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地元民に愛される食堂だけを厳選

パタヤの行き帰りに寄りたい!チョンブリーのおすすめ食堂4選

バンコクからアクセスしやすいリゾート地として人気のパタヤ。行ったら必ず海辺でシーフードを食べる!という方も多いかもしれませんが、海からちょっと離れると地元の人たちに愛され続ける食堂があちこちに点在しています。今回はあえて観光客向けのレストランははずして、タイ人で賑わう小さめの食堂を厳選しました。パタヤからは少し離れている食堂もありますが、バンコクからの行き帰りにぜひ寄ってみてくださいね。

ここでしか食べられない料理や珍しい食材も豊富な人気店!
「クルア ジェートゥン」

うちわエビのにんにく炒め 著者撮影

せっかくパタヤに行ったのなら、がっつりシーフードが食べたい!という方におすすめなのがここ。エビやホタテ、カニなどを使った定番タイ料理はひと通り揃っています。店内には生け簀があり、そこから気になるシーフードを選べるので食材は新鮮そのもの。また「アハーンパー」と呼ばれる森の料理も提供していて、鹿肉なども合わせて楽しめるのも嬉しい点です。

クンヌンウンセン(エビの春雨はさみ蒸し) 著者撮影

ここに来たらぜひ味わいたいのが、エビに春雨を挟んで蒸しあげたこちらの料理、クンヌンウンセン。タイでエビと春雨といえばクンオップウンセンが有名ですが、それよりもずっとあっさりとした仕上がりで日本人好み。薄味だからこそ、エビそのものの旨みがぎゅっと凝縮された春雨のおいしさをストレートに堪能できます。ほかのレストランではあまり見かけないメニューなので、ここに来たらぜひ! また、日本ではなかなか味わえないうちわエビも必食。ぷりっと弾力があるのに柔らかな身は、ニンニクの香りと相まってまさに絶品! 後をひくおいしさで、お替わり必至の一皿です。


カニのヤム 著者撮影
干し鹿肉のグリル 著者撮影

とろっと甘みのある新鮮なカニのおいしさをピリ辛のソースが引き立てるヤム(スパイシーな和えもの)や野生的な味わいの干し鹿肉のグリルなど、ほかにもここならではの料理がずらり。つい知っているメニューばかりをオーダーしてしまうという方も多いかもしれませんが、ここまで来たらぜひこの店ならではの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

小さな食堂なので、予約してから行くのがおすすめ 著者撮影

クルア ジェートゥン

住所 44/114 M.12 Thepprasit Soi17, Chon Buri
電話 (+66)38-756-495、(+66)87-144-9929
時間 月-金 11:00〜22:00 土日11:00〜15:00 17:00〜22:00
HP https://www.facebook.com/j.tum.kitchen
地図 Google Mapで確認する

 

とにかくシャコが食べたい人におすすめしたい小さな食堂
「パーオン ソイクワン」

いろいろなシーフードを楽しめる 著者撮影
 
小さな路地の一角にある地味な食堂ながら、オープン直後から人が途切れない人気店。日本人も働く工業地帯から近いこともあり、タイ在住の日本人が多く訪れることでも知られています。ここを訪れる日本人のお目当ては、シャコが山盛りに盛られたガパオ炒めやニンニク炒め。お皿から溢れんばかりのシャコの山!というのは確かに日本ではなかなか見られないビジュアルなので、映える写真を撮りたい方、とにかくシャコをたくさん食べたい方にはおすすめです!


シャコ入りのシーフードガパオ炒め 著者撮影
シャコ入りのシーフードカレー炒め 著者撮影

映えより味重視の方は、ぜひミックスシーフードの炒めものを。さまざまなシーフードの旨みが相まったガパオ炒めやカレー炒めは、一種類シーフードで作られる炒めものより奥深い味わいに仕上がるのが魅力。数種類のシーフードが入っていることで味わいにも食感にも変化があり飽きることなく最後まで楽しめるので、1人で大量のシャコを食べる自信がない(わたしです笑)、という方にもぴったりですよ。


シーフードのトムヤム 著者撮影
ホタテのニンニク炒め 著者撮影

炒めもののほかにスープなどもあるので、大勢で訪れればまた違った楽しみ方もできるはず。好きなシーフードと調理法(ガパオ炒め、ニンニク炒め、スープなど)を選べば好みの組み合わせで作ってくれるので、自分好みの一品を探してみるのも楽しいですね。日本語メニューもあるので、タイ語が苦手な方も安心です。

見落としてしまいそうな、小さな食堂 著者撮影

休日は行列していることも多く、料理が出てくるのにも時間がかかるので、時間に余裕をもってお出かけください。

パーオン ソイクワン

住所 Makham Yong, Chon Buri
電話 (+66)89-247-1894
時間 7:00〜14:00
地図 Google Mapで確認する

 

SNS受けより、昔ながらのタイ食堂を堪能したい方向け
「ラーンアハーン ノン」


シャコのニンニク炒め 著者撮影
カニの湯葉巻き揚げ 著者撮影

とにかくローカルな雰囲気の食堂がお好きな方にはこちらがおすすめ。風通しのいい店内にはいくつかテーブルがあるのみ。一見、タイ中どこにでもある普通の食堂ながら、確かな腕と素材の良さで人気を集めている知る人ぞ知るお店です。


豆腐とカニの中華風スープ煮込み 著者撮影
パックワーンの炒めもの 著者撮影

タイで海辺の町に行ったらぜひ食べたいシャコやカニ、牡蠣などが豊富に揃うのはもちろん、おかあさんの味を思わせる普通のごはんもちゃんとおいしいのがこちらの魅力。とくに豆腐やカニ、豚肉、しいたけなどを中華風のとろりとしたスープで煮込んだタオフーソンクルアンは、ぜひ味わっていただきたい一品!バンコクでも食べられますが、こちらのものは他店とは一線を画すおいしさです。

風通しのいい静かな店内 著者撮影

本当に地味な食堂なのでわざわざバンコクからここを目当てに行くような場所ではありませんが、何かのついでに立ち寄るにはちょうどいい気軽さ。近くにはクオリティの高い竹かご作りで有名な「プラニー工房」やお菓子が豊富なことで知られる「ノンモン市場」などもあるので、パタヤ旅行の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ラーンアハーン ノン

住所 191/14-15 M.1 Tesabarn 3 Rd., Chon Buri
電話 (+66)38-201-154
時間 9:00〜20:30
地図 Google Mapで確認する

 

タイのジビエ料理を堪能できるちょっとマニア向けの食堂
「ラーンルンリアン&パーマリ」

ほかでは食べられない珍しい料理が揃う 著者撮影

シーフードにこだわらず、ちょっと冒険してみたい方はぜひこちらへ。観光地とは離れたかなりローカルなエリアにありながらも、バンコクから訪れるファンも多い隠れた名店です。


家鶏とココナッツの殻のスパイシー炒め 著者撮影
鹿肉のガパオ炒め 著者撮影

こちらの魅力は、お店の裏手でさばかれたばかりのガイバーン(家鶏)やゲーンというホエジカの一種など、バンコクではなかなか味わえない食材を提供している点。

イカスミとチャムアンの葉のスープ 著者撮影

ほかにもウナギやカエル、イノシシなど、タイの普通のレストランや食堂ではあまり見かけない食材がいろいろあるので、ジビエなどがお好きな方にはぴったりです。


広々としたキッチンは、ローカルエリアならでは 著者撮影
著者撮影

もちろんエアコンはなく、完全オープンエアの食堂なので虫は少々多めですが(笑)、細かいことは気にせずにおおらかな気持ちで楽しみたいお店です。

南国の食堂らしい、かわいらしい外観 著者撮影

ラーンルンリアン&パーマリ

住所 Soi5 Takhian Tia, Chon Buri
電話 (+66)81-290-8490
時間 8:00〜15:00 ※土曜休み
地図 Google Mapで確認する

(text & photo : 白石路以)

【連載】タイ料理ライターイチオシ! バンコク絶品食堂案内

 



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