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ホーチミンのおすすめ店も合わせて紹介!

本場で食べたい!お米を使ったベトナムローカルフード【麺料理編】

旅の楽しみは「食」にあり!非日常の空間で食べる美味しい食事は、旅をさらに楽しいものにしてくれますよね。ベトナム料理はマイルドな味付けで日本人の口に合います。「主食がお米」という点が日本と同じで、ベトナムではお米が麺やライスペーパーなどに加工されて、さまざまな形で食べられています。

そこで今回は、本場で食べてほしいお米を使ったベトナムローカルフードを【麺料理編】【ご飯もの編】【米粉料理編】と3回にわたってお届け。各料理、ホーチミンのおすすめ店を1軒あわせて紹介しています。ホーチミン旅行の参考になれば嬉しいです。

1.フォー(Phở)

著者撮影

ベトナム料理といえば、まずフォー(Phở)を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。あっさりした味わいで日本人の口にもよく合うフォーは、特に女性に人気がありますよね。フォーはお米からできた平たい麺で、つるつると喉越しがいいです。 日本のベトナム料理屋さんなどでも食べられますが、本場ベトナムでぜひ食べていただきたいです。

フォーの具は牛肉(フォーボー)と鶏肉(フォーガー)があり、ベトナムでは牛肉のフォーが一般的です。具となる牛肉は、部位や火の通し加減で注文することができます。はじめて注文する方には、フォーボーチン(Phở bò chín、よく火を通した薄切り牛肉のせのフォー)がおすすめです。

また、フォーは北部(ハノイなど)と南部(ホーチミンなど)では味付けや食べ方が異なります。一言でフォーといっても、とても奥が深い料理なのですね。

◯北部のフォー

旨味が凝縮された濃厚なスープが主役。
具は肉と玉ねぎ、青ねぎ(パクチー)程度とシンプル。

◯南部のフォー

薄めで甘めのスープを卓上の調味料で自分好みの味に調えて食べる。
野菜(もやし)やハーブがどっさりと添えられる。

著者撮影

ホーチミンのフォー専門店では、このようにテーブルに調味料やハーブがたくさん並んでいます。はじめはそのままスープの味を楽しみ、途中から酸味(ライム)、辛味(唐辛子など)、甘み(甘味噌)、塩味(ヌックマム)、コク(ヌックマムなど)、香り(ハーブ)をプラスして、スープの味に変化をつけてみましょう。自分好みの味に仕上がれば、さらにおいしくなりますし、貴重な体験にもなるはず!

筆者おすすめのお店

著者撮影

3区のヴォーヴァンタン通りにあるフォーボー専門店「PHO LE(フォーレ)」。中心部から少し離れていますので、タクシーで行かれることをおすすめします(1区中心部からタクシーで10分ぐらいの距離です)。ちなみにホーチミンの中華街・チョロン地区に本店があります(住所:415 Nguyen Trai , District 5 )。フォータップカム(Phở thập cẩm、ミックスフォー)は牛肉団子、牛肉(半生と火を通したもの)、牛スジがのっています。フォーの麺は太め&厚めで食べごたえあり。濃厚な牛ダシスープは、南部風でちょっと甘めです。

PHO LE

住所 303-305 Vo Van Tan , District 3 , Ho Chi Minh
時間 7:00~22:00
電話 (+84)28-3834-4486
URL http://www.phole.vn/
地図 Google マップで確認する

 

2.ブンチャー(Bún chả)

 著者撮影
ベトナムでフォーより一般的に食べられている米麺がブン(Bún)。そうめんほどの細さの麺で(太い麺もあります)、ところてんのように型から押し出して作ります。ブンを使った麺料理はとても多いのですが、中でもオススメなのがブンチャー(Bún chả)というハノイ名物のつけ麺。炭火で香ばしく焼いた豚バラ肉とつくねが入った甘酸っぱいタレに、ブン・ハーブ・生野菜などを入れて食べる料理です。
著者撮影
お碗にブンや豚焼肉を入れ、ハーブやサニーレタスをちぎり入れ、ヌックマム(ベトナムの魚醤)ベースの甘酸っぱいタレをかけて食べます。お好みで卓上のにんにくや唐辛子を入れて食べてください。甘酸っぱいタレに入っている青パパイヤとにんじんのシャキシャキ食感もいいです。「フォーよりブンチャーが好き!」というほどファンの多い麺料理ですので、ぜひ食べてみてください。本場はハノイですが、ホーチミンにも美味しいお店が多数ありますよ。

筆者おすすめのお店

著者撮影
観光スポットのサイゴン大教会から北東へ徒歩10分ほど歩いたところにある「quan Nem(クアンネム)」。食事メニューはブンチャーと蟹入り揚げ春巻きの2品のみ。こちらのブンチャーはお肉がジューシーで、炭火とほんのりニンニクの風味がして、とてもおいしいです。サイドメニューの蟹入り揚げ春巻きは拳ほどの大きな正方形をしていて、スタッフが目の前でハサミで4等分にカットしてくれます。具がぎっしり詰まっていて、多くのお客さんがブンチャーとあわせて注文しています。

quan Nem

住所 15E Nguyen Thi Minh Khai , District 1 , Ho Chi Minh
時間 10:00~22:00
電話 (+84)28-6299-1478
URL http://quannem.com.vn
地図 Google マップで確認する

 

3.ブンティットヌン(Bún thịt nướng)

著者撮影

ブンティットヌン(Bún thịt nướng)はベトナム南部の麺料理。そうめんほどの細さの米麺・ブン(Bún)の上に、下味に漬け込んで炭火で香ばしく焼いた豚肉、なますや野菜がのっていて、上に砕いたピーナッツとねぎ油がかかっています。ヌックマム(ベトナムの魚醤)ベースの甘酸っぱいタレをかけ、底からよく混ぜて食べます。暑い気候のホーチミンでも、サラダ麺のような感覚でさっぱりと美味しく食べられますよ。

著者撮影

具の豚焼肉は、半分を揚げ春巻きにしてもらうこともできます。その場合は、ブンティットヌンチャーヨー(Bún thịt nướng chả giò、チャーヨーは揚げ春巻きの意)と注文します。

筆者おすすめのお店

著者撮影

ホーチミンの大通りで、歩行者天国になっているグエンフエ通り。88番地に絵画やお土産を売るお店がありますので、店内を奥に進むと、突如隠れ家のようなローカル食堂「Ba Them(バーテム)」が出現します。反対側の、ドンコイ通り151番地からも入ることができます。一等地にあるにも関わらず、リーズナブルでおいしいブンティットヌンが食べられますよ。ドンコイ通りの散策の合間に、おいしいブンティットヌンを食べてみてはいかがでしょうか。

Ba Them

住所 88 Nguyen Hue(151 Dong Khoi) , District 1 , Ho Chi Minh
時間 8:00~16:00 ※売り切れ次第終了
地図 Google マップで確認する

 

(text & photo:グッチ)

 

【連載】ぐるりホーチミン歩き 〜美味しいと可愛いを探して〜



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