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- バンコクで究極のガパオ炒めを探す旅 Vol.3
以前はアハンタムサーンと呼ばれる注文食堂のメニューのひとつ、という印象の強かったガパオ炒めですが、ここ数年バンコクではガパオ炒めの専門店が次々と誕生し、タイ人の間でも改めて注目が集まっています。
今回はその中でも、観光客も行きやすいエリアにある話題の食堂をピックアップ! 今すぐ食べたい、絶品ガパオ炒めを厳選してご紹介します。
超話題! バンコクの有名人がプロデュースする激辛ガパオ専門店
「Phed Mark」
著者撮影
タイ人、外国人を問わず、今バンコク在住のガパオ炒め好きが殺到しているのがこちら。BTSエカマイ駅から徒歩1分ほど、炎を思わせるポップなロゴが印象的な「Phed Mark」です。
店の外にも同じロゴの大きな看板があるので、すぐに見つかるはず 著者撮影
カウンター席だけの小さな店内でメニューはガパオ炒めのみ、と一見なんてことのない食堂のようですが、実は関わっているメンバーがとっても豪華! 運営陣にはバンコクを拠点に活動する超人気グルメユーチューバーのMark Wiens氏、さまざまなグルメイベントやレストランなどのプロデュースを手がける有名フーディーのITAN氏、アイアンシェフ タイランドのウィナーでレストラン業のほかマスメディアでも活躍しているGIGGシェフなどが名を連ねるとあり、期待度はかなり高め! バンコクではオープン前から注目を集めていました。
パットガパオヌア+カイダオ 155THB 著者撮影
メニューはパットガパオヌア(牛のガパオ炒め)とパットガパオムー(豚のガパオ炒め)の2種類のみ。どちらにするか迷ったら、まずは店のおすすめの牛から試してみるのがいいかも。日本で一般的に提供されているガパオ炒めは調味料を多めに入れて、ごはんにソースが染みるくらいに水分を多めに仕上げているものが主流ですが、こちらはニンニクと唐辛子、そしてガパオの香りを最大限に生かした、すっきりと辛くシンプルな本場スタイル。水分がほとんどないパラリとした仕上がりで、玉ねぎなどの野菜を入れた甘みのあるジューシーなものに慣れていると少し物足りなく感じるかも。ですが、シンプルな味付けで嚙みしめるごとに肉の旨みが引き立つ本場のガパオ炒めのおいしさを知ってしまったら、もう日本スタイルには戻れなくなるはず! シンプルだからこそ、タイの唐辛子が持つ爽やかな香りと味わいやガパオのツンと抜けるような香りも、存分に堪能できます。
パットガパオムー+カイダオ 105THB 著者撮影
こちらはテイクアウトのボックスに入った豚肉のガパオ炒め。牛肉よりも少しだけジューシーな仕上がりなので、肉の柔らかさを求める方はこちらから試してみるのもあり。Phed=辛い、Mark=すごく、という店名の通り、こちらのガパオ炒めは本場タイでも稀に見るくらいの本格的な辛さも特徴のひとつ。辛さ控えめでも普通の日本人には辛すぎるくらいだと思うので、注文の際はあまり無茶はしないように気をつけてくださいね。
カラフルでポップな外観 著者撮影
日本人的には好みの分かれる味かもしれませんが、タイ人からの評判は上々のよう。なにはともあれ、ガパオ炒め好きなら一度はぜひ試してみてほしい、注目の一軒です!
Phed Mark
住所 | 928 Sukhumvit Rd., Bangkok |
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電話番号 | (+66)83 893 8989 |
営業時間 | 11:00〜17:00(日曜定休) |
地図 | GoogleMapで確認する |
ちょっと変わったガパオ炒めがおいしいアソークの新店
「Kapao Tapae」
ガパオマーラームー 75 THB 著者撮影
ちょっと変わったガパオ炒めに挑戦したい、という方におすすめなのが、スクンビットソイ23の片隅に佇むこちらのガパオ炒め専門食堂。注意していないと通り過ぎてしまいそうな小さなお店ですが、インスタから人気に火が付きデリバリーのバイクが列をなして停まっていることもしばしば。こちらでぜひ試してほしいのが、上の写真の麻辣ガパオ炒めです。その名の通り、花椒の効いたピリリと刺激的な味わいが特徴。邪道といえば邪道かもしれませんが、ガパオの香りと花椒の刺激が重なって、四川料理ともタイ料理ともひと味違うおいしさに! 四川風の麻婆豆腐が好きな方なら、試す価値はあると思います。
ガパオムック+カイダオ 150THB 著者撮影
ガパオムーサップ+カイダオ 70THB 著者撮影
もちろん、定番のガパオ炒めも。写真のイカや豚ひき肉のほかにも、エビや揚げ魚、牛ひき肉、鶏肉などからお好みの具材を選べます。写真を見ても分かる通り、タイのガパオ炒めは選ぶ具によって加える調味料やカリッと仕上げるか、しっとりと仕上げるかの炒め具合もまったく異なるのが一般的。いろいろ試して、自分好みのガパオ炒めを探してみるのも楽しいですよ。
テーブル2つとカウンターだけの小さな食堂 著者撮影
Kapao Tapae
住所 | 41/1 Sukhumvit Rd., Bangkok |
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電話番号 | (+66)91-756-3724 |
営業時間 | 11:00〜21:00(日曜定休) |
地図 | GoogleMapで確認する |
昔ながらの食堂で食べるシンプルな絶品ガパオ炒め
「Ung Jia Huad」
ガパオムーサップ+カイダオ 60THB 著者撮影
タイの人たちが毎日のように食べているシンプルかつ王道のガパオ炒めを気軽に味わうなら、こちらへ。バンコクのどこにでもあるごくごく普通の食堂ですが炒めもの、なかでもガパオ炒めのおいしさに定評があり、食事時以外も賑わっている人気店です。
カラッと炒めた本格派 著者撮影
定番の豚ひき肉のガパオ炒めは、カリッカリになる一瞬手前で止める絶妙な火入れがおいしさのポイント。汁気が一切なくなるまで炒め上げる上記の2軒に比べると、豚肉の弾力をより感じられるのが特徴です。とはいえ汁気はほぼなく、パラリとした食感。すっきりとした辛さとガパオの香りがよく引き立っていて、個人的にはとても好みの仕上がりです。
裏手にあるキッチンで腕をふるうご主人 著者撮影
以前はタイ人客中心の地味なローカル食堂でしたが、前述したユーチューバーのMark Wiens氏がおすすめしたこともあり、今年の初めから急激に西洋人客が増加。その後、日本人や中国人客も増えたこともありかなり混み合うので、食事時を外して行くのが正解かもしれません。辛さはもちろん調整できますが、苦手でなければ店の標準値(タイ人客と同じ辛さ)で食べるのが、1番おいしいと思います。
Ung Jia Huad
項目1 | Soi23 Sukhumvit Rd., Bangkok |
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項目2 | (+66)2-258-4236 |
項目3 | 平日 11:00〜15:00、土曜日 9:00〜14:30(日曜定休) |
項目3 | GoogleMapで確認する |
(text & photo : 白石路以)
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