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- 独特の香りがくせになる!?ベトナムならではの強烈な調味料
ベトナムの有名な調味料といえば・・・〔ヌクマム Nước mắm)
ベトナム料理にはかかせない調味料です。
小魚を原料とする魚醤の一種で、魚介類に塩を加えて発酵させてつくるマムという食品の一種で、ヌクマムとココナッツで鶏を煮込んだり、豚の角煮にしたり、ゆでたやさいをつけたり、ベトナム人の食卓にかかせません。
そんなヌクマムの仲間である、とっても癖のあるベトナムらしい調味料といえば・・・
〔マムトム mắm tôm〕
こちらえびの発酵した調味料です。
ベトナム版塩辛のような・・・。アミノ酸のうまみが凝縮されているのか、においはさておきとっても濃厚です。紫色のような灰色のような怪しい光を放ち、独特な強烈なかおりを発します。
このマムトム。一度はまるとぬけられない人が増えているんです!
マムトムを美味しく食べられる私のお勧めの料理は《ブンダウマムトム bún đậu mắm tôm》という北部の料理です。
ブン=お米でつくられた麺でそうめんのようなもの
ダウ=豆(この場合あげ豆腐をさします)
マムトムですが、食べる前にちょっと一手間加えます。
そのままでは濃いマムトムに金柑を搾って伸ばすのです。お好みでお砂糖をいれるベトナム人も多いです。
お店のテーブルには金柑がセットされています。
わたしはお砂糖はいれず、金柑のみです。
金柑をいれしばらくまぜていると泡だって色が変わります。たくさん金柑を入れると食べやすくなります!
そこにつけ麺の要領で麺や豆腐、お魚の練り物などをつけて香草と一緒に食べるのがブンダウマムトム。
お店によって具材はいろいろですが、定番はきゅうり、さつま揚げのような魚の練り物が2種、ゆで豚肉のスライス、厚揚げ、ブン、紫蘇、パクチー、どくだみなどの香草。
ブンのみのおかわりもできます。
ベトナムの厚揚げのような揚げ豆腐は日本のものよりふわっとしていて軽めのものが多いです。
おみせによって揚げ豆腐やさつまあげの味も全然違うので、いろいろな味を楽しみたくなります。
香草でブンをまいてたべたりいろいろな自分好みの食べ方ができるおもしろさもあります。
はじめは強烈・・・と思うにおいも食べているとくせになり、においも気にならなくなるという不思議。
強烈な調味料マムトム。試してみる価値あります!
そしてこのマムトム。個人的には、きゅうりのおいしさに改めて気がつくことのできる料理だなと思います!
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