ベトナム
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素材を生かした味わいが魅力!

ベトナムを訪れたら必ず食べておきたいデザート3選

素材の食感や風味を生かした、素朴な味わいが魅力のベトナムデザート。豆類や芋類・海藻・フルーツなどを使った体にやさしくヘルシーなデザートが多いです。

そこで今回は、さまざまなベトナムデザートの中から「ベトナム旅行でこの3つのデザートはおさえておきたい!」と筆者が思うものを3つ選んでみました。街歩きで疲れたときに、ぜひベトナムのデザートで癒やされてみてはいかがでしょうか。

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1.チェー(Chè )

著者撮影 冷たいチェー

最初にご紹介するのはベトナムデザートの代表格、チェー(Chè)。甘く煮た豆類や芋類、寒天やフルーツなど複数の具材を合わせて食べる伝統的なデザートです。チェーには温かいものと冷たいものがありますが、暑い気候のホーチミンでは、ロンググラスに層のように具材を重ね、クラッシュアイスをかけて食べる冷たいチェーがよく食べられています。

著者撮影 温かいチェー

温かいチェーは日本のぜんざいと似ていて、ココナッツミルクがかかっているものが多く、ほっとする味わいです。胃腸が疲れている方には温かいチェーのほうがおすすめです。また、四季のある北部に肌寒い時期に訪れた場合、温かいチェーのほうがおいしく感じると思います。

 

2.バインフラン(Bánh flan)

著者撮影 ホーチミン市ではコーヒーとクラッシュアイスのかかったバインフランが見られる

次にご紹介するのは、こちらもベトナムデザートの代表格、バインフラン(Bánh flan)。かための食感でたまごの味がする、昔懐かしいタイプのプリンです(ハノイのものはもう少し滑らかな食感)。ホーチミンではバインフランといいますが、ハノイなど北部ではケムカラメン(Kem caramen)と呼ばれています。「flan」はフランス語で“卵と牛乳を使った焼き(蒸し)菓子”といった意味が、フランスではプリンを「Crème caramel」というそうです。北部・南部ともに呼び方は異なるものの、ともにフランス統治時代の面影を感じる名前だなぁと感じます。

著者撮影 抹茶やチーズ味などもある

プリン専門店では一般的なカスタード味のほか、抹茶、チーズ、チョコレート、ドリアン味などを提供しているところも。1個のサイズが小ぶりですので女性でも2〜3種類食べられると思います。ホーチミン市4区に通称「プリン屋街」といわれる通り(Cau Chong通り)がありますよ。

 

3.ケム(Kem)

著者撮影 アイスクリーム屋台

最後にご紹介するのは、ベトナムのアイスクリーム、ケム(Kem)。年中暑い気候のホーチミンでは、街を歩いていると、アイスクリームを売る自転車屋台を見かけることがあります。写真のように屋台にパンが置いてある場合は、アイスをパンに挟んでもらうこともできますよ。

著者撮影 「KEM TRANG TIEN」の緑のもち米アイス

北部ハノイで食べたいのは、創業1958年の歴史のあるアイスクリーム専門店「ケム・チャンティエン」のアイス。緑のもち米を使ったアイス「KEM COM」はとても甘く、ちょっと香ばしい風味のするアイスです。棒付きアイスのほか、カップ、コーン、お餅アイスがあります。

著者撮影 ケム・バクダン名物のココナッツアイス

ホーチミン市でベトナムらしいアイスクリームを食べられるところといえば、専門店「ケム・バクダン」「ファニー」の2店がおすすめ。「ケム・バクダン」の名物はココナッツアイス。ココナッツが器になっており、南国にいることを感じさせてくれます。ココナッツは器として機能しているだけでなく、内側の果肉も食べられるのがうれしいところ。フルーツやドライフルーツがたくさん盛り付けられていて見た目も楽しい一品です。

著者撮影 ファニーのアイス

「ファニー」では、マンゴー・ドリアン・ココナッツなどベトナムらしい南国フルーツを使ったアイスや、シクロ(ベトナムの三輪自転車タクシー)の形をした楽しいアイスもあります。

 



 
(text & photo:グッチ)
 

【連載】ぐるりホーチミン歩き 〜美味しいと可愛いを探して〜

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