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ユニークなメニューも続々

タイ人は大のサーモン好き!? レストランにはサーモンメニューが盛沢山!

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タイ人は無類のサーモン好きです。バンコクでタイ人に人気のある日本食レストランでメニューを見ると、サーモンの照り焼き、サーモンの塩焼き、サーモンの寿司などサーモン料理がたくさん揃っていることに気づきます。

しかも、オーソドックなサーモン料理ばかりではありません。日本人から見ると、かなりユニークなメニューも開発されています。

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例えば、日本から進出しているカレー専門店のCoCo壱番屋。タイではカップルやファミリー客に人気を得ていますが、ここでは「サーモンの照り焼きカレー」「サーモンクリームコロッケカレー」といった変わり種カレーを味わうことができます。日本人からすれば、サーモンの照り焼きをわざわざカレーにする意味がどこにある?と疑問に思ってしまいますが、ここはタイ。タイ人が大好きな素材を使ってバリエーションを増やすことが、タイ人をターゲットとするレストランにとっては重要な商品戦略なのです。

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バンコクを中心に約90の店舗網を持ち、タイでもっとも成功した日本料理レストランの一つとされている富士レストランでもさまざまなサーモン料理を発見できます。メニューにあるサーモン料理を挙げてみましょう。「サーモン明太ソース」「サーモンたたき」「スモークサーモンサラダ」「サーモントロ串焼き」「アラスカサーモンロール」「サーモン照り焼きロール」「スパイシーサーモン炙りロール」「海老天サーモンチーズロール」「サーモン塩チーズロール」…。巻寿司を中心に多様なサーモン料理が並んでいます。

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なぜタイ人はこれほどまでにサーモンを好むのか。理由はいくつか考えられます。 

まずは、ほどよい脂質。舌触りが良く、とろりとした食感はタイ人好み。鮮やかなオレンジ色も人気を牽引している要素でしょう。明るい色を好むタイ人の志向は食材においても同様です。地味な色は敬遠し、派手な色に惹かれるタイ人気質を受けて、巻き寿司はどれも海苔が内側に巻かれています。黒は控え、ビビッドな色のサーモンで見た目を演出するのがタイスタイルなのです。

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いろいろな食材との相性の良さも人気の一因と見ました。特にクセがないため、具を選ばない。その応用範囲の広さゆえ、バリエーションを広げやすい。これは店にとっても利点があります。

店側の事情について加えれば、サーモンは養殖ものが中心なので、店は安定的に仕入れることができます。価格も高くありません。コストパフォーマンスが良い安定供給可能なサーモンを店がメニューに活用し、それをタイ人が受け入れる。こうしてタイはサーモン料理天国になったのではないでしょうか。タイに来たらちょっと変わったサーモン料理を味わってみませんか。

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