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- ミャンマーで欲張り周遊旅行! 少数民族が暮らすインレー湖
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空高くそびえ立つ黄金の仏塔や、平原に林立する無数の仏教遺跡が織りなす神秘的な光景が広がる国、ミャンマー。ミャンマーを旅すると心に刻まれる感動の瞬間に何度も出合うことができる。
2018年から試行されていた、日本・韓国の旅行者を対象とした観光ビザ免除※が、2020年9月30日まで延長されることも決まり、より渡航しやすくなっているミャンマーは、まさに“今行きたい旅先”。
特集「今行きたい!ミャンマー周遊旅行」最終回は、少数民族が暮らす風光明媚な名所「インレー湖」をご紹介する。
※観光目的の30日以内の滞在が対象など、各種条件あり
風光明媚な名所、インレー湖
インレー湖はミャンマー中央部、シャン高原に位置する淡水湖。南北約22Km、東西約12Kmの広さがあり、南北に細長い形をしているのが特徴。湖には少数民族のインター族が暮らし、今なお水上で生活を続けている。その昔から変わらない暮らしの様子や、自然豊かで長閑な風景が旅行者を魅了してやまない。なお、インレー湖観光の拠点となる街は湖の北側の町、ニャウンシュエ。空の玄関口は湖から北西に位置するヘーホー。インレー湖を訪れるには、ニャウンシュエの町に入る手前で入域料13,500チャット を支払う。1回の支払いで1週間有効。
■地図
■アクセス
・ヤンゴンから:飛行機で約55分〜1時間15分/ バスで約10時間
・マンダレーから:飛行機で約35分/バスで約8時間
・バガンから:飛行機で約30~40分/バスで約8時間
※飛行機の所用時間は全て直行便の時間。乗り換えの必要な便もあるので予約の際には注意したい。
■ベストシーズン
ほかの地域に比べると1年を通して穏やかな気候だが、乾季の11月〜2月(平均気温20度〜25度)は雨が少なく特に旅がしやすい。但し朝晩は涼しいので上着は必須。
インレー湖でやりたい4つのこと
【その1】インレー湖をボートクルーズ
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インレー湖では、細長い木製の小舟が移動手段。エンジン付きの小舟で湖を遊覧するのは旅のハイライト。美しい山々に囲まれた湖を走っていると、インター族の暮らしを垣間見ることができる。インター族といえば、小舟の先端に立ち片足でオールを操りながら大きな竹籠の仕掛けで魚をとる漁師の姿が有名。
観光客向けのデモンストレーション ©TRIPPING!
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湖上には水上村が点在し、水草を浮かべて土を盛った浮島で農作物を育てているのもユニーク。人々が暮らす水上家屋の他にも、水上ホテルや水上レストランがあり、観光客が集まる。
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ボートクルーズは、湖の北端・ニァゥンシュエの町からツアーに参加するかボートをチャーターをするのが一般的。旅行会社や宿泊先を通して予約しよう。ボートクルーズで訪れたいスポットはこちら。
ファウンドーウー・パゴダ
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湖の中央からやや南に位置する「ファウンドーウー・パゴダ」は、インレー湖最大の水上寺院。本堂の中心には、5体の仏像が祀られているが、参拝者が仏像に金箔を貼り続けた結果、現在では丸い金の塊と化している。
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昔、5体の仏像を運んだ際、1体を湖に落としてしまい、いくら探しても見つからなかったが、突如その仏像が元々あった場所近くの湖岸に姿を現したことから、5体の仏像は不思議な力を持っていると信じられているのだ。
ロータスシルクの織物工房の見学
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水上村の一角にあるロータスシルクの織物工房では、工房の見学や併設されたショップでの買い物も楽しむことができる。織物に使われているのは、ロータスの茎の繊維。茎の中から丁寧に繊維を取り出し、何本も重ねて強度を出していく。
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ロータスシルクの織物は、しっとりしていて清涼感があるのが特徴。ストールなどはお土産にもぴったりだ。
インレー湖でやりたい4つのこと
【その2】レイクサイドのホテルにステイする
インレー湖を訪れるなら、美しい湖を一望できるレイクサイドのホテルにステイしてみてはいかがだろうか。
ソフィテル インレー レイク ミャット ミン
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湖の東岸中央に位置する「ソフィテル インレー レイク ミャット ミン」は、2018年にオープンしたラグジュアリーなブティックリゾート。「ソフィテル」らしいヨーロピアンスタイルをベースに、ミャンマーの伝統的なモチーフがちりばめた洗練された空間が印象的。客室は全部で101部屋。レイクフロントの客室は水上コテージさながらの眺めを楽しむことができる。湖畔のインフィニティプールもホテルの自慢のひとつ。
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■ソフィテル インレー レイク ミャット ミン
https://www.accorhotels.com/ja/hotel-A095-sofitel-inle-lake-myat-min/index.shtml
インレー プリンセス リゾート
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ニァゥンシュエの町からアクセスしやすい「インレー プリンセス リゾート」は客室数36部屋のヴィラリゾート。オープンは1998年で、インレー湖周辺の中では老舗リゾートとして知られている。この地で受け継がれてきた伝統様式の建物やインテリア、郷土料理、ローカル体験でゲストをもてなし、インレー湖で育まれてきた文化を肌で感じることができる。自然豊かで静かな環境も魅力。
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■インレー プリンセス リゾート
http://inle-princess.com/
インレー湖でやりたい4つのこと
【その3】シャン州の郷土料理を味わう
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インレー湖のあるシャン州の郷土料理であるシャン料理。ミャンマーの料理の中でもスパイスや油を控えたシャン料理は日本人の口にも合う。代表的なのは、手打ち麺の上に、鶏肉や豚肉のミンチと唐辛子などを炒めた具材を乗せた麺料理、シャンカウソエ(シャンヌードル)。鶏出汁のクリアなスープとピリ辛の具材、喉越しのいい米麺の相性がよく、さっぱりといただける一品。お店によっては汁なしを選ぶこともできる。
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インレー湖でシャン料理を味わうなら、インター族の伝統家屋をリノベーションしたリゾート「インレー・ヘリテージ」のレストランがおすすめ。シャンカウソエの他にも、野菜をたっぷり使った料理の数々がセットで味わえる。なお、「インレー・ヘリテージ」では保護しているビルマ猫と触れ合えるフロアも。センスのいいメイド・イン・ミャンマーのフェアトレード品が並ぶショップにもぜひ立ち寄りたい。
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■インレー・ヘリテージ
http://inleheritage.org/
インレー湖でやりたい4つのこと
【その4】五日市にいく
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湖周辺で暮らす少数民族が一堂に会する「五日市」は、足を運びたい場所のひとつ。会場となるのは、インレー湖周辺の村々。「五日市」の名前の通り、それぞれの会場で5日ごとに持ちまわりで市場が開かれている。
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様々な民族衣装に身を纏った少数民族が、物の売り買いに集まる様子は、他ではなかなか見られない光景。市場は毎日場所を変えて行われているので、旅行会社や宿泊先に問い合わせてみて。なお、満月と新月の日は休みになるので要注意。
旅行先として海外旅行者をオープンに受け入れはじめてから間もないミャンマーは、今まで知らなかった多彩な魅力に出合える、注目の旅先。それぞれの観光地で違った顔を見せてくれるミャンマーで、周遊の旅を楽しんでみて!
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