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カルチャー
コロナ禍で大活躍!

タイなどアジア諸国で使われているDettol(デトール)消毒液


著者撮影

日本でよく使われている消毒液といえば、アルコール消毒液と塩素系漂白剤(ハイターなど)でしょうか。この2つはタイでも使われていますが、ここに加えてもう一つ有名な消毒液があります。それがDettol(デトール)消毒液です。

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新型コロナウイルスが流行しはじめたころには、バンコクの薬局やスーパーからDettol消毒液が消えて驚いた記憶があります。それだけタイでは一般に浸透しているということですよね。

Dettol消毒液を販売しているのはイギリスに本社を構えるDettol社です。Dettol消毒液の歴史は古く、1933年から出産後の感染を防ぐことを目的に病院で使われ始めました。それから傷口の消毒、そして床や物、衣類の消毒・除菌と幅広く使われるようになりました。

日本ではなじみの薄いDettol消毒液ですが、このような歴史があり、ヨーロッパとアジア諸国を中心に広く使われているんです。

私もせっかくタイに住んでいるので、試しにDettol消毒液を使いはじめました。私は主に床の消毒・除菌に使っています。

Dettol消毒液は、このような褐色の液体です。メインの成分はクロロキシレノール。


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キャップを開けると、「まさに消毒薬!」というような強烈な香りがします。パイン油(松科の針葉樹の油)が含まれているので、その香りでしょうか?この匂いが苦手な人もいると思うので、Dettol消毒液を買うならお試しで少量からが良いと思います。

実際に使う際は目的に応じて水で薄めます。薄める濃度はボトル裏面に記載があるのでそちらを参考に。薄めるとこのように白濁します。


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時間が経ってしまうと消毒・除菌効果がなくなってしまうため、その日のうちに使う分だけを水で薄めるのが良いのだそう。

こちらを使って床を水拭きするとスッキリします。手荒れ防止のためにゴム手袋必須です。

ところで、タイで販売されているDettol消毒液には2つのグレードがあります。

1つ目は傷など人の肌の消毒にも使えるグレードで、薬局でのみ販売されています。2つ目は物や衣類用で人の肌には使えないグレードで、こちらはスーパーマーケット等でも販売されています。

グレードを区別するには、ボトルの裏面に使用目的・方法が記載されているのでそちらを参考に。下の写真はスーパーマーケットで買える物や衣類専用のものです。


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以上、タイなどのアジア諸国でよく使われているDettol消毒液について紹介しました。国が変わると消毒液の種類も変わるのは興味深いですよね。

日本でもタイでも新型コロナウイルスの感染拡大で大変な日々が続きますが、できる限りの対策をして、なんとか乗り切りましょう!



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