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ホーチミンで感じる「異国」

さまざまな神様の像に注目!ホーチミンのヒンドゥー教寺院3軒

photo : Mime Soga

社会主義国でありながら、さまざまな宗教が共存しているベトナム。国民の約80%が仏教徒といわれていますが、ホーチミン市内には仏教・道教寺院、教会、モスクなどが点在しています。

今回は、ホーチミン市内にあるヒンドゥー教寺院を3軒紹介します。どの寺院も観光スポット・ベンタイン市場から徒歩圏内にあり、アクセスしやすいのも魅力。神聖な場所であるため、中に入る際は靴を脱ぎ(足の裏が黒くなりますので、気になる方は靴下や足拭きシートを持参するとよいでしょう)、参拝者の邪魔にならないように見学しましょう。

多神教のヒンドゥー教の寺院には、日本でも有名なガネーシャをはじめ、さまざまな神様の像がありますので、注目してみてください。

 

1. スリ・マリアマン・ヒンドゥー寺院

photo : グッチ

3軒の中で参拝者が一番多いのが、チュンディン通りにある「スリ・マリアマン・ヒンドゥー寺院」。ベンタイン市場から西へ徒歩3分ほどのところにあります。

photo : グッチ

19世紀末、南インド出身の商人によって建てられた寺院で、ご本尊には病気を治すといわれる女神・マリアマンが祀られています。お供え物はサラダ油とココナッツが多いです。

photo : グッチ

ご本尊の裏では、マリアマンの持つ奇跡を起こす力を信じ、熱心にお祈りをするベトナム人の姿が絶えません。男性の背の高さぐらいの位置で石の色が変わっているのが、多くの人が祈りを捧げた証でしょう。マリアマンの乗り物・獅子も人気で、入口付近にある獅子の像にお祈りをする人も。多くの人が獅子の体を触り、その手で自分の体をなでていたのが印象的でした。

スリ・マリアマン・ヒンドゥー寺院(Mariamman Hindu Temple)

住所 45 Truong Dinh , District 1 , Ho Chi Minh
地図 Googleマップで確認する

 

 

2. サブラマニアム・スワミー

photo : グッチ

2軒目は、ナムキーコイギア通りの「サブラマニアム・スワミー」。ベンタイン市場とグエンフエ通り(歩行者天国)の中間ほどの場所にあります。

photo : グッチ

一歩足を踏み入れると、中は薄暗く、参拝者の姿もなく、とても静か。ヒンドゥー教寺院らしい鮮やかさはなく、落ち着いた雰囲気の寺院です。

photo : グッチ

寺院内には管理人さんが飼っているワンちゃんが2匹が歩いていました。奥にはバイク、掃除道具、お水のガロンボトル、ペットボトルの空容器などが置いてあり、ここで生活をされている様子でした。

サブラマニアム・スワミー(Subramaniam Swamy Temple)

住所 98 Nam Ky Khoi Nghia , District 1 , Ho Chi Minh
地図 Googleマップで確認する

 

 

3. スリ・タンディ・ユッタ・パニ

photo : Mime Soga

最後に紹介するのは、“写真映えする寺院”として近年SNSでよく見かけるようになった「スリ・タンディ・ユッタ・パニ」。ドンコイ通りとベンタイン市場の中間にあり、高島屋が核テナントとして入居するサイゴンセンターのそばにあります。

photo : Mime Soga

靴を脱いで中に入ると、外観からは想像がつかないほど鮮やかな空間が広がっています。色彩豊かで華やかな雰囲気に反して、静かな時間が流れています。

photo : Mime Soga

見どころは、壁一面に張り巡らされた美しいタイル。このタイルは日本製で、大正時代に流行した“エンボスタイル”というものだそうです。ホーチミンにあるヒンドゥー教寺院で、日本のタイルが使われていることが興味深いですね。

photo : Mime Soga

よく見ると、植物がモチーフとなっているものが多いです。レトロな色合いと柄がとても美しいのでぜひ訪れてみてください。

スリ・タンディ・ユッタ・パニ(Sri Thenday Yuttha Pani)

住所 66 Ton That Thiep , District 1 , Ho Chi Minh
地図 Googleマップで確認する

 

日本では珍しいヒンドゥー教寺院。ホーチミンというだけで東南アジアにいることを感じさせてくれますが、ヒンドゥー教寺院を訪れれば、きっとさらに異国情緒を感じることでしょう。

(text :グッチ)

 

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