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2016.12.13 21:06
矢羽野 晶子:編集者&ライター
この著者の記事 カンボジア料理 クメール料理 シェムリアップレストラン
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シェムリアップ市内レストランのクメール料理  著者撮影

カンボジア料理、通称「クメール料理」ってどんな料理か知ってますか?タイ料理は辛~いトムヤムクン。ベトナムは香草たっぷりのフォーや生春巻きでしょ。じゃあカンボジアは?と聞かれると…はてなマークがいっぱいになる方が多いのではないでしょうか。

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今回は、まだまだ認知度の低いクメール料理を大フィーチャー。そして代表的な料理「アモック」のおいしいお店をご紹介!この機会にぜひクメール料理のことを知ってもらえたら嬉しいです♪

 

まずはクメール料理、きほんのき
クメール料理ってどんな料理?

指差しでオーダーする屋台料理   photo: 北山 義浩

国土の多くが平地に覆われ、全国的に稲作が盛んなカンボジア。東南アジア最大の湖トンレサップやメコン川も有することから、米や淡水魚の消費量が多いことが特徴です。魚そのものもよく食べますが、淡水魚を発酵させてペースト状にした「プラホック」という臭みの強い調味料は、クメール料理の真髄。スープに入れたり、そのまま焼いて生野菜と食べたりと、多種多様に使われています。

市場の乾物売り場。干物やプラホックが並ぶ   photo: 北山 義浩

もうひとつの根幹は「クルーン」と呼ばれるミックススパイス。スパイスといってもスパイシーとは限らず、レモングラスやウコン、ガランガル、赤たまねぎ、にんにくなどの数種類のハーブや根茎をすりつぶしたもの。料理によって種類や配分を変え、カレーやスープなどのベースとなります。

フランスパン風バゲッド「ヌンパン」のサンドイッチ   photo: 北山 義浩

クメール料理の味付けは、辛くなくマイルド。タイとベトナムとは隣り合うことから、トムヤムスープ、生春巻き、バインセオ(カンボジアでは「バンチャエウ」と呼びます)など似通った料理もありますが、辛さや香草のきつさはありません。同じ料理でも砂糖を多く使うことから、かなり甘めだったりします。かつてフランスの植民地であったので、フランスの影響を受けた料理も。

カンボジア版ステーキ「ロックラック」は植民地時代が発祥   photo: 北山 義浩

 

カンボジアのうまみがぎゅっと詰まった
クメール料理の代表選手「アモック」

市内カフェのアモック。カフェでも気軽に食べられるほど浸透している   著者撮影

クメール料理の代表格といえば、やはり「アモック」でしょう。雷魚など大ぶりの淡水魚の切り身をココナッツミルクとクルーンで蒸した、カンボジアらしい一品です。あっさりした魚に濃厚なココナッツミルクと風味豊かなクルーンが混ざり合った、リッチな味わいがやみつきに。

一般家庭で普段の食卓にのぼることはあまりなく、おもてなし料理としての立ち位置ですが、シェムリアップ市内のレストランではどこでも食べられるほどポピュラーなので、ぜひ一度は試してみて欲しいと思います。

※お店によっては魚ではなく鶏や豆腐に変えることも。アモックは「蒸し料理」ですが、蒸すのは時間がとてもかかるため、フライパンや鍋で煮込む店も増えてきています。
 
 

どこのレストランがおいしい?
絶品アモック食べくらべ!

それでは、アモック自慢のレストラン4店をご紹介します。味や盛りつけも店それぞれに個性的。好きなアモックを探して食べくらべるのもいいですね!

 

「はじめのアモック」はここで決まり!

船型の皿に3つのったアモック。左手後ろはプラホックを使った肉味噌に野菜をつけて食べる「プラホック・クティヒ」   photo: 北山 義浩

市内でも指折りのクメール料理レストラン。伝統にのっとりながらも洗練されたクメール料理が自慢。どの料理もはずれなく、友人が遊びにきたときには必ず連れて行くお店です。ここのアモックは小ぶりのものが3つ出てくるので、複数で行った時にシェアしやすいのがいいですね。上品で癖のない味なので、クメール料理初心者にもおすすめです。

—————–
マリス(Malis Restaurant)
・住所:Pokambor Ave., Siem Reap
・電話:015-824-888
・時間:6:30-22:00
・HP:www.malis-restaurant.com

 

濃い目の味付けでごはんのお供に♪

空芯菜のついたアモック。クメール伝統陶器のお皿で雰囲気もバッチリ   photo: 北山 義浩

川沿いの人気カフェレストラン。手頃な値段で種類豊富なクメール料理が楽しめます。「ソムロー・コーコー」というクルーンを使ったスープが好きで、いつもそれを頼んでしまうのですが、たまたまアモックをオーダーしたら、そのおいしさにびっくり!濃厚なココナッツミルクと濃い目の味付けが絶妙で、ごはんが進み進む♪ にら饅頭やクメールスイーツなど、屋台料理も各種そろえているので、お腹が心配な方はこちらでどうぞ。

—————–
ロハット(Rohatt Cafe)
・住所:Kings Road Angkor, Siem Reap
・電話:093-888-500
・時間:7:00-23:00
・HP:rohattcafe.com

 

あれこれ食べたい時のアモックセット

アモック(左手前)とマンゴーサラダ、空芯菜炒め、日替わりスープ、デザートがついたアモックセット   著者撮影

クルーンのスパイスがしっかり効いていて、ピリリとしっかり味のアモックです。小さめのアモックに他の料理も一緒に楽しめる「アモックセット」がおすすめ。アモックもいいけど、あれもこれも食べたいー!という時に最適。セットには“選べるデザート”がついてきますが、プルンと濃厚なやし砂糖のパンナコッタが個人的なイチオシです。和食のアラカルトも豊富なので、クメール料理が苦手なお友達が一緒でも安心!

—————–
カフェ・モイモイ(Café Moi Moi)
・住所:Angkor Wat Road, Siem Reap
・電話:092-255-563
・時間:8:00-21:00
・HP: www.cafemoimoi.com

 

王室御用達の最高級アモック

盛り付けも美しい宮廷アモック   photo: 北山 義浩

最高級ホテル「ラッフルズ・グランドホテル」にある由緒正しいクメール宮廷料理レストラン。実際に今も王族がシェムリアップに来訪した際には、こちらからお料理を提供しているそうです。そんな王様も食している宮廷アモックがこちら。ココナッツの容器に入ってとっても素敵。しっかり蒸されているせいか、意外にもお惣菜風のたまごとじっぽい食感です。単品もありますが、お財布に余裕があれば贅沢な宮廷料理コースもチャレンジしてみて。

—————–
ル・グランド(Restaurant Le Grand)
・住所:1 Vithei Charles de Gaulle, Siem Reap
・電話:063-963-888
・時間:18:30-22:30
・HP: www.raffles.com/siemreap

 
ここに紹介したのはほんのわずか。無数にあるシェムリアップのレストランには、まだまだ隠れた名アモックがあるかもしれません。自分好みの「マイ・アモック」を探しに来てみてくださいね!

 
(text: 矢羽野 晶子)

 
シェムリアップてくてく散歩
〜楽しくて、ちょっとディープな街歩き
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