TRIPPING! トップ × ASEAN × ミャンマー × ヤンゴン × ミャンマーきっての聖地、シュエダゴンパゴダの7不思議
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2017.10.2 23:12
板坂 真季:編集者&ライター
この著者の記事 シュエダゴンパゴダ ミャンマー寺院 ミャンマー観光 ヤンゴン寺院 ヤンゴン観光
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2000年以上の歴史を誇る、ミャンマーきっての聖地、シュエダゴンパゴダ。境内にはメインの仏塔のほか数多くの御堂や祠が林立し、まるで寺町のようです。そんなシュエダゴンパゴダには、様々な伝説や超常現象で知られるスポットもたくさんあります。今回は、中でも興味深い7つの“不思議”をご紹介します。

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今年になって片目を開けた仏像

たしかに左目がうっすら開いているように見える。   著者撮影

まずは最新スポットから。今年の5月のこと。参拝にやって来た信者が、仏像の片目がうっすら開いているのに気づいたそうです。この仏像があるのは、境内南東隅にひっそりと建つサイドーム御堂内。メインとなる大仏の手前にたたずむ、高さ1mほどの真鍮仏です。

サビの具合で目が開いたように見えるというのが真相でしょうが、開眼を吉兆とみるミャンマー人たちで、それまで人けがなかったこの御堂は、連日参拝者であふれています。

 

手から水がしたたる仏像

ガラスケースで覆われ、仏像の姿はあまりよく見えない。  著者撮影
                
こちらも数十年前に、手から水が滴っているのが発見された仏像。メインの仏塔を取り巻く回廊沿いに並ぶ小さな祠群のひとつで、南東角あたりにひとつだけ中の仏像がガラスケースで覆われているものがあるのがその仏像です。

水が滴るのも吉兆ということで、今でも熱心に祈りをささげる信者を見かけます。滴った水がたまるように、指先の真下に素焼きの壷が置かれています。たまった水はどこへ持っていくのか、気になるところです。

 

嘘かまことか。洗髪の井戸の黄金伝説

祠で覆われているが、よく覗くと井戸があるのがわかる。   著者撮影
                
シュエダゴンパゴダで最も有名な伝説は、メイン仏塔の地下に広がる巨大な水路の真中に金銀財宝が山積みになっているというもの。そして地下への入口とされているのが、洗髪の井戸と呼ばれる祠です。大昔、お釈迦様の髪の毛がヤンゴンに着いた際、髪を洗ったとされる場所です。(入口はボーボーアウン堂にあるという説もあり)

こっそり中へ入った人が二度と出てこなかったという逸話には事欠かず、「入ったことがある」と言い出す人も定期的にメディアを賑わせます。今でも人びとの最大の関心事のひとつなのです。

 

子どもを授けてくれるタースーピン像

こちらは男児を授けてくれる方の像。   著者撮影
                    
こちらも昔からのパワースポットで、タースーピン像と呼ばれています。ここの像に参拝すると子宝に恵まれるとされています。

メイン仏塔は周囲をぐるりと祠で囲まれていますが、南口に近い祠のひとつは両側に天女のような像が立っています。向かって左側に立つ蓮の花を持った像にお願いすると女の子が、子どもを抱えた右側に祈れば男の子が授かるとされており、お参りする人が絶えません。

 

寄進された本物の目玉を埋め込んだ仏像

そう言われれば、目玉が生々しい気も。  著者撮影
                   
次は、少々不気味な仏像を。境内にはアウンミエと呼ばれる、参拝の最後に仕上げのお祈りを捧げる場所があります。そのすぐ南側に建つ祠のひとつにその仏像はあります。全身を金色の塗料で分厚く塗られているのですが、翡翠のような緑の目玉がやけにリアルなのですぐわかります。

この仏像、熱心な信者が昔、自分の目玉を寄進してはめ込んだといわれています。信じるか信じないかはあなた次第ですが…。

 

自力で(?)里帰りを果たしたピィドーピャン仏

イギリス風なのか、御堂の装飾にヨーロッパの香りがする。  著者撮影
                     
欧米列強がミャンマーで領土闘争を繰り返していた時代、砲弾を作るためや古美術品としてパゴダから多くの仏像や鐘が奪われてしまいました。しかし、それらが逃げたり戻ってきたり、という逸話がミャンマー各地にたくさんあります。

境内の北エリアに位置するピィドーピャン(ミャンマー語で「国へ戻る」の意味)仏像もそのひとつ。あるイギリス人が国へ持ち帰ったものの、毎晩夢に出てくるので気になって倉庫に行くとある仏像が光り輝いていたため、ミャンマーへ持って帰ってきたのだそうです。

 

定期的に引き上げ騒動が勃発する行方不明の鐘

鐘があったとされる場所のひとつ。別の場所だという人もいる。  著者撮影
                    
帰還を果たしたケースもあれば、まだ戻って来れないものもあります。それがダマゼディの鐘です。15世紀に王がシュエダゴンパゴダに寄進したものの、17世紀にポルトガル人に奪われてしまいました。しかし運搬途中に「鐘が行くのを嫌がって」河に沈み、いまだ引き上げられていません。

今でも数年おきに「ここに沈んでいると夢のお告げがあった」と言い出す人が現れ、そのたびに騒動になっています。鐘があったとされる場所は今も空けてあり、帰還を待ちわびる人びとの期待を感じます。

 
ヤンゴンへ行けば必ず訪れる最大の観光スポットであるシュエダゴンパゴダ。ほかにもまだまだたくさんの不思議が詰まっています。参拝の際はそんな“物語”を思い浮かべながら見て回っていただければ、感慨深いものとなるのではないでしょうか。

 
(text & photo : 板坂 真季)

 
隅から隅まで!魅惑のミャンマー探検
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