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世界遺産の観光も!安全なパラワン島でマンツーマン授業

体験してきました!フィリピン親子英語留学! 前編

ホテルの客室で授業を受けるシステム photo:世界遺産イェーイ!
人気上昇中のフィリピン英語留学。中でも注目を集めているのが親子留学です。今年の夏、旅行英会話がやっとの私と、英語力ゼロで恥ずかしがり屋の娘5歳が、フィリピン・パラワン島の英語学校で親子留学を体験!リピーター続出のパラワン島親子留学の魅力を前編・後編に分けてご紹介します。


 

パラワン島はどこにあるの?

フィリピン南西部に位置するパラワン島は、世界中で注目が高まっているリゾート・アイランド。フィリピン随一の美しさを誇るエルニドを始め、エメラルドブルーに輝く海と白い砂浜が広がる絶景スポットがいたるところにあります。


ドス・パルマス・アイランド・リゾート ©PMES
しかもパラワン島には、世界遺産「プエルト・プリンセサ地下河川国立公園」もあり、手漕ぎボートに乗って洞窟探検を楽しむこともできます。「フィリピン最後のフロンティア」と称される、手つかずの自然を満喫できるのが魅力です。


プエルト・プリンセサ地下河川国立公園 photo:世界遺産イェーイ!


 
私たちが滞在したのは、南北に細長いパラワン島の中央部に位置するプエルト・プリンセサ。パラワン島が属するパラワン州の州都でもあり、巨大ショッピングモール、レストランなど何でも揃っていたので、不自由なく過ごすことができました。

平日は英語漬けで、週末は大自然を思いっきり満喫!というのが、パラワン島・リゾート留学のスタイル。私たちも、最初の土曜日に地下河川、次の週末はドス・パルマスという1島1リゾートのコテージに1泊し、パラワンの大自然を堪能しました。アクティビティについては、後編で詳しくお伝えします。


カラフルな魚がすぐそこに! ドス・パルマス・アイランド・リゾート photo:世界遺産イェーイ!
日本からパラワン島への直行便はないので、マニラまたはセブ島経由で訪れるのが一般的。私たちはLCCのセブパシフィック航空を利用しました。パラワン島への直行便がある、ソウルや台北を経由するのも一案です。

セブパシフィック航空 photo:世界遺産イェーイ!

 

パラワン島の英語学校「PMES(フィリピン マンツーマン イングリッシュ スクール)」とは

PMESは、日本人が経営するマンツーマンの英語学校。先生は全員フィリピン人です。「会話力UP」に力を入れているので、1日5時間~7時間の授業は全てマンツーマン。平日週5日の授業で、午前と午後で先生が変わる2人担任制です。基本的に1週間から受講可能で、数か月留学する生徒さんもいます。

私は、1.治安が良いこと、2.マンツーマン授業、3.日本人スタッフがいらっしゃることが決め手でこちらを選びました。以前娘がタイで英語のグループレッスンを受けた時に、あまり話していなかったことがあったので、マンツーマン授業をセレクト。また母と娘だけの留学なので何かあった時に備えて日本人スタッフがいるところを希望しました。

滞在時、留学生は全て日本人で、親子留学が4組、社会人が3人の計12人。同じホテルに泊まっていることもあり、ご飯を一緒に食べたり、情報交換したり和気あいあいと楽しく過ごせました。

留学生は、プエルト・プリンセサ中心部の「チャリーンペンション」というホテルに滞在し、自分の部屋で授業を受けます。先生が部屋に来てくれるので、雨で外出が面倒・・・子供がぐずって送り迎えが大変・・・という心配がありません。ホテル暮らしは、清潔で虫もいなくて快適でした♪


授業をさぼれないシステム photo:世界遺産イェーイ!

フィリピン留学というと心配なのが治安ですが、プエルト・プリンセサ市内は、娘と2人で夕食に出かけても特に問題ないほど安全でした。深夜に出歩かないなど最低限のことに気を付けていれば、大丈夫ではないでしょうか。ホテル内も警備員がいてセキュリティカメラが作動しているので安心です。

 

滞在するホテルは?


ホテルの前にとまっているのがトライシクル photo:世界遺産イェーイ!
私たちが滞在したホテル「チャリーン・ペンション」は、プエルト・プリンセサでも便利なロケーションで、トライシクル(バイクに荷台がついたタクシー)に乗れば、どこへでも簡単に行けました。プエルト・プリンセサの空港からは車で10分ほど。留学生ではない通常の宿泊客も泊まっている普通のホテルです。


勉強机と椅子も完備 photo:世界遺産イェーイ!


ケーブルTVで英語のアニメを見てましたphoto:世界遺産イェーイ!
部屋は1ルームでテレビ、エアコン、冷蔵庫、トイレ、シャワー付き。WiFiも部屋の中で問題なく使えました。ホテルのスタッフが掃除やシーツ、タオル交換も頻繁にしてくれるのでとても清潔。親子留学の魅力のひとつに、家事をしなくて良い!というのがあり、家事の時間を、親子の時間や英語の復習に使うことができます。


ホテル内のレストラン photo:世界遺産イェーイ!
英語教室のコースには、朝食付きプランと3食付きプランがあり、ホテル内のレストラン「キャンティーン」で提供されます。ご飯とおかず何品かを選ぶシステム。日替わりのメニューは肉に魚、野菜、スープとバラエティ豊富で、日本人好みのあっさりとした味付けでした。私たちは朝食だけのプランにしたのですが、時々ホテルのランチも利用していました。外出せずに美味しいものを食べられるのは便利です。


娘はご飯に日本から持参したふりかけなどをかけて食べていました photo:世界遺産イェーイ!
キッチン付きのコンドミニアムに宿泊するプランもあり、自炊派にはおすすめ。ホテルと同じく部屋に先生が来てくれます。

 

パラワン島授業体験

いよいよ授業スタート!期間は私が1週間、娘が2週間の5時間マンツーマン授業。50分授業で休憩は10分。午前中3時間、ランチ1時間をはさんで午後2時間授業があります。前半1週間は娘のみ授業で、私は仕事など。後半は、私と娘それぞれ授業を受けました。

パラワン島到着!

親子ともに事前学習全くなしに留学の時を迎えます。土曜日に日本を出発しマニラ経由でパラワン島へ、その日の深夜に到着。空港からの送迎も含まれているので安心です。


photo:世界遺産イェーイ!
日曜日は、徒歩5分の大型スーパーでシャンプーやティッシュペーパー、ビーチサンダルなどの日用品を購入。徒歩圏内のスーパーに加えて、トライシクルで5分のところには巨大ショッピングモールもあり、何でも揃うので現地調達がオススメです。

英語留学のテーマを決めよう

PMESでは、留学の目的に応じて授業内容を決めることができます。今回、私は「英語でレストランの取材をできるようになる」が目標だったので、先生にレストランのオーナー役になってもらって練習を繰り返し、最後に本物のレストランで先生と一緒に取材するという、実践型授業になりました。

授業内容についてはPMES代表の山本さんに相談することができます。山本さんは、アイルランドへの留学経験もあり、TESOL(国際英語教授資格)もお持ちなので、何でも相談できる心強い存在。フィリピンのプエルト・ガレラにある姉妹校を10年前に設立し2012年にはパラワン校をオープン、10年以上英語学校を経営しており「英語をしゃべれるようになってほしい!」という情熱に溢れていらっしゃいます。

なお、娘については、先生と2人で遊びながら英語を勉強する感じということなので、絵の具やお絵かき帳、ねんどなどを準備しました。


photo:世界遺産イェーイ!

授業スタート!

朝食を食べて先生がやってくるのを待ちます。9時になると「コンコン」とノックの音が。先生が遅刻することは絶対にないので、朝の支度はお早めに!

授業内容 ~大人編~

私は、レストランへの取材を目的とした実践型授業だったので、自己紹介の後は、いきなりレストランへの質問事項を洗い出すことからスタート。レストランや博物館、観光案内所、ツアー会社への取材を想定して、問答集を考え先生と練習しました。間違っている文法や発音があれば先生が指摘してくれます。先生がたの発音はとてもきれいで聞き取りやすかったです。

留学の終盤、プエルト・プリンセサのお洒落なレストランで実際にインタビュー!質問事項をまとめて何回も練習したので、今までになくスムーズに取材することができました。


先生も一緒に来てくれて私が英語に詰まった時にフォローしてくれました photo:世界遺産イェーイ!
カリキュラムに従ってガチガチに進めていくというよりは、留学生の目的とレベルに合わせて授業をアレンジしていくスタイル。私は実践型だったのでテキストは使いませんでした。アウトプット重視なので授業が終わるとヘトヘトになります。私と娘の先生は日本語が話せなかったので、日本語に逃げることはできない英語オンリーの授業でした。

授業内容 ~子供編~

一方、娘の授業は大人とは全く違うスタイルで、遊びの中で自然に英語と親しむという感じ。


photo:世界遺産イェーイ!
色の英語を教えてもらいながらねんどで遊んだり、絵の具で絵を描いたり、色紙で工作したり、フラッシュカードで数字の読み方を習ったり、UNOをしたり、ダンスをしたり歌ったりと、先生がたがあの手この手で根気強く娘のやる気を引き出してくれました。若い女性の先生が多かったのですが、みなさん小さい妹や弟がいるので、子供の扱いがとても上手でした。娘もテキストはなかったですが、おもちゃで遊びながら英語に親しむというスタイルは良かったです。


時にはベッドの上で授業することも!photo:世界遺産イェーイ!
5時間の授業は、娘には少々長かったようで2週間の留学期間中、飽きてしまって部屋の外に脱走することも!走り回って遊んでしまうこともありましたが、先生が危なくないようにずっと見守ってくれました。そんな中でも、先生が”Be careful!” と注意していた言葉を覚えていたりするので、英語漬けという環境は大きいと感じました。


陽気なフィリピーナの先生とUNOで盛り上がる! photo:世界遺産イェーイ!

授業の後は自由時間

授業が終わると親子で自由時間。スーパーに買い出しに行ったり、トライシクルに乗ってショッピングモールへ遊びに行ったりして過ごします。他の留学生や代表の山本さんと夕食を食べに行くこともあり、それも楽しいひとときでした。


ショッピングモールの遊び場 photo:世界遺産イェーイ!
ただ英語マンツーマン5時間の授業は5歳の娘には結構ハードだったようです。夕飯を食べに行こう!と誘っても、疲れたからお部屋で食べたい~という日もありました。

日本とは異なる初めての国で、毎日英語漬けという生活は5歳の子供にとっては、大変なことかもしれません。2週間だと慣れてきたところで終了!という感じだったので、慣れる時間を考慮してもう少し長期間留学すれば良かったとも思いました。

 

また行きたい!パラワン島親子留学


代表の山本さんから卒業証書を頂きました photo:世界遺産イェーイ!
密度の濃い親子留学もあっという間に最終日。私は、今後レストランや観光地を取材する時に使えそうな表現をたくさんストックすることができたのと、苦手だった雑談が楽しくなってきたのが成果。英語を話すのを嫌がっていた娘も、英語で挨拶をしたり、年齢を聞かれたら答えたりするようになっていました。

帰国後、娘と「また英語を勉強するならPMESに行きたいね~」と話しています。PMESの先生は、フレンドリーで一生懸命な方ばかりでした。PMESはリピーターや紹介がとても多いとのこと。こちらの先生と一緒に勉強したい!と思う留学生の方が多いのも納得です。


先生からプレゼントとお手紙をもらって感激! photo:世界遺産イェーイ!
代表の山本さんはご自身の語学留学の経験を通じて、自分が苦労したことを全て取り除いた学校を作りたい!ということで、PMESを設立。グループだと、しゃべらないことがあるのでマンツーマンのみ。教室とホテルが離れているとさぼってしまうので、教室=ホテル。治安が悪いと勉強もままならないということで、安全なパラワン島を選ばれました。英語を勉強するのに、絶好の環境が整えられています。

帰国後の勉強方法によいテキストも教えてもらったので、親子で英語の勉強を少しでも進めていき、次回のパラワン留学に備えようと思います。

後編では、パラワン島のアクティビティや周辺スポットについてご紹介!

PMES(フィリピン マンツーマン イングリッシュ スクール)

公式HP http://pmes.jp/
電話番号 050-7521-1199(朝9:00~夜6:00まで365日対応)※日本語直通 担当:山本さん
住所 Manalo St. Puerto Princesa City 5300 Palawan Philippines
備考 プエルト・ガレラにも姉妹校あり http://www.pgli.info/

 
(text : 鈴木かの子)

 

【連載】世界遺産のプロが教える! 東南アジア イェーイな旅


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