タイ
グルメ
タイスキ、チムチュムだけじゃない!

日本ではまだ珍しいタイの鍋料理! 寒い季節もタイ料理を楽しもう

タイ料理といえば夏のイメージが強いかもしれませんが、実は寒い日本の冬にもぴったりの鍋料理が意外と充実しているのはご存知ですか?
日本でもすっかり人気となったタイスキやハーブたっぷりのチムチュムのほかにも、現地にはおいしくてあったかくなれる人気の鍋料理がいろいろとあるんです。今回はそんなタイの鍋料理のなかから、日本ではなかなか味わえないちょっと珍しい鍋2品をご紹介します! 寒い冬にタイが恋しくなったら、ぜひあったか鍋でタイ気分を楽しんでくださいね。

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中華スパイスの効いたスープに柔らかな豚肉がたっぷり入った絶品鍋!
ソムタムダー 代々木店

スパイスの香りと豚肉の甘みが凝縮されたスープが美味 著者撮影

タイの屋台の味が恋しくてたまらない!という方にまずおすすめしたいのが、「ソムタムダー 代々木店」で食べられるがガオラオ モーファイムーです。
ガオラオは豚骨ベースの味わい深いスープに、たっぷりの豚肉や豚のつみれ、野菜が入った屋台の定番料理。薬膳鍋を思わせる黒っぽいスープにはさまざまな中華スパイスの香りも効いていて、ひと口食べればバンコクの中華街にいる気分になれそう!

ガオラオ モーファイムー(2〜3人前)2980円  著者撮影

ほろっとほぐれるほどに柔らかく煮込まれた豚肉とシャキシャキ野菜のバランスも絶妙で、タイの中華系煮込み料理や麺料理が好きな方にはたまらない味わいです。スープにしっかり味が付いているのでそのままでもおいしいのですが、ナンプラー、酢、粉とうがらし、砂糖の入った調味料セットで、自分好みのタレを作って楽しむのがタイスタイル。スープに甘みがあるので、辛さと酸味をしっかり効かせるとよりタイらしい味わいが楽しめます。

最後は麺でシメ! 著者撮影

こちらで嬉しいのが、シメの麺のバリエーションが3種類揃っているところ。屋台のクイッティアオのように楽しみたいならセンレック(中細米麺)かミールワック(茹でビーフン)がおすすめですが、個人的なお気に入りは断然ママー(インスタント麺)!インスタント麺のちょっとジャンクな味わいが、意外なほどスープと合って止まらないおいしさ!日本でガオラオの鍋が食べられるレストランはあまりないと思うので、気になる方は冬の間にぜひ一度お試しくださいね!

追加麺のママーとミールワック。各300円 著者撮影

ガオラオ モーファイムーの提供はディナータイムのみ。虎ノ門店では扱いがなく、代々木店のみの冬限定メニューなのでご注意ください。確実に味わうのなら、事前予約がおすすめです。

ソムタムダー 代々木店

住所 東京都渋谷区代々木1-58-10
電話 03-3379-5379
時間 11:00〜14:30(LO)、17:00〜22:00(LO)
HP http://www.somtumdertokyo.com
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有名焼き肉店とのコラボで生まれたこだわり肉のムーガタが話題!
タイ屋台999 日比谷グルメゾン店

中華スパイスを効かせた国産豚ロース 著者撮影

タイスキ、チムチュムの次にくるネクストタイ鍋として、ちょっと前から日本のタイ料理好きの間で話題になっているのがムーガタです。特徴は鉄板と鍋が一体化したような形の専用鍋で調理することで、鉄板部分では焼き肉を、鍋部分では野菜を煮てしゃぶしゃぶのように楽しめることもあり、焼き肉としゃぶしゃぶを同時に楽しめるハイブリッド鍋として人気を集めています。
都内には専門店がオープンするなど食べられる場所も少しずつ増えているムーガタですが、日本ならではのムーガタを味わってみたい方はぜひこちらへ。

人気焼き肉店「焼肉赤身にくがとう」が厳選した肉を使用 著者撮影

こちらのムーガタの特徴は、なんといっても肉にあり! 人気店「焼肉赤身にくがとう」と「神泉ホルモン 三百屋」とのコラボレーションを実現することで、両店が厳選した極上肉を贅沢に使用。そこに「999」オリジナルのソースやつけだれを合わせ、ここでしか食べられないムーガタを提供しています。

焼いた肉を自分で包んで食べる生春巻き 著者撮影

こちらのムーガタはコース仕立て。パクチーソースで食べる牛タンや特製
薬膳だれに漬けた国産和豚もち豚のロース、焼いた牛もも肉を野菜と包んで食べる生春巻き、A5ランクサーロインのすき焼き風など、さまざまな方法でいろんな部位を楽しめます。

特大サイズのA5ランクサーロインも広げて焼ける大きさ 著者撮影

そのこだわりは肉だけでなく鍋にも!使っているのは、なんとタイで特注したムーガタ鍋。現地のものより焼き肉部分を広く設計してあるため、大きな極上肉も問題なく広げて焼けちゃいます。

焼き肉後は鍋を堪能 著者撮影

鉄板部分でたっぷり焼き肉を味わった後は、焼いた肉の旨味が流れ出し味わいを増したスープにホルモンや野菜を入れて、タイ風のポン酢で食べる鍋を満喫。最後はカルボナーラ風の冷麺で〆る、ボリュームたっぷりのコースです。

せっかく日本で味わうのなら、あえてタイのムーガタとはまったく違う日本ならではの味を楽しんでみるのも興味深いですよね。ムーガタコースは1人4500円、必ず予約をしてからお出かけください。

タイ屋台999 日比谷グルメゾン店

住所 東京都千代田区内幸町1-7 日比谷グルメゾン内
電話 03-6550-9390
時間 11:30〜24:00
HP https://www.thailand999.com/hibiyagourmetzone/
地図 Google Mapで確認する

 

タイで食べた、ベーシックなムーガタが恋しい方はこちら
ピーマイ 武蔵小山店

現地を思わせるカジュアルなスタイルのムーガタ 著者撮影

タイで食べたカジュアルスタイルのムーガタが食べたい!という方にはこちらも。今年の夏にオープンしたばかりの「ピーマイ武蔵小山店」では、冬季のディナータイム限定でムーガタの提供が始まったそう。

こちらは鉄板部分で肉やシーフードを好きに焼き、鍋部分では同時に野菜を煮て食べる現地そのままのスタイル。〆の麺も中華麺、ママー(インスタント麺)、春雨から選べて、甘辛いタレをつけて自由に楽しむタイらしいムーガタを思う存分味わえます。

ピーマイのムーガタは武蔵小山店限定、2〜3人前で2480円とリーズナブルなのも嬉しい点です。武蔵小山駅の目の前とアクセスも良いので、現地の味が恋しくなったらぜひ訪れてみてくださいね。

ピーマイ 武蔵小山店

住所 東京都品川区小山3-26-2
電話 03-3788-2044
時間 11:30〜14:30(LO)、17:00〜22:00(LO) ※月休
HP https://piimai.com
地図 Google Mapで確認する

(text & photo : 白石路以)

【連載】タイ料理ライターイチオシ! バンコク絶品食堂案内

 



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