【アジア×クリスマス旅】攻略！バンコクで過ごすクリスマスSPOT

冬のコート要らず、寒さ知らずで楽しめる東南アジアのHOT！なクリスマス。前回ご紹介したシンガポールの豪華イルミネーション合戦に続き、日本人観光客にも大人気のタイ・バンコクでのクリスマスの楽しみ方に注目します。

タイと言えば敬虔な仏教国として知られるが、日本と同じようにクリスマスを年末のイベントと合わせて楽しむ文化が定着しているようで、バンコク中心部では多くのイルミネーションや歳末セールが見受けられる。恋人や仲間と過ごす特別な日という意識がどこまで根付いているのかは分からないが、ホテルや商業施設ではクリスマス・ディナープランを用意する場所も少なくない。一方、国王誕生日（父の日）が12月5日であることから、クリスマス前と重なるこの時期に大通りはイルミネーションで飾られ、クリスマスの装飾と一緒に国王の肖像が掲げられるのはタイ独自のスタイル。

さて、毎年多くの見物が訪れるショッピングモールやホテルのクリスマスツリーと個性的なデコレーションの数々。シンガポールのオーチャードロード同様にバンコクでも鑑賞スポットが集中しているので、歩ける範囲で様々なイルミネーションを楽しめるのが嬉しい。その中から一部をご紹介！

1．セントラル・ワールド

※昨年の模様

バンコクのクリスマスの顔とも言うべき「セントラル・ワールド」の巨大クリスマスツリー。今年は「Universe of Happiness」をテーマに、世界の愛されキャラクター、スヌーピーとコラボレーション！　ツリーの横には10メートル高の巨大スヌーピー、さらにその周りを膨大な数のスヌーピーたちが埋め尽くしており、絶好のスナップポイントとなっている。主役のクリスマスツリーのライトアップも赤、黄色、青と表情を変え、カラフルな光で広場を包み込む。

photo:NatJanG

また、この時期の「セントラル・ワールド」の定番として親しまれているのが、ビアガーデン。今年は、オランダのビールブランド「Heineken」の期間限定ラウンジが初登場している。冬に外でビールを楽しめるのも、熱帯国ならではの特典！
http://centralworld.co.th

2．サイアム・パラゴン

水族館や映画館を有する高級デパート「サイアム・パラゴン」のクリスマス演出も、「セントラル・ワールド」に負けず劣らず気合いが入っている。真白な雪の結晶をモチーフにしたクリスマスツリーは、夜になるとピンクや白などの美しいグラデーションライトに輝き、観る者を魅了する。

また、超大規模を誇る同デパートは、クリスマスに向けて超大記録にも挑戦！　先日、デパート前の広場に赤、緑、白のとんがり帽子と衣装、そしてピンと尖った耳を着けた“エルフ”姿の児童たち、その数1,792人が集結し、「世界最多のクリスマス・エルフ集結」でギネス記録を更新したのだ。ちなみに、昨年は852人の児童の団結によって「世界最大の人間クリスマスツリー」の記録を更新。果たして来年はどんな記録を生み出すのか…、こちらも楽しみ。
http://www.siamparagon.co.th

3．アマリン・プラザ

※昨年の模様

ファミリー層からの支持が高い「アマリン・プラザ」は、子供が喜ぶポップでメルヘンな世界観のクリスマス・イルミネーションが人気。一昨年はおもちゃの国のようなアイテムが満載のカラフルな演出、昨年はグリーンカラーに統一されたキュートな演出だったが、今年はどんな世界を表現するのか？
http://www.amarinplaza.com/

4．ターミナル21

※昨年の模様

空港のターミナルをイメージした個性派ショッピングセンター「ターミナル21」は、駅のすぐ目の前に立つ大きなクリスマスツリーのみの演出。トレンドが詰まった同店ならでは、ビビッドな色のオーナメントと眩いホワイトの電飾がひときわ存在感を出している。
http://www.terminal21.co.th

ほかにもこの時期に光のトンネルに変身するスカイウォークなど、市内にはイルミネーションスポットがちらほら。日本のクリスマスとは一味違うHOT！なクリスマスをバンコクで体験してみるのはいかが？

写真提供：タイ国政府観光庁、Siam Paragon

（text：Izumi Kakeya）