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ハノイの郷土料理に舌鼓

看板メニューは「チャーカー」!ハノイで創業100年を超える名店

著者撮影

ハノイが誇るベトナム料理店「Cha Ca La Vong」は、創業から100年を超える名店。名店の名店たる所以は、看板メニュー一つだけで勝負しているところ。他店では決して真似出来ない、上質な味わいの「チャーカー」こそが、足を運んで頂くべき料理だ。

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こちらの「チャーカー」は、なんと一人前が260,000VND(約1,300円)と言う圧倒的な価格。それ故にweb上ではネガティヴなレビューも散見される。しかし、個人的には価格に見合った価値のある、上質で個性的な料理だと感じた次第だ。

そもそも、「チャーカー」とはライギョをクゥゲ(ターメリック)で味付けし、フェンネルなどのハーブとともに油で煮込む料理。その後、ライギョ、ハーブをブンに乗せ、混ぜて頂く。シンプルながらに、いや、シンプルだからこそ、お店によって力量の差が歴然と生じる料理である。

 
■チャーカー

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油でグツグツ煮られたライギョに、すかさずフェンネルとネギを投入する。ぶわっと香る匂いが食欲を刺激する。

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ハーブがしんなりしてきたら、ブンに乗せてヌックマムを掛け、フレッシュハーブを乗せて頂く。

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こちらのライギョは全くクセが無く、脂も乗っており、旨い。尚、ブンに乗せる順としては、ネギ&フェンネル、タレ、魚、生ハーブが最も一体感が高まるように感じたので、オススメだ。

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さらに、是非ともベトナム料理フリークの方にオススメしたいのが、凝縮したタガメのエキス「カークォン」。

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タガメ!?と拒否反応を覚える方も多いかもしれないが、これが実に素晴らしい。一滴70,000VND(約350円)もするため、ほとんどの人は頼まず、メニューにも載っていない(と言うかメニュー自体が無い)のだが、心からオススメする。

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ヌックマムに一滴垂らせば、圧巻の変化。タガメの香りは決して虫っぽくなく、柑橘類に近いのだが、単なるヌックマムが全く別次元の調味料へと変わる。中々訪問出来ないお店なので、訪問の機会があれば、頼んでも損は無いと思う。

 
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著者 : yuya

手料理も愛するタベアルキスト。ハタチの頃からバックパッカー旅行をしており、世界を丸っと食べ歩き。特に東南アジア諸国と中国が大好きで、屋台メシを食べて、現地の市場で調味料や調理器具を買い付けてくるのが旅の楽しみ。日本国内でも、出来る限り現地に近い味わいのお店を探して日々徘徊。

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