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ホテルから選ぶわたしの旅

ルアンパバーンのタイムレスな一軒「メゾン・スバナポン・ホテル」

© Angsana Hotels & Resorts

「ホテルステイ」にフォーカスした旅のすすめをお届けする連載「ホテルから選ぶ わたしの旅」。今回は、ラオスの古都ルアンパバーンの中心に位置するブティックホテル「メゾン・スバナポン・ホテルbyアンサナ(Maison Souvannaphoum Hotel by Angsana)」をご紹介。

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王子の邸宅を改装したドラマティックなホテル

© TRIPPING!

世界遺産の町・ルアンパバーンで、白亜のフレンチコロニアル建築がひときわ目を引く「メゾン・スバナポン・ホテル by アンサナ」は、かつてラオスの首相を4度も勤めたスバナポン王子が暮らしていた邸宅を改装したホテル。建築を学んだ経験を活かして王子自らがデザインし、ホテルとしてオープンしたのは1972年。その後、政府所有の建造物となり、2004年に「バンヤンツリー ホテルズ&リゾーツ」が運営を引き継ぎ「メゾン・スバナポン・ホテルbyアンサナ」として生まれ変わった。

© Angsana Hotels & Resorts

緑豊かな庭園に囲まれ、静穏な空気に包まれた敷地内は外とは別世界。小さなホテルの多いルアンパバーンではプールのあるプロパティは珍しく、プールサイドでくつろぐ穏やかな時間は、なんとも贅沢。

© Angsana Hotels & Resorts

メインストリートまで徒歩数分、中心地の主要スポットにも自転車で簡単に訪れることのできる立地の良さを兼ね備えているのも嬉しいポイントだ。

 

ロイヤルファミリーの暮らし感じる客室

ガーデンウィング © Angsana Hotels & Resorts

客室は、庭園に面した2階建ての建物にバルコニー付の「ガーデンウィング」が20部屋、さらに別棟に「レジデンスツイン」「チャンパスイート」「ラオススイート」「メゾンスイート」の4つのスイートルームが並び、合計24部屋。「ラオススイート」は王女が、「メゾンスイート」は王子が自室として利用していたそう。

メゾンスイート © Angsana Hotels & Resorts

室内は白を貴重とした明るい空間で、ファブリックやアートとして設えられているラオスの山岳民族が作る美しいシルク織物が映える。両開きの扉を開けトロピカルガーデンを臨むバルコニーへ出れば、思わず心躍るはず。ゆったりと配されたソファに腰を下ろしてリゾート気分を満喫したい。

© TRIPPING!

 

伝統的なラオス料理を堪能できるダイニング

プールサイドにロケーションするメインダイニング「エレファント・ブラン」では、ラオス料理とインドシナ料理が提供されている。

© Angsana Hotels & Resorts

10種類のラオス料理がロングテールボートを模した器に並ぶ「フィースト・オブ・ザ・プリンス(王子の晩餐)」は、必ずオーダーしたい逸品。ルアンパバーン名物のカイペーン(川海苔)やラープ(ひき肉とハーブの和え物)、サイウア(ラオス風ソーセージ)など、伝統的なラオス料理が一度に楽しめるとあって、これを目当てに訪れる人もいるとか。

フィースト・オブ・ザ・プリンス © Angsana Hotels & Resorts

その他にも、ラオス料理やアジア料理が幅広くラインアップされていて、ダイニングで提供されている全てのメニューは、ルームサービスとしてオーダーすることが可能。

© TRIPPING!

 

ラオス屈指のハイクオリティなスパ

「メゾン・スバナポン・ホテルbyアンサナ」が注目される理由のひとつが、ホテル内のスパ「アンサナ・スパ」にある。国際的なスパブランドとして世界30か所以上に展開している「アンサナ・スパ」がラオスで初めて導入されたことが話題に。壁を全て取り外すことのできる開放的な3つのガーデンパビリオンでは、「アンサナ・スパ」らしい自然由来の花々やフルーツ、植物を使ったナチュラルなプロダクトを使用したハイクオリティなトリートメントを受けることができる。

© Angsana Hotels & Resorts

メニューは、120分〜180分のシグネチャートリートメントから、60分のボディマッサージ、さらに気軽に受けることのできる30分のフットマッサージなど、バリエーション豊富に揃う。

特別にトレーニングを受けたセラピストたちの技術は、ラオス随一。マッサージは、ツボを丁寧に確かめながら深いストロークで凝りを解し、柔らかいタッチも取り入れたスムーズな動きがくり返され、あまりの心地よさからうとうとしてしまうほど。

 

旅をもっと面白くするアクティビティ

© Angsana Hotels & Resorts

ルアンパバーンで特別な思い出を作るなら、ホテルが主催するユニークなアクティビティに参加してみるのはいかがだろうか。敬虔な仏教徒が多く暮らすルアンパバーンでは、毎朝托鉢に来る僧侶に喜捨するのは人々の生活の一部。同ホテルでは毎朝5時40分から、托鉢見学に加え喜捨を体験できるアクティビティを提供している。ホテルから少し歩いた場所に移動して待っていると、オレンジの袈裟に身を包んだ僧侶が列をなしてやってくる。そこでホテルが用意してくれた熱々のもち米を喜捨していく。朝靄のかかる町に僧侶が托鉢して回る姿は荘厳。心に残る思い出になるはず。

その他にも、レストランでシェフ直々にラオス料理を習うクッキングクラスや、クアンシーの滝やパークウー洞窟を訪れるツアー、さらにはルアンパバーンの町を自転車で回るサイクリングツアーなど、様々なアクティビティが用意されているので、事前にチェックしてみることをおすすめする。

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