タイ
買い物
チャオプラヤー川沿いの新名所

タイの今を体感!バンコクの巨大複合施設「ICONSIAM」

photo:Yurika Kawano

タイ・バンコクのチャオプラヤー川沿いに誕生した「アイコンサイアム(ICONSIAM)」は、約750,000平方メートルもの広大な敷地を有する巨大複合施設。施設内には数々の小売店や飲食店、また多数の世界的ブランドの旗艦店が入居。さらに400mにも及ぶ水のショー「ICONIC Multimedia Water Feature」や2つの豪華レジデンス、また屋外には広大な公共スペースを擁し、2019年7月には美術館や3,000席規模のホールをオープンするなど、まさにタイの勢いを体現する新時代のランドマークだ。

本文を読む

 

タイと世界をつなぐプラットフォームへ

photo:Yurika Kawano

チャオプラヤー川沿いでひときわ大きな存在感を放つ絢爛豪華な建物は、16億5,000万円の開発コストをかけ2018年11月に完成。コンセプトは「世界の最高がタイの最高と出会う」。威風堂々としたこの建築物は、バナナの葉とタイの伝統的民族衣装をモチーフにしデザインされたという。

photo:Yurika Kawano

地下2階地上6階からなる商業スペースには、タイ全土、そして国外から厳選された100の飲食店と7,000のブランドが入居。日本人観光客にも人気のローカル雑貨店「ナラヤ(NaRaYa)」の新業態「ナラヤ・ティールーム(NaRaYa Tea Room)」や香港の2015年ミシュラン星獲得店「ティム・ホーワン(Tim Ho Wan)」、また、チェンマイの1号店オープン後から爆発的人気を誇る新感覚デザートカフェ「ワーン・ポー・ディー(Waan Phor Dee)」にも注目だ。

photo:Yurika Kawano

また、キーテナントとなる日系デパート「髙島屋」を始め、Appleなど98もの世界的有名ブランドがアイコンサイアムにてタイ初進出。髙島屋、Apple両店舗を含む14ものブランドがアイコンサイアムにその旗艦店を置くなど、タイ内外からの注目度の高さもうかがえる。

 

タイ初進出「SIAM髙島屋」

施設内でも圧倒的である約36,000平方メートルの面積を占拠するのは、タイ初進出となる「SIAM髙島屋」。髙島屋の海外店舗は、シンガポール、上海、ホーチミンに続き、アイコンサイアムで4店舗目だ。売り場面積25,000平方メートル、全7フロアをまたぎ展開される合計530のブランド中、約170が日系ブランド、うち80以上がタイ初進出。「日本の良いもの」を取り入れた“タイの新しいライフスタイル”を提案している。

 

タイ全土の魅力が詰まる「SOOKSIAM」

photo:Yurika Kawano

見どころ満載の巨大施設の中でも特に注目したいのが、1階部分の約15,000平方メートルに広がる「スックサイアム(Sook Siam)」と呼ばれるエリア。タイの水上マーケットを彷彿させる活気あふれるスペースには、タイの4つの地方、77県から集まるローカルフード店や民芸品店などがひしめき合い、地元民から観光客まで楽しめるひとつのアトラクションスポットになっている。タイ政府主導の地方創生プロジェクト「オートップ(OTOP)」の多くの製品にも出会えるので、お土産探しなどにも重宝しそうだ。

photo:Yurika Kawano

また、施設内外のところどころには、100人を超える世界的アーティストらの作品が点在しており、他の商業施設とは一線を画す文化的な一面も。

photo:Yurika Kawano

チャオプラヤ川沿岸の新たな景観を創り上げるICONSIAMは、「マンダリン オリエンタル バンコク」や「ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ」の対岸、「ザ・ペニンシュラバンコク」側である西岸に位置。現在は無料のシャトルボートや公共バスを利用し訪れるのがポピュラーな交通手段だが、2020年には、同施設もその開発に携わるゴールデン・ライン・スカイトレイン(Golden Line Skytrain)が完成予定。直結する新駅が誕生する。

何をむ?

国名・都市名、ジャンルを選ぶと、読みたい記事を絞りこみできます