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ノスタルジックな雰囲気を味わおう

バンコク発ワンデイトリップにおすすめ!焼き物とお菓子の島「クレット島」

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バンコクの隣県・ノンタブリー県にある「クレット島」をご紹介します。バンコクから1時間弱でアクセス可能でありながら、ノスタルジックでのんびりとした雰囲気を味わうことができるクレット島は、バンコク在住のタイ人が週末に遊びに行くスポットとして根強い人気がある場所です。

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クレット島へのアクセス

今回ご紹介するクレット島は「島」と呼ばれていますが、実はチャオプラヤー川に浮かぶ中州。200年ほど前にチャオプラヤー川に通じる運河を掘削したときに出来た場所だそうで、約4.2平方キロメートルの面積の島に現在約7,000人が暮らしています。

バンコクからクレット島にアクセスするには、まずは「ワット・サナームヌア(Wat Sanam Nua)」という寺院を目指しましょう。バンコクからでしたらタクシー利用がおすすめです。

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寺院の奥にある船着き場からクレット島に渡る船に乗ることができます。乗船料は片道2THB(約6円)と安価。日中は船が頻繁に行き来しているので、行きも帰りも待ち時間はほとんどありません。

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乗船時間わずか5分ほどで対岸のクレット島に到着!あっという間の船旅です。この日は週末ということで、クレット島側の船着き場は大勢の人で賑わっていましたよ。

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こちらが島の全体地図です。小さな島ですが実は見どころがいっぱいのクレット島。私おすすめの見どころを順番にご紹介していきたいと思います。

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傾いた仏塔と「ポーの木」

船着き場に到着し、右手に進むと、まずは「ポーの木」があるお寺が出迎えてくれます。

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この「ポーの木」は願掛けの木として有名で、枝には赤、黄、緑のリボンがたくさん結び付けられています。このリボンに家族や大切な人の名前を書いて木に結ぶと、名前を書いた全員に幸福が訪れるのだとか。私も家族全員の名前を書いて、枝に結んできました。

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「ポーの木」を過ぎて、さらに奥へと進んでいくと、目の前に現れるのが傾いた仏塔「プラ・チェディー・ムー・タオ」。クレット島のシンボル的な存在の仏塔です。

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約300年前に完成したというこちらの仏塔は川の浸食によってこのように傾いてしまったのだそうです。白い仏塔と青空のコントラストがとても美しい場所です。塔の周辺にはベンチが多数設置してあり、塔を眺めながらのんびり寛いでいるタイ人がたくさん。ゆったりとした空気が流れていました。

 

食べ歩きが楽しい商店街

島の北岸には「OTOPヴィレッジ・チャンピオン」という商店街が約1キロにわたり続いており、ショッピングと食べ歩きを楽しむことができます。「OTOP」とは「One Tambon One Product = 一村一品運動」の略。クレット島の名産である焼き物やお菓子を販売するお店がずらりと並ぶ楽しい商店街です。

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クレット島には古くからモン族の方々が多く暮らしてきたそうなのですが、島ではモン族伝統の陶器作りが現在も脈々と受け継がれています。商店街ではアロマポットや小さなプレートなど、お土産にできそうな陶器がたくさん販売されています。素朴な雰囲気のクレット島の陶器ですが、使用していくうちに風合いが変化していき、美しい飴色になるそうですよ。

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また、商店街の途中途中にはローカルグルメを楽しむことができる食堂もたくさん。

バミー・トムヤム(35THB・約110円)

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この日食べた写真のバミー・トムヤムは小ぶりな麺でしたが、島内でいろいろと食べ歩きをしたかった私にはちょうど良い分量でした。美味しいものがたくさんあるクレット島なので、お腹と相談しながら食べ歩きを楽しんでみてくださいね。

 

島内の散策もおすすめ

これまで島内の観光スポットをご紹介してきましたが、商店が集中しているエリア以外にはのんびりとした風景と川沿いのゆったりした景色が広がっています。自動車が一台も走っていない島なので、レンタサイクルやバイクタクシーを利用して島内をのんびり一周してみるのも楽しいかもしれません。

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クレット島は平日も訪れることができますが、商店やカフェなどは土日のみ営業というお店が多いようです。また営業終了時間も早めなので、週末の日中に訪れるのがおすすめです。

 
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