シンガポール
カルチャー
将来を担う子供たちへ素敵なプレゼント

シンガポール政府が子供たちに贈った建国50周年ギフト

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今年シンガポールは建国50周年を迎えました。今年の3月にリークアンユー元首相が死去し、建国50周年祭典に建国の父であるリー氏自身が参加できなかったことは、恐らくシンガポール国民だけでなく、在星外国人でさえも残念に感じた人々が多かったのではないでしょうか。

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盛り上がりを見せた建国記念日

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やはり今年のナショナルデー当日の8月9日の混雑ぶりはすごいものがありました。セレモニーが行われる会場やその付近はかなりの混雑ぶりでクローズせざるを得ないエリアもありました。恐らく、政府がこの日の公共交通機関を独立50周年を記念して始発から終日無料にしたのもその理由かと思います。当日は街全体が、国旗と同じ色の赤と白に染められ、外に出ればほとんどの人が赤と白の服を着用。なかなか日本では見られない光景です。今年はシンガポールにとっても本当に特別の年でもあり、大きな節目となった年でもあると思います。例年にもまして思いのつまったパレードや花火を味わうことができました。

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政府から子供たちに粋なプレゼントを配布

ナショナルデーのセレモニーが終わり少し落ち着きを取り戻してきたいてきたころですが、建国50周年を祝いシンガポール政府が行った驚きの取り組みをご紹介させていただきます。それは、公立小中高校生に通う生徒と先生向けに”Building My SG”というオリジナルレゴを無料で配布したこと。

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このプレゼントには、シンガポールらしいなと考える方も多かったです。この国の勢いや太っ腹な部分を垣間見れました。  

レゴは計244ピースあり、難易度が3段階に分かれ、それぞれのレベルで楽しめるような仕組みになっています。組み立てられる建造物は全部で3つ。シンガポール最古のつり橋でもある「カベナ橋」、世界有数のハブ空港である「チャンギ空港」、マリーナエリアに現れる不思議で広大な「ガーデンズバイザベイ」。レゴで遊ぶ前にはシンガポールの歴史をこの建造物を通して親子で学んでほしいという思いもあるとのこと。学校によっては、ナショナルデー前にレゴを授業で楽しむ学校もありました。

 

また楽しみはそれだけではなく、生徒がオリジナルの作品を作り、”Build the Best Model of Future Singapore Contest”に参加することもできます。指定されたウェブサイトに自分が通う学校名を選択したあと、ウェブ上に作品の写真を投稿できるようになっています。応募は8月31日までで、最優秀賞の発表は9月7日に”Building My SG”のウェブサイトにて発表の予定とのこと。S$668相当のMindstorm Education EV3 Core SetやS$1000相当の商品券を用意しているとのこと。

勉強一筋の教育熱心な国というイメージも大いにありますが、節目である歴史の1ページを過ごす生徒たちへ、シンガポール政府からの粋な贈り物。オリジナルレゴを受け取った生徒たちは喜びの笑顔です。今後のシンガポールの成長を担う子供たちのこれからが楽しみですね。

 
Building My SG
http://www.buildingmysg.com/
 

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