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タイ特別観光ビザの発給開始！年内に日本から観光目的の入国はできる？

10/21更新

タイ特別観光ビザの発給開始！年内に日本から観光目的の入国はできる？

AUTHOR /: TRIPPING!編集部 | Editer

TAG /: アフターコロナ; タイ観光

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、観光を目的にした海外への渡航は非常に難しい状況にある。旅好きのみなさんは、ここ数ヶ月の間、今までの旅を振り返ったり、次の旅行に思いを馳せながら過ごしているのではないだろうか。そんな中、気になるのは「一体いつ頃から海外旅行ができるのか？」ということ。

そこで、TRIPPING!では、アジア各国の現在の状況と、レジャー目的の入国が可能になる時期について、最新情報を定期的にお届けする。今回は、特別観光ビザの申請ならびに発給が開始したタイついてご紹介。

タイの最新状況

2020年10月21日のタイ国政府観光庁の報告によると、タイ国内の新型コロナウィルス感染症の累計感染者数は3,709人、新規感染者数は9人、回復者は3,495人、治療中の患者数は155人、死者数は59人。国内全土に適用される非常事態宣言は、10月31日まで延長されている。

しかし国内では感染者数の大幅な増加はなく、市中では徹底した感染予防対策のもと、「ニューノーマル」を前提にした日常が広がっている。

タイの入国制限措置と特別観光ビザ「Special Tourist Visa」

現在、タイ国籍者やその配偶者、在留証明書や労働許可証を所持しているビジネス上必要な人材など、一定の条件を満たす場合、タイへの入国が許可されるようになっている。

さらにこの度、長期滞在する外国人向けの特別観光ビザ「Special Tourist Visa」の発給を開始。10月20日には同ビザを発給された中国人観光客40名が入国した。

特別観光ビザを発給されると、外国からの長期滞在者に限り、最長90日間タイに滞在することができるようになる。同ビザは90日間の延長を２度行うことが可能で、90日の延長につき2,000バーツの費用を要する。到着時には14日間の自主隔離への協力や、滞在先の証明が必要だ。

特別観光ビザを申請できるのは、タイ保健省が定める新型コロナウィルス感染拡大国リストの「低度感染危険国」から入国する者のみ。現在、日本は「低度感染危険国」にあり申請が可能だ。ただし、タイ保健省が定める新型コロナウィルス感染拡大国リストは毎月15日と30日に更新され、感染リスクのレベルに変更がでた場合は、申請できない場合もある。

なお本ビザの利用期間は、2021年９月30日までを予定している。

■特別観光ビザについて（在京タイ王国大使館）
http://site.thaiembassy.jp/jp/visa/type/9560/

写真提供：タイ国政府観光庁写真提供：タイ国政府観光庁

政府観光庁総裁の提言

2020年９月12日には、タイ国政府観光庁のユタサック・スパソーン総裁が、タイの観光業を鼓舞する提言を発表。

同氏は、苦境に立たされるタイホテル協会に向け、「これまで同様、今回の最悪の事態も忍耐強く連帯感を持って乗り越えられるだろう」と述べた。それとともに、ワクチンが見つかり、海外旅行の制限が解除される未来を見据えて、今からどう準備していくかに注目。新型コロナウイルス問題とともに、違法ホテルや廃棄物問題など、タイの観光業が抱えていた問題も解消し、業界を立て直そうと呼びかけている。

また注目すべき言及として、最良のシナリオをたどれば、「これ以上の混乱がない場合、タイ国政府観光庁は2021年には2,080万人の外国人観光客を予測しており、これは2019年に記録した3,980万人の到着者数の約半分になる」とも語る。

さらに、新たな時代へと移行するための「3D戦略」も打ち出した上で、「タイ国政府観光庁は、ともに新型コロナウイルスの危機を乗り越えていく」と観光従事者を鼓舞した。

アイコンサイアムの様子写真提供：タイ国政府観光庁写真提供：タイ国政府観光庁