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タイの人気汁麺5選!バンコクで食べるならここ

タイを離れて恋しくなる料理のひとつが、屋台や食堂で食べるなんてことのない麺料理の数々。日本でよく知られているもののほかにも数えきれない種類の麺料理があるタイですが、その中から外国人にも食べやすく人気の高い汁麺を5種類ご紹介します。スープと麺の組み合わせはオーダー時に好みで選べるのがタイ式ですが、今回は独断と偏見で「このスープにはこの麺が合う」と思う組み合わせを選びました。また、個人的に「この麺を食べるならここ!」と決めているバンコクのおすすめ店もあわせてご紹介するので、次にタイを訪れたらぜひ試してみてくださいね!

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嫌いな日本人はきっといない中華麺+澄ましスープの組み合わせ
バミー ナーム


ほとんどの麺屋台で食べられる定番中の定番 著者撮影

タイ料理の辛さや強い香りが苦手な方でも食べやすく、初めてタイを訪れる人にも安心してすすめられる麺料理がこの「バミー ナーム」です。バミーは卵入りの黄色い中華麺、ナームはスープあり、という意味で、オーダーすると透き通ったスープに中華麺の入った、日本人にもなじみのある麺が運ばれてきます。スープは豚骨や魚ダシなど店によって異なりますが日本のラーメンのように濃いものは少なく、薄味のスープであることがほとんど。具も店によりますが、魚のつみれやチャーシュー、ワンタンなどから、好みのものを選べます。「バミーナーム」の発音も比較的簡単なので、初めてタイ語で料理をオーダーする時のメニューにもおすすめですよ。

バミーナームを食べるならここ!


絶品バミーが食べられる中華街の隠れた名店 著者撮影

魚ベースの透き通ったスープと、毎朝仕込んでいるルークチンプラー(魚のつみれ)が絶品。1時間で売り切れることもあるので、早めに行くのがおすすめ。

クイッティアオ ルークチンプラー(Tung Buk Seng)

住所 329/1 Santiphap Rd., Bangkok
時間 10:00〜12:00(売り切れ次第終了) ※日曜休み 
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トムヤムのイメージが覆るすっきり味の酸っぱ辛ヌードル
センレック トムヤムナーム


具は豚ひき肉入りがおすすめ! 著者撮影

辛さ&酸味という、タイ料理の魅力をぎゅっと凝縮しているのが、この「センレック トムヤムナーム」です。センレックは、中細の米麺、トムヤムナームはトムヤム味のスープという意味。トムヤムといってもトムヤムクンとは違い、麺の場合はベースとなる澄んだスープに粉唐辛子とライム汁を加えて、酸っぱ辛く味つけするのが一般的。ミルクなども入れないので軽い口当たりでクセもなく、トムヤムクンが苦手な人でも食べやすいと思います。麺はバミーも合いますが、味がよくなじむセンレックが個人的にはイチオシ! 豚の旨味と甘味が加わることでスープの酸っぱ辛さが引き立つので、あればぜひムーサップ(豚ひき肉)も入れてもらってくださいね。だいたいの麺料理店ではトムヤム味に対応してくれるので、「バミーナーム」や「センヤイ イェンターフォー ナーム」なども、「トムヤム」と付け加えれば酸っぱ辛く仕上げてくれます。

センレック トムヤムナームを食べるならここ!


現地在住の外国人にも人気の小さな麺食堂 著者撮影

この近辺に住んでいる人なら知らない人はいないと言っても過言ではないほど有名な老舗麺食堂。ここでは「ムーサップピセー(豚ひき肉大盛り)」オーダーが個人的定番です。

クイッティアオ セーウ

住所 1/5 Soi49 Sukhumvit Rd., Bangkok
電話 (+66)2-258-7960
時間 8:30〜15:30
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発酵食品好きにおすすめ!ピンク色の旨味たっぷり麺
センヤイ イェンターフォーナーム


ピンク色のスープが特徴。麺も鮮やかなピンク色に! 著者撮影

バンコクに到着すると、いつも真っ先に食べる麺がこのイェンターフォー 。タイ料理初心者の頃はピンク色のスープに驚いて敬遠していましたが、ピンク色の素が紅腐乳だと知って食べてみることに。ひと口スープを含んでみると、腐乳ならではの深い旨味にほのかな酸味、さらにイェンターフォーの定番具材であるシーフードのつみれや干しイカの旨味や香りが加わった、なんとも味わい深いスープに感動! それからはいろいろな麺を合わせて食べてみましたが、このスープにはもっちりと柔らかい幅広麺、センヤイが1番合う気がします。独特の香りと酸味があるので好き嫌いは分かれますが、発酵食品好きの方ならきっと気に入ると思いますよ!

センヤイ イェンターフォナームを食べるならここ!


ラマ4世通り沿いで見つけやすく、清潔感のある食堂  著者撮影

店によって香りや酸味がキツいこともありますが、こちらは程よい香りで食べやすいイェンターフォーの専門店。同じラマ4世通り沿いの「ハイセン フィッシュボール ヌードル」やエンポリアムデパートのフードコートもおすすめです。

ジェー ジア イェンターフォー

住所 564 Rama4 Rd., Bangkok
電話 (+66)86-688-9646
時間 9:00〜22:00 ※月曜休み
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ホルモンたっぷり!パスタみたいなクルクル麺
クイチャップ ナムサイ


麺が短いので、レンゲで食べるのが一般的 撮影:川床和代

クルクルっと丸まったかわいらしい形が印象的なのが、このクイチャップです。層になって重なった部分はもちもちとした食感で食べ応えがありますが、表面はつるっとしていて、意外とするすると胃に収まっていきます。具はさまざまな部位のホルモンを合わせるのが定番。写真は「ナムサイ」というすっきり味の澄んだスープですが、店によっては「ナムコン」という味も色も濃いめのスープを合わせることも。日本では食べられるところが少ないので、ぜひ現地で味わいたいタイの麺料理のひとつです。

クイチャップ ナムサイを食べるならここ!


昼時には行列ができることもある、エカマイの人気店 撮影:川床和代

外から見ると寂れた地味な食堂ながら、タイ人には大人気の麺食堂。自家製の揚げワンタンや、具だくさんのバミーも美味。またバンコクの中華街、ヤワラート通りにもクイチャップの有名店がいくつかあるので、散策ついでに立ち寄るのもいいかも。

アルンワン

住所 293 Soi15 Ekkamai, Soi63 Sukhumvit Rd., Bangkok
電話 (+66)2-392-5301
時間 9:00〜15:00 ※不定休
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カレー×ラーメンの黄金コンビ!日本人に大人気の北タイ名物麺
カオソーイ ガイ


日本人が大好きなカレーとラーメンの組み合わせということもあり、日本でも近年知名度が高まっているカオソーイ。タイ北部の名物料理ですが、バンコクでも食べられるところはたくさんあるので北部まで行く時間がなくてもご安心を。スパイスの効いた少しざらつきのあるスープに、カオソーイ用の少し縮れた平麺と揚げ麺を合わせるのが特徴。食べる直前に赤小玉ねぎと高菜漬け、ライムを加え混ぜることで程よい酸味と小気味のいい食感がプラスされ、ひと口ごとにさまざまな味わいを楽しめる表情豊かな一杯が完成します。チキンや牛、ラムなど加える肉によってスープの味付けも変わるので、まずは定番のガイ(チキン)からお試しを!

カオソーイ ガイを食べるならここ!


カオソーイのほか、ナムギョウやタムカヌンなどの北部料理も美味  著者撮影

50年以上前から、地元の人に愛され続けているバンコク郊外の老舗食堂。タイ北部のほか、東北部や中央部の料理も提供していて、ガイヤーンなども人気。評判のカオソーイは3〜4時間かけて煮込むスープがポイントで、タイ北部の名店に近い味わいを堪能できる。

クン イート

住所 23/8 Soi Ngam Wong Wan 54, Bangkok
電話 (+66)2-941-1128
時間 9:00〜16:00
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(text : 白石路以)

【連載】タイ料理ライターイチオシ! バンコク絶品食堂案内

 



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