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ベトナム・ハノイの超人気行列店!

(東京・池袋)海外初進出! 一品勝負のフォー専門店「フォーティン」へ

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東京・池袋のサンシャイン60通りから脇道に入ってすぐの場所に、“絶品フォー”があるのをご存知だろうか。ひっそりと佇むその店の名前は、「フォーティン トーキョー」。ベトナム・ハノイにある人気店「フォーティン」の正式な2号店である。同店は、長らく門外不出とされた「フォーティン」の味を、数年の苦労の末、日本で提供するに至った。

メニューはハノイの本店同様、「牛肉のフォー」の一品のみ。そんな並々ならぬこだわりを感じさせる「フォーティン トーキョー」に、足を運んだ。

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「フォーティン」とは?


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レポート前に少し「フォーティン」について説明を。ベトナム・ハノイに40年以上店を構える「フォーティン」は、ローカルから圧倒的な支持を得る人気店。メニューは「牛肉のフォー(フォーボー)」一品のみながら行列は絶えず、店内のローカル率は90%という、まさに地元で愛されるフォーの名店だ。ガイドブックにも多数掲載されており、海外観光客にもその名を知られている。


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そんな「フォーティン」は、これまで国内外合わせ一切支店を持ってこなかった。多くのオファーを受けながらも、創業者ティンさんが首を縦に振らなかったという。


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しかしその門外不出の味が、2019年、東京・池袋に進出。「フォーティン トーキョー」をオープンさせた。

出店には、日本人オーナーの並々ならぬ情熱と試行錯誤が。「フォーティン」の味に感銘を受け、何のツテもないままハノイへ渡り、粘り強くティンさんを説得。その後もたびたびティンさんに来日してもらったり、オーナー自らハノイへ修行に渡り、ベトナム人以外で初の弟子入りもしたのだそう。そうしてようやく「フォーティン」2号店として、日本での営業が許可された。より詳しいストーリーが公式サイトに掲載されているので、気になる方はチェックしてみて。

 

隠れ家的な店内は、現地の食堂を思わせるレイアウト


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それでは早速、お店のレポートへ。こちらが「フォーティン トーキョー」の入り口だ。隠れ家的な佇まいで、入り口には消毒液が用意されていた。


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地下へと続く階段を降りていくと、まず券売機があり、こちらで食券を購入する。「フォーティン トーキョー」では本店にならい、メニューは「牛肉のフォー」(890円 税込)一品のみ。100円プラスすると、大盛りにできる。またパクチーのほか、たまご(スープ付き)、ネギ、追加牛肉のトッピング販売も。この日は残念ながらパクチーが売り切れていたため、筆者は「牛肉のフォー」の普通盛りのみをオーダーした。

ちなみにパクチーが苦手な方向けに、「パクチーなし」の注文も可能。またパクチーなしの「kidsフォー」も提供されていて、小さなお子さんとも来店できるのが嬉しい。


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食券を店員さんに渡し、着席。20席ほどある店内は電球型の照明がぶら下げられた明るいレイアウトながら、卓上に目をやると現地の食堂を思わせる雰囲気が漂っている。向かい合わせの席はないので、今の時期でも安心して過ごせるだろう。

店内には一人客の方が多い。また、ベトナムをはじめ東南アジア出身と思われるお客さんがひっきりなしに来店していたのも非常に印象的で、現地で愛される味が日本でもしっかりと継承されていることが感じ取れた。

 

こだわり抜いた「牛肉のフォー」一品で勝負


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注文後、5分と待たず料理が到着。大きめのどんぶりにはぎっしりとスープと具材が詰め込まれ、ライムが別添えされている。透明のスープをまずは一口。これが大変優しい味付けで、体がホッと温まった。麺は柔らかく、具材のネギはシャキシャキと歯応えが良い。ほろほろの牛肉にもしっかり旨味が詰まっていた。


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付属のライムをたっぷり絞ると、爽やかな風味がプラスされる。牛や豚骨をじっくり煮込んで炊き上げられたスープは濃すぎず薄すぎず、どんどん飲んでしまえるほどの美味しさで、心身に沁みわたった。


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本場の調味料で“味変”も楽しんで


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少し食べ進めたのち、卓上の調味料を加えて“味変”を試してみることに。備え付けられているのは、チリソース、ニンニク酢、ヌクマム、そしてコショウだ。

まず「チリソース」を試したところ、こちらはかなり辛めで、スープの印象を一気に変えてくれる。辛い味付けがお好みの方は、様子を見つつ足していくのをおすすめしたい。

次に「ニンニク酢」。ニンニクということもあり、初めは入れようか少し悩みもしたが、「どうせ今はマスクをしているんだし!」と開き直って入れてみた。すると、これが大当たり! 辛みは少なく、お酢のさっぱり感がスープと絶妙にマッチしている。何よりニンニクチップからパンチのある香りが立ち、一層食欲をそそられた。ぜひおすすめしたいカスタマイズだ。


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そしてベトナム料理には欠かせない「魚醤・ヌクマム」。筆者はこれが大好きなので思う存分投入してみたところ、スープにさらに旨味が足され、より本場・ハノイにいる心地に。コンビニやカップスープのフォーではなかなか巡り会えない味わいなので、こちらもローカルの気分で試してみてほしい。

 

何度でも食べたい! 心も体も温まる絶品フォー


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同伴した友人女性も「大盛りでもいけそう!」と話していたほど、「フォーティン トーキョー」の「牛肉のフォー」はシンプルゆえに飽きがこず、するすると食べ進められた。あまりの美味しさにスープも完飲…!「近くに住んでいたら週2で通いたいレベル」と、すっかり同店の虜になってしまった。

なお「フォーティン トーキョー」では、スープが完売次第、その日の営業が終了となる可能性も。来店したのは平日の18時台だったが、客足はひっきりなしだった。公式Facebook、もしくは公式Instagramで随時情報が更新されているので、来店したい場合はまずチェックしてみると良いだろう。


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また「フォーティン トーキョー」では現在、テイクアウトに加え、通販も実施中。こちらも詳細は公式Facebookアカウントをチェックして。


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ますます寒さも深まる季節、「フォーティン トーキョー」の絶品フォーで温まってみてはいかがだろう。



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