に失踪を遂げ行方不明のままとなりました。そんな謎めいた最期を遂げたことも、人々の興味をひきつけています。

彼が住んでいたバンコクの家は、タイの古い建築様式をベースにしつつ、随所に彼の建築家としてのアイディアが生かされています。また、彼が収集したタイと周辺諸国の貴重な古美術品が展示されています。

まずは窓口でチケットを購入しました。入場料は大人200バーツ(約660円)、22歳以下は100バーツ(約330円)です。日本語ガイドによる館内ツアーが含まれています。

指定された館内ツアーの待ち合わせまで少し時間があったので、お庭を散策しました。庭は写真撮影OKです。

ジムトンプソンの家はえんじ色の木造のタイ伝統家屋で、たくさんの植物たちに囲まれています。


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洪水に備えて、高床式になっているのが特徴です。


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庭には植物が生い茂り、ここがバンコク都心だということを忘れてしまいそうです。


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高床式になっている1階部分にも、ところどころに美術品が並べられていました。お庭の緑も相まって、とてもよい雰囲気です。


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家の裏手の方へと歩を進めます。


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裏庭には大きなネムノキがそびえていました。


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ジムトンプソンの家の裏手には、センセープ運河が流れていて、そちらも見学できます。ジムトンプソンが住んでいた当時は船着き場になっていたのだそう。

そうこうするうちにガイドツアーの時間になりました。

ジムトンプソンの家の内部を見学するには、必ずガイドツアーに参加する必要があります。館内は写真撮影禁止です。

このガイドツアーには日本語ガイドもあります。基本的には日本語がしゃべれるタイ人ガイドさんが案内してくれますが、火曜日の午前中には日本人ガイドさんもいらっしゃるとパンフレットに記載がありました。ただし、現在は新型コロナウイルスの影響で、火曜日の午前中に必ず日本人ガイドさんがいらっしゃるわけではないそうです。

この回のツアー参加者は私達夫婦だけで、かわらしいタイ人女性が日本語で案内してくれることになりました。

館内にはタイや周辺諸国から買い集めた古美術が数多く飾られています。貴重な古い宗教画や仏像、ベンジャロン焼きなどの陶磁器などが美しく配置されていました。

ガイドさんが日本語で案内してくださるので、理解が深まってよかったです。ツアーは約30分で終了しました。

ジムトンプソンの家の敷地内には、タイ料理が食べられるレストラン&カフェや、ジムトンプソン製品が購入できるショップもあります。


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レストラン&カフェでひと休みして行きたいところでしたが、雨が降りそうな雲行きになってきたので急いで退散しました。レストランには、また別の機会に行ってみたいと思います。

※文中の日本円表記は1バーツ≒3.3円で計算(2020年9月現在)

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