個性派揃い！ ホーチミンで訪れたい名物カフェ３軒

本格派のサードウェーブコーヒーを提供するカフェ
The WORKSHOP（ザ・ワークショップ）

著者撮影+

現地でまず試したいのは、濃厚なコーヒーに砂糖やコンデンスミルクを加えた伝統的なベトナムコーヒーですが、近年、コーヒー豆と淹れ方を選べる本格派のサードウェーブコーヒーを提供するお店が増えています。「The Workshop（ザ・ワークショップ）」はその先駆者的存在のカフェ。ホーチミンの目抜き通り・ドンコイ通りとゴードゥックケー通りが交わるところにあるビルの3階にあります。

著者撮影

天井が高く開放感のある店内にはコーヒーのいい香りが漂っています。中央には大きなオープンカウンターが設置されていて、バリスタがコーヒーを淹れる様子を見ることができますよ。すっきりクリアな飲み心地を求めるならペーパーフィルター、豆から出る油分などコーヒーの個性を丸ごと楽しみたいならフレンチプレス、コーヒーができあがる過程を目で楽しみたいならサイフォンでの抽出を選んでみましょう。

著者撮影

香り高いコーヒーをじっくり味わいたい方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

ベトナム産 高級チョコレートブランドのカフェ
Maison Marou Saigon（メゾン・マルゥ・サイゴン）

著者撮影

近年、日本でも広く知られるようになったベトナム産カカオ豆を使った高品質なチョコレート。その先駆けともいえるのが、ホーチミン在住の2人のフランス人男性によって生み出されたチョコレートブランド「MAROU（マルゥ）」です。そのMAROUのチョコレートを使用したドリンクやスイーツを楽しめるカフェ「Maison Marou Saigon（メゾン・マルゥ・サイゴン）」がベンタイン市場から徒歩5分ほどのカルメット通りにあります。

著者撮影

レジの横には美味しそうなケーキが美しくディスプレイされています。壁にドリンクメニューが書かれていますよ。店内では、カフェで使われるチョコが製造されていて、その工程をガラス越しに見ることができます。チョコは複数の産地のカカオを組み合わせたブレンドで、カフェ用の特別な配合。カカオ分は65％と高めの配合になっています。

著者撮影

チョコが好きな方は、こちらでチョコ尽くしの甘いひとときを堪能してみては。カフェにはお土産用のチョコやMAROUオリジナルグッズの販売コーナーが併設されていますので、併せてチェックしてみてくださいね。

築100年以上のアパートにある隠れ家カフェ
bang khuang café（バン・クアン・カフェ）

著者撮影

最後に紹介するのは、築100年以上の古いアパートメントにあるカフェ「bang khuang café（バン・クアン・カフェ）」。市民劇場から徒歩5分ほどのところにあります。2nd Floor（日本でいうところの3階）まで階段を上がると、左手にカフェが出現！落ち着いたトーンでまとめられた店内は居心地がとても良いです。

著者撮影

猛暑日はエアコンをつけるのかもしれませんが、店内は窓が全開で、天井ではシーリングファンがくるくると回っています。それでも、それほど暑さを感じないのが不思議です。

著者撮影

メニューには麺料理を中心としたベトナム料理の軽食もあります。写真は、きしめんのような平たい米麺にスペアリブがのった“HU TIU SUON （フーティウ・スーン）”。カフェごはんを食べに行くのもよし、ガイドブックを広げて次の行き先をじっくりと決めるのもよし、お友達と語らうもよし。1人でゆったりと落ち着いた時間を過ごしたいときにもおすすめの隠れ家カフェです。

（text & photo： グッチ）