ミャンマー
観光
今行きたい!ミャンマー周遊旅行 vol.3

ミャンマーで欲張り周遊旅行!最後の王都、マンダレー

アトゥマシー僧院 ©︎TRIPPING!

空高くそびえ立つ黄金の仏塔や、平原に林立する無数の仏教遺跡が織りなす神秘的な光景が広がる国、ミャンマー。ミャンマーを旅すると心に刻まれる感動の瞬間に何度も出合うことができる。

2018年から試行されていた、日本・韓国の旅行者を対象とした観光ビザ免除が、2020年9月30日まで延長されることも決まり、より渡航しやすくなっているミャンマーは、まさに“今行きたい旅先”。

特集「今行きたい!ミャンマー周遊旅行」第三弾は、ヤンゴンに次ぐミャンマー第二の都市マンダレーをご紹介。ビルマ最後の王朝がおかれていた古都は、旧王宮や美しい仏教寺院の見学が旅のハイライト!

※観光目的の30日以内の滞在が対象など、各種条件あり

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ビルマ最後の王都、マンダレー

1857年にミンドン王によって王都が移されたマンダレーは、イギリス軍に占領されるまで、ビルマ最後の王朝がおかれた古都。旧王宮を中心に、街が碁盤の目のように整備されている美しい都市であることから“スマートシティ”とも言われている。入域料は10,000チャット で、アマラプラやインワなどでも有効。有効期間は5日間。

■地図
マンダレーが位置するのはミャンマーの中心。空の玄関口はマンダレー国際空港で、国際線ならびに、ミャンマーの主要都市から国内線が運行している。

■アクセス
国内線
・ヤンゴンから:飛行機で約1時間5分〜1時間半/バスで約9時間
・バガンから:飛行機で約30分/バスで約5時間
・インレー湖(ヘーホー)から:飛行機で約30分/バスで約7時間
※飛行機の所用時間は全て直行便の時間。乗り換えの必要な便もあるので予約の際には注意したい。

国際線(日本からの経由便)
・バンコクから約2時間、シンガポールから約4時間 他

■ベストシーズン
乾季の11月〜2月(最高気温30度前後 最低気温17度前後)

 

マンダレーでやりたい4つのこと
【その1】ウーベイン橋に立ち寄る

©︎TRIPPING!

マンダレー国際空港からマンダレー中心街に向かう途中にあるアマラプラは、観光に立ち寄りたい古都。アマラプラを代表する名所は、約170年近く前に湖にかけられたチーク材の橋「ウーベイン橋」。1.2kmの長さを誇る橋は、もともとは湖畔に暮らす村人が対岸のパゴダを訪れやすいように建設されたが、修復を重ねながら今も現役で利用され続けている。


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橋の途中には4箇所の休憩所があり果物やスナックなどの軽食が売られている。ウーベイン橋が最も美しい姿を見せるのは、夕暮れどき。湖面に橋のシルエットが浮かびあがる光景が幻想的。

写真提供:日本アセアンセンター

 

マンダレーでやりたい4つのこと
【その2】荘厳なパゴダ&僧院巡り

マンダレーを王都として建設したミンドン王は、王宮の他にも仏塔や寺院を次々に建立し、今でもいくつもの仏塔や寺院を見学することができる。

クトードー・パゴダ

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「クトードー・パゴダ」は、黄金の仏塔とその周辺に白亜の小仏塔が並ぶ美しいパゴダ。白亜の小仏塔には、それぞれに仏教の経典を刻んだ石版が収めれられていて、その数はなんと729基。青い空に真っ白な小仏塔群が見事に映え、フォトジェニックなスポット。


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「クトードー・パゴダ」に隣接する「サンダムニ・パゴダ」にも白亜の仏塔群がある©︎TRIPPING!

シュエナンドー僧院

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もともとは王宮の敷地内にありミンドン王や第一夫人が過ごし、その後王位を継承したティーボー王も瞑想の場所として利用していた貴重な建物。現在は僧院として利用されている。総チーク材で作られた木造建築にはあらゆるところに見事なレリーフが施され、緻密な装飾は当時の高い彫刻技術をうかがわせる。本堂にはかつてミンドン王が拝んでいた仏像が祀られていてる。


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マハムニ・パゴダ

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中心からやや南に位置する「マハムニ・パゴダ」は、マンダレー最大の仏塔。本堂には、高さ約4mの「マハムニ仏」が祀られていて、病気を患っている部分に金箔を貼ると症状が改善されると言われているため、多くのミャンマー人が参拝に訪れる場所。仏像に金箔を貼ることができるのは男性のみで、女性はモニター越しに仏像の姿を拝覧し祈りを捧げる。外国人が入場できるのは北口の入口で、拝観料は5,000チャット 。


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マンダレーでやりたい4つのこと
【その3】旧王宮を見学する

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約3km四方の城壁に囲まれた王宮は、王都がマンダレーに移された際にミンドン王によって建てられ、イギリス軍に占領されるまで約30年弱王族が暮らした、ミャンマー最後の王宮。その後、イギリス軍の施設として利用され、一時期は日本軍の施設としても利用されていたが、第二次世界大戦中の日英の戦いにより城壁以外の全ての建物を焼失した。戦後は、ミャンマー陸軍の施設として利用されているが、1990年代に旧王宮の一部の建築物が復元され、該当エリアにかぎって旅行者が見学できるようになった。


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チーク材で造られた赤茶色の建築群からは当時の栄華をうかがうことができる。ミャンマー最後の王朝の歴史を物語る調度品や写真が展示された建物もあるので、ぜひ立ち寄りたい。旧王宮の入場料は10,000チャット 。

 

マンダレーでやりたい4つのこと
【その4】マンダレーヒルを参拝する

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旧王宮の北東に位置するマンダレーヒルは標高236mの丘で、丘全体が仏教の聖地として崇められている。参道や山頂部にはいくつもの仏塔が建てられていて、山頂部の「スタウンピー・パゴダ」は、マンダレー最古のもの。パステルカラーのモザイクの装飾が華やかだ。


スタウンピー・パゴダ ©︎TRIPPING!

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「スタウンピー・パゴダ」の周囲は展望テラスになっていてマンダレーの街を一望することができる。頂上まで行くには、純白の獅子がならぶ南参道から階段を利用するか、もしくは途中まで車で向かいエレベーターやエスカレーターを利用する。入場料は、エスカレーターならびにエレベーターの利用込みで1,000チャット 。

 
特集「今行きたい!ミャンマー周遊旅行」vol.4では、少数民族が暮らす風光明媚な名所「インレー湖」へ。

 

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