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- 名作ぞろい!タイが舞台の映画 邦画ロケ地巡り vol.2
旅好きさんのなかには、早く海外に出かけたくてうずうずしている方が多いはず。そんなあなたへ、邦画で使われた東南アジアのロケ地をピックアップ! 第2弾では、タイで撮影された映画5作とともに、現地スポットをご紹介。海外旅行気分を味わうのはもちろん、いつかの旅の参考にしてみて。
1.『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』(2005年公開)
『銀魂』や『今日から俺は!!劇場版』での活躍が目立つ柳楽優弥が、若かりし頃に主演を務めたのが『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』だ。動物プロダクションを営む家で育った少年・哲夢が、子ゾウ「ランディ」との出会いを機に、ゾウ使いを目指しタイへと留学する。
母親役の常盤貴子や、懇意になる少女役の蒼井 優をはじめ、俳優陣が豪華なのも見どころだ。
写真提供:タイ国政府観光庁
ロケ地に使われたのは、タイ北部・ランパーン県にある「タイ象保護センター」。農作業等でケガし、働けなくなってしまった象が保護されている。敷地内には、哲夢が入学するゾウ使いを目指す人のための学校や、世界唯一である象のための専門病院も。ほかにも、象の水浴びやショーを見学することができる。象と長い歴史を築いてきたタイならではの施設だ。
◼『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』ロケ地
・タイ象保護センター(ランパーン)
◼Amazon Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00L1XTXCQ/ref=atv_dp_share_cu_r
dtv/FODプレミアム/TSUTAYA TV ほかにて配信中
2.『七夜待(ななよまち)』(2008年公開)
長谷川京子演じる30歳の女性が、タイで7夜を過ごすなかで、タイ古式マッサージに癒されつつ、新しい自分に出会う物語。主演の長谷川は、毎朝メイク時に「その日一日撮影する行動だけが記された、メモ1枚」を渡され、セリフをはじめとするそのほかの一切はすべてその場その場で演じているという。フィクションながら、よりリアルな芝居を収めたフィルムといえるだろう。
写真提供:タイ国政府観光庁
ロケ地となった「サムットソンクラーム」は、バンコクから南西に位置する、国内最小の県。ライチやココナッツなど南国果実がよく実るほか、メークローン川の河口という立地から水運も発達している。
そのため「アンパワー水上マーケット」や、ボートに乗ってのホタル鑑賞、火を灯したロウソクを川に流す幻想的なお祭り「ロイクラトン祭り(サムットソンクラーム・ロイクラトン・サーイ)」といった、水辺でのイベントが充実しているのがポイントだ。
©TRIPPING!
そのほかにも、狭い鉄道沿いにひしめく「メークローン市場(タラード・ロムフッブ)」は、タイらしい日常風景が見られるスポット。都会の喧騒を忘れ、自分探しの旅をするにはピッタリなエリアとなっている。
◼『七夜待』ロケ地
・サムットソンクラーム
◼『七夜待』公式サイト
http://www.phantom-film.jp/library/site/nanayomachi/index.html
◼TSUTAYA TV ほかにて配信中
3.『プール』(2009年公開)
タイ北部にある国内第2の都市・チェンマイを舞台としたのが、『プール』だ。自分と祖母を置いて、チェンマイ郊外のゲストハウスで単身働き始めた母(小林聡美)を、4年ぶりに訪ねる娘(伽奈)。母を手伝う市尾(加瀬 亮)など、そこに集った男女5人の6日間の日々を描く。主演の小林を筆頭に、人気作『かもめ食堂』、『めがね』のスタッフが集結しているのも、映画好きにはたまらないところ。ゲストハウスのロケ地は、チェンマイ郊外の「ホシハナヴィレッジ」。20,000㎡の広大な敷地に様々なスタイルのコテージが点在し、映画で登場する美しいプールも魅力のひとつだ。
©TRIPPING!
劇中にたびたび登場する食事シーンを見ると、タイ料理欲が掻き立てられる。チェンマイに訪れたら、ぜひ代表料理「カオソーイ」を味わって。ココナッツミルクベースのカレースープに中華麺が入ったソウルフードで、カオソーイ専門店も多い。ほかにも、近年オーガニックレストランやロースタリーカフェにも熱が注がれており、美食家なら一度は訪れてみてほしいエリアだ。
©Accorhotels
チェンマイは、山岳エリアでリフレッシュするのもおすすめな場所だ。山々に抱かれた「ヴェランダ ハイ リゾート チェンマイ」をはじめ、澄んだ空気の中で過ごせるマウンテンリゾートを宿泊先に選んでみてはいかがだろう。
◼『プール』ロケ地
・チェンマイ
・ホシハナヴィレッジ
◼Hulu
https://www.hulu.jp/pool
TSUTAYA TV ほかにて配信中
4.『MW -ムウ-』(2009年公開)
手塚治虫の同名コミックを映画化した本作。16年前、とある島で島民全員が虐殺されながら、政府に隠蔽されるという大事件が勃発。しかし実はその裏で、奇跡的に生き残ったふたりの少年がいた。玉木 宏演じる結城は、エリート銀行員となりながら凶悪犯罪を重ね、山田孝之演じる賀来は、敬虔な神父となる。賀来は結城の凶行を止めようとするが、当の結城はかつての事件の鍵となる「MW」にたどり着き…。
©TRIPPING!
タイで行われる誘拐殺人事件に沿って、首都・バンコクでもロケを敢行。タイ最大級を誇るショッピングモール「セントラルワールド」も登場している。「セントラルワールド」は、高級ブランドからファストファッションなど500店以上のショップをはじめ、グルメ、シネコンも充実。伊勢丹も隣接しており、ここだけで十分一日過ごすことができる。BTSチットロム駅に直結しているため、アクセス良好なのも嬉しい。
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作中に登場する高架鉄道BTS(スカイトレイン)は、道路渋滞が多いバンコクにおいて、旅行者の強い味方。運賃も16THB(約54円)〜と、日本の電車や現地タクシーと比べても、安く移動することができる。駅ナカにはコスメショップやアパレルショップ、ネイル&まつげエクステサロンがあることも! コインしか使えない旧来式自動券売機もあるので、プリペイド式のIC乗車券「ラビット・カード(Rabbit Card)」を購入するのも検討したい。
◼『MW -ムウ-』ロケ地
・バンコクのセントラルワールドやBTS、ラマガーデンズホテル 他
◼『MW -ムウ-』公式DVD情報サイト
https://www.amuse-s-e.co.jp/mw/
◼Amazon Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00G8AAX44/ref=atv_dp_share_cu_r
Paravi/TSUTAYA TV/U-Next ほかにて配信中
5.『サヨナライツカ』(2010年公開)
辻 仁成の小説を原作に、1975年のバンコクで出会った男女ふたりが織り成す、“忘れられない恋”がテーマの本作。中山美穂演じる沓子&西島秀俊演じる豊が、情熱的なラブストーリーで魅せ、観客動員数100万人、興行収入10億円を突破するなど、ヒット作となった。
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撮影に使われた「マンダリン オリエンタル バンコク」は、バンコク屈指の5つ星ラグジュアリーホテル。チャオプラヤー川のほとりにあるため、客室からはリバービューも楽しめる。宿泊はもちろん、ちょっとリッチにアフタヌーンティーで利用するのもいいだろう。
写真提供:タイ国政府観光庁
また劇中には、「チャルンクルン通り」界隈も登場。大型ナイトマーケット「アジアティーク・ザ・リバーフロント」に面している場所になる。「アジアティーク・ザ・リバーフロント」は貿易会社の船着場を再開発したもので、4つの地区から成る巨大敷地。ショッピングからグルメ、観覧車、ニューハーフショーを楽しめるシアターも擁する。ただ歩くだけでも楽しめるはずだ。
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ほかにも、世界遺産として知られるアユタヤも登場。仏頭が木の根元に埋まっている「ワット・マハタート」や、仏塔3基が連なる「ワット・プラシーサンペット」など、アユタヤ朝の壮大な遺跡群が残されている。バンコクから日帰りで行けるので、遺跡や寺院、歴史が好きな方は、ぜひ足を伸ばしてみて。
◼『サヨナライツカ』ロケ地
・マンダリン・オリエンタル・バンコク
・チャルンクルン通り界隈
・アユタヤ 他
◼Amazon Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00IU7VTFA/ref=atv_dp_share_cu_r
FODプレミアム/TSUTAYA TV ほかにて配信中
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