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- 世界遺産の教会にショッピングを満喫!マニラでオススメのスポット&ホテル
サン・アグスティン教会 photo:世界遺産イェーイ!
フィリピンの首都マニラは、ハイセンスなショッピングモールや高層ビルが立ち並ぶ、東南アジアを代表するエネルギッシュな近代都市。一方、スペイン統治時代に建てられたバロック様式の教会が残されているなどフィリピンの歴史を感じることもできます。
マニラは、セブ島やボラカイ島などを訪れる際に経由するのみで、滞在はしないという方が多いのではないでしょうか? でも、マニラは経由だけではもったいない、魅力あふれる観光地なのです。日本から直行便で約5時間とアクセスも良く英語が通じるため、マニラは東南アジアの国々の中でも旅がしやすい都市のひとつです。今回の記事では、マニラを訪れる方にオススメの観光スポットと、ここに泊まっておけば大丈夫!というホテルをご紹介します。
マニラで世界遺産!
サン・アグスティン教会
地震のバロックとも言われているサン・アグスティン教会 photo:世界遺産イェーイ!
大航海時代の1521年にスペインが派遣したマゼランがフィリピン諸島に到達。それ以後スペインはフィリピンの島を次々と占領し1571年にはマニラを陥落しました。スペインは、植民地支配を安定させるためフィリピンの人々にカトリック教を広め、教会を建築していきます。
マニラの中心地イントラムロス地区周辺には、現在でもスペインの聖堂をモデルとした教会やスペイン風のコロニアルな街並みが残されています。
スペイン風の石畳の街並み photo:世界遺産イェーイ!
世界遺産としては、スペイン統治時代に建設されたバロック様式の教会4つが「フィリピンのバロック様式の聖堂群」として登録されており、マニラのイントラムロス地区にある「サン・アグスティン教会」もその1つ。フィリピン特有の地震や台風、そして西欧の攻撃から建物を守るため、石でつくられているのが特徴です。
内部はバロック風で、パリから取り寄せたシャンデリアが飾られています。現在でもマニラ市民の信仰の場として、多くの人がお祈りに訪れる教会です。
結婚式が行われていました photo:世界遺産イェーイ!
フィリピンの石造建築の中でも最も古い教会のひとつ。重厚な作りのため第二次世界大戦の爆撃にも耐え、現在でもそのままの形で残されています。
サン・アグスティン教会
住所 | General Luna St, Manila, 1002 Metro Manila, Philippines |
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地図 | Googleマップで確認する |
体験型水族館
オーシャンパーク
ペンギンがこんな近くに! photo:世界遺産イェーイ!
教会からちょっと趣向を変えて、マニラの水族館でワイルドな体験はいかがでしょうか?マニラ湾に位置する「マニラ・オーシャン・パーク」は、日本ではなかなか体験できないようなアクティビティが充実している水族館です。
水中トンネル photo:世界遺産イェーイ!
水族館のハイライトでもある25mの水中トンネルでは、サメやエイが真上を泳いでいき、まるで海の中にいるような気分に。
photo:世界遺産イェーイ!
水中トンネルを通っていくと、様々な体験型のアクティビティが用意されています。こちらは手を入れることができる水槽。魚にタッチすることができます。
photo:世界遺産イェーイ!
こちらは、フィッシュ・スパ。肌の角質を食べてくれるドクターフィッシュの体験ができます。マニラ湾を見ながらのんびり足湯♪といった風景ですが、意外と大きなドクターフィッシュ達がツンツンと足をつついてくるので結構くすぐったいです。
photo:世界遺産イェーイ!
筆者は6歳の娘と訪れたのですが、娘が一番興奮していたのがこちらの寒冷エリア。フンボルトペンギンのこんな近くに寄ることができるのです。通常は外からペンギンを眺めるのですが、エクストラでチケットを購入するとペンギンの近くの穴から上半身を出して、餌の魚をあげたり、一緒に写真が撮ることができるのです。なかなか日本ではこんな体験はできないですよね。
photo:世界遺産イェーイ!
コミカルなアシカショーや、幻想的なクラゲゾーンも見逃せません。
日本のメジャーな水族館と比べると規模は小さいのですが、体験に力を入れているため、結構楽しめました。半日ほどあれば一通り見て回れるので、ちょっと時間が空いた時の観光としてオススメです。パーク内にはH2Oという名前のホテルもあり、なんと水槽ビューのお部屋もあります。
マニラ・オーシャン・パーク
住所 | Manila Ocean Park Luneta Manila Philippines 1000 |
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電話番号 | (+63)2-8567-7777 |
URL | https://www.manilaoceanpark.com/ |
営業時間 | 平日 10:00-20:00 土日 9:00-20:00 |
地図 | Googleマップで確認する |
巨大ショッピングエリア
アヤラ・センター
グリーンベルト photo:世界遺産イェーイ!
ビジネスの中心地としても知られるマカティに位置する巨大ショッピングエリア「アヤラ・センター」。グリーンベルト、ランドマーク、グロリエッタ、SMマカティと4つのショッピングモールに、高級デパートのルスタンズ、そして高級ホテルが、数珠つなぎにつながっています。
筆者が宿泊していたデュシタニ・マニラは、SMマカティから徒歩1分。SMというのは、フィリピンの主要都市に展開している大型モールです。SMマカティの1階にある巨大スーパーは品揃えが良く、バラマキみやげを調達するのにもおすすめです。
マニラでは紙のストローが定番 photo:世界遺産イェーイ!
SMマカティのスーパー前には、タピオカで有名な「ゴンチャ」がありました。日本だと500円くらいするタピオカも、マニラでは95ペソ(約205円)とお安く頂けます。
「グロリエッタ」は、5つのビルに分かれています。グロリエッタの屋上には「ジャパンタウン」と呼ばれる日本食街がありました。マニラでは日本食がブームのようで、あちこちで日本食のお店を見かけました。
渋谷のスクランブル交差点をイメージ photo:世界遺産イェーイ!
そして有名ブランドのテナントが多く高級な雰囲気が漂うモールが「グリーンベルト」。中心には公園があり、くつろぎの空間となっています。グリーンベルトにも日本食のお店がたくさんあり、日本でもおなじみの一風堂もありました!筆者が注文した「AKAMARU TAMAGO(赤丸 卵入り)」は、435ペソ(約937円)と現地の物価を考えるとちょっと高価ですが、日本と全く同じ味だったことに驚きました。
photo:世界遺産イェーイ!
筆者は子連れだったこともあり、日本のラーメンを食べることが多かったのですが、アヤラ・センターにはフィリピン料理や各国料理も充実していました。グルメにショッピング、エンタメとアヤラ・センターに行けば、1日中楽しむことができます。
観光にもビジネスにも絶好のロケーション
デュシタニ・マニラ
photo:世界遺産イェーイ!
マニラに泊まるなら、ぜひおすすめしたいのがマカティに位置する「デュシタニ・マニラ」。ご紹介した、巨大ショッピングセンター「アヤラ・センター」から徒歩1分と、何をするにもアクセスの良いホテルです。
アヤラ・センター内にあるSMマカティが目の前! photo:世界遺産イェーイ!
ホテルの前にはファミリーマートやシェーキーズがあるので、ショッピングモールまで行かなくても、買い物をしたり軽食をとることができます。
マニラのホテルではお馴染みなのですが、ホテルに入る前にはX線で荷物チェックがあり、麻薬犬もウロウロとしています。セキュリティを受けて中に入ると、タイの民族衣装を着たスタッフの姿が。実は「デュシタニ・マニラ」は、タイの「デュシタニ・インターナショナル」が展開するホテルなのです。
photo:世界遺産イェーイ!
広々とした客室は、シンプルでモダンな中にタイ風のファブリックが用いられ、ゆったりとくつろげる空間が広がります。500室もある客室は、7つのカテゴリが用意され滞在スタイルに合わせてお部屋を選べます。ホテル内にはタイ料理のベンジャロン、そして日本料理のUMUなどがあり、食事も楽しみのひとつ。実は「デュシタニ・マニラ」は、その昔日系のホテルだったため、日本料理にも定評があります。
photo:世界遺産イェーイ!
このホテルで絶対に外せないのが朝食ブッフェ。フィリピン料理、日本料理、本格的なインド料理、焼き立てパンに卵料理などメニューが豊富すぎてどれを食べようか毎日迷ってしまう楽しい朝食でした。日系のホテルだった名残か、日本料理が充実しており、1杯ずつお好みの具を入れて作ってくれるラーメン、白米、豆腐、ひじき、海苔などが並んでいました。
photo:世界遺産イェーイ!
併設された「テラワン・スパ」は、宿泊者以外も訪れるマカティ屈指の人気スパ。「天国の庭園」をコンセプトとした空間でタイ伝統のマッサージを受けられます。
photo:世界遺産イェーイ!
ホテルには、プールやジムもあり、ルームサービスも美味。観光にもビジネスにも、あらゆるシチュエーションにおすすめできるホテルです。
デュシタニ・マニラ
住所 | Ayala Centre, 1223 Makati City Metro Manila, Philippines |
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電話番号 | (+63)2-7238-8888 |
URL | https://www.dusit.com/dusitthani/manila/ja/ |
地図 | Googleマップで確認する |
気になるマニラの治安についてですが、移動はgrabなど配車タクシーサービスを利用し、夜はあまり出歩かないなど、基本的なことに気を付けて行動していればそれほど不安を感じることはありませんでした。経済成長が目覚ましいマニラは、今後が楽しみな都市でもあります。次のフィリピン旅行の際は、マニラに何泊かしてそのエネルギッシュなパワーを感じてみてはいかがでしょうか?
(text : 鈴木かの子)
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