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- 季節限定! カオラック発シミランクルーズでダイビング
魚影の濃さで知られるアンダマン海。こちらはコ・タチャイ 撮影/北川暢男
もうすぐ、タイのシミラン諸島の海が解禁になる。10月末から5月初めの北東モンスーンの時期しか、入ることができない季節限定ゆえ、心待ちにしていたダイバーも多いはず。
およそ半年間、パワーチャージをしていたわけだから、水面下は元気いっぱい。先端までイキイキとしたサンゴやソフトコーラル、小魚たちもわんさか。そして回遊魚やジンベエザメに巨大マンタ、目を凝らせばマクロ系など、フルコースの海が待っています。
およそ半年間、ダイバーが入ることのなかった海は、ウミウチワなどのソフトコーラルも元気いっぱいに 撮影/北川暢男
人気の大物スポットといえば、昨年もジンベエザメの出没率がすごかったリチェリューロック。マンタステーションもないのに巨大マンタがやってくるコ・ボンやコ・タチャイ、そしてやはりリチェリューロックでしょう。ちなみに、リチェリューロックはマクロも楽しめるオールラウンダーです。
レッドサドルバックアネモネフィッシュ。リチェリューロックは大物のみならず、生物ウォッチング派も満足 撮影/北川暢男
シミラン諸島へは、カオラックまたはプーケット島から船で向かいます。今回はシミラン諸島のダイブクルーズについて、徹底解剖を。まず、シミラン諸島へは船内に滞在するダイブクルーズと、日帰りのデイトリップの2つのスタイルがあります。日本人スタッフのいるビッグブルーダイビングが運営する「ハレルヤ」号を例に、説明していきましょう。
オーソドックスなシミランクルーズのスケジュールは船内4泊4日。前日夜に乗船して出向、1日目シミラン諸島、2日目シミラン諸島とコ・ボン、コ・タチャイ、3日目コ・タチャイとリチェリューロック、4日目コ・ボンとカオラックに近い沿岸のスポットで潜り、午後帰港。
シミラン諸島のナンバー4でランチ休憩に上陸することも。美ビーチとダイビング、両方を満喫 撮影/北川暢男
これまでシミラン諸島はデイトリップで行けても、そこから約100キロ離れたリチェリューロックはダイブクルーズのみでした。それが、カオラックより北にあるバンナムケム港からなら、移動距離が短縮でき、実現可能に! 朝9時に港を出港し、午前1本、午後1本、16時に帰港します。
ビッグブルーダイビングでは曜日ごとに行先が変わり、リチェリューロックは火・木・土曜。シミラン諸島は水・日曜。コ・タチャイ&コ・ボンは月曜。コ・ボン金曜。行きたいスポットの曜日に合わせてスケジュールを組みましょう。
カオラックはヨーロピアンリゾーターに人気が高い大人向けのビーチリゾート 撮影/北川暢男
ビッグブルーダイビングは日本人向けの店舗がカオラックにもあるので利用しやすく、体験ダイビングや講習もさかんです。
ビッグブルーダイビング カオラック店
http://bigbluediving.jp/khaolak-top
■レベル
基本的には初心者からOK。ドリフトダイブなので、スムーズに潜降ができる、水中でガイドの支持に従えるなどができること。
■ダイビングスタイル
ダイブクルーズとデイトリップがある。ドリフトダイブが主流。
■ダイビングシーズン
10月末から5月初めの北東モンスーンの時期のみ
情報、画像提供 : マリンダイビング
日本で最初に創刊されたスクーバダイビングの専門誌『マリンダイビング』(毎月10日発売)。アジアをはじめ、国内外のダイビングエリア紹介、海辺の生き物、ダイビングスクールガイドのさまざまな情報を盛り込んでいます。これからダイビングを始めたいと思っている人はもちろん、すでにダイビングを楽しんでいるダイバーの皆さんや、ダイビングに関わるすべての方々に向けた雑誌です。女性向けの姉妹誌『La SCUBA』も要チェック!
http://www.marinediving.com/
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