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- 絶品おかずが食べられるバンコクの行列お粥店
著者撮影
タイでお粥、というとピンとこない方も多いかもしれませんが、中華系の人も多く暮らすタイでは、朝食から夜食まで、意外とお粥の登場回数は多いんです。朝食時によく食べられているのが具材入りで味付けもしてある「ジョーク」と呼ばれるお粥であるのに対し、夕方から深夜によく食べられているのは「カオトム」というシンプルな真っ白なお粥。これに思い思いのおかずを合わせていただく「ラーンカオトム」(お粥の店)は中華系タイ人の定番食事スポットのひとつで、バンコクにも数えきれないほどの店舗があります。
そこで今回は、オープンと同時に席が埋まってしまうほど人気の「ラーンカオトム」2軒をご紹介。夜遅くまで開いているので、覚えておくと深夜にお腹が空いた時にも便利です!
夕方から深夜までいつも満席!魚介も野菜も新鮮な中華街の人気店
カオトム ジェースワイ(カオトム 100ピー)
店頭に並ぶ食材はどれも新鮮そのもの! 著者撮影
バンコク在住の華僑が多く集まるヤワラーと呼ばれる中華街周辺で、知らない人はいない、と言われるほど有名なのがここ。夕方のオープン直後にはテーブルはほぼ埋まり、そこから深夜まで途切れることなくたくさんの人で賑わっています。場所柄観光客も多いものの、客層の中心は地元の常連客。それもそのはず、オープンから約100年、3世代に渡って受け継がれているその味には定評があり評判の店が多いヤワラー周辺でもファンの多い店のひとつなのです。
クンパッポンカリー 著者撮影
ここでぜひ食べてほしいのが、写真のクンパッポンカリー。スパイシーなカレー風味とふわっと仕上がった卵のまろやかさが相まって、絶妙な味わい。油も程よくしつこくないので、いくらでも食べられそう! もちろん、クン(エビ)ではなく、プー(カニ)パッポンカリーもオーダーできます。
パットドックマイジン 著者撮影
もうひとつ、ぜひ味わっていただきたいのがドックマイジンという花のつぼみの炒めもの。淡白ながらシャクシャクとこぎみいい食感のドックマイジンは、野菜好きにはぜひ試してほしい食材のひとつです。味付けはニンニクとオイスターソースなので日本人にも食べやすく、辛いものが苦手な人も安心。お粥との相性も抜群ですよ!
ムートートガティアム 著者撮影
豚肉をニンニクと一緒にカリッと揚げたムートートガティアムは、この店の人気料理のひとつ。外側は香ばしく中はやわらかな仕上がりが好評で、タイ人常連客の多くがオーダーするメニュー。お粥とはもちろん、ビールとも合うのでおつまみにもぴったりです。
ホイラーイパットホーラパー 著者撮影
ガツンと濃厚なひと皿が欲しいなら、アサリのバジル炒めもおすすめ。チリインオイルの奥深い香りとバジルの爽やかさがクセになります。
ほかにもお粥に進む料理が揃っているので、この時ばかりはダイエットを忘れてタイのおいしいおかずを思う存分堪能してみてください。お粥は小さめで女性でもおかわりする人がたくさんいるので、気にせずどんどん食べちゃいましょう!
車道にせり出すようにテーブルが置かれた中華街らしい屋台は、常に満席 著者撮影
この店にはメニューはないので、オーダーする際は店頭に並べられた食材から食べたいものを選んで、調理法を伝えるスタイル。食材によって、料金はだいたい100〜300THB前後。タイ語がわからないと少し不安かもしれませんが、店員さんたちは親切で外国人客にも慣れているので心配は要りません。食べたい食材を指差しで伝えたり、食べたいメニューの写真を見せたりして、積極的にオーダーしてみてくださいね。
カオトム ジェースワイ(カオトム 100ピー)
住所 | 557-561 Phlap Phla Chai Rd., Bangkok |
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電話 | (+66)22239592 |
時間 | 16:30〜03:00 ※休みなし |
地図 | Google Map |
30分待ちは当たり前!路地裏にある大行列名店食堂
ラーンジェーオウ カオトムペット
著者撮影
ほかではあまり食べられない絶品料理がある!ということで評判なのがここ。観光客にはあまりなじみのないエリアながら、サイアム周辺からタクシーで5〜10分ほどの場所にあり、実は意外と便利。周辺にはほかにも有名な食堂がいくつかあるので、ローカル食堂の食べ歩きをしたい人には最適な場所のひとつです。外国人にはそこまで知られていませんが、地元の人にはかなり有名なこちら、開店の30分後には広い店内が満席になるほか、人気メニューが売り切れてしまうこともしばしばなので、できれば早めの時間に行くのがおすすめです。
コームートート。サイズ等によって値段が変わりますが、300〜400THBくらい 著者撮影
タイ料理でコームー(豚トロ)といえば、炭火焼きのコームーヤーンが有名ですが、これは焼くのではなく揚げたもの。ひと口噛むと、外側はサクッとクリスピーで中からジュワーっと豚の旨みと甘さが溢れ出てなんとも美味! お値段は少々張りますが、ほかでは食べられないおいしさにハマる人多数。これ目当てで開店直後に訪れる常連客も多く売り切れ必至なので、必ず食べたいなら早めの時間に行くのがおすすめです。
ガーンシアンプーヌン。こちらも時価で、600THB前後 著者撮影
もうひとつ、多くのテーブルでオーダーしているのがカニのだきみを皿ごと蒸したもの。蒸したてはふわっふわの熱々で、ピリッと辛いシーフードダレを付けて食べるとカニの甘さが引き立ち何個でもいけそう!
カネーンムークローブ。野菜などのおかずは100THB前後 著者撮影
キャベツを小さくしたようなコリッとした食感の葉野菜、カネーンと豚のカリカリ揚げを炒めたもの。ほかにもお粥とよく合うちょっと濃い味つけのおかずがたくさん揃っているので、大人数でいろいろ食べてみるのも楽しいと思います。
エアコン付きの室内のほか、外にもテーブル席が 著者撮影
いつ行ってもほぼ100%タイ人客で周囲も古き良きバンコクの雰囲気を感じられるエリアなので、タイらしさを感じたい人にもぴったりです。また上記メニューのほか、タイ人のインスタグラマーの間では深夜限定で出される具沢山の特大ママートムヤム(インスタントトムヤム麺)も大人気。インスタ映えを狙うなら、夜遊び後の遅い時間に訪れるのもありですよ!
ラーンジェーオウ カオトムペット
住所 | 113 Charat Mueang Rd., Bangkok |
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電話 | (+66)816828816 |
時間 | 17:30〜01:00 ※休みなし |
地図 | Google Map |
(text & photo : 白石路以)
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