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タイ3大祭りのひとつ

世界最大級のろうそく祭り「ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバル2020」

写真提供:タイ国政府観光庁

陰暦8月の満月の日、タイ東北部のウボンラーチャターニーで行われるろうそくのお祭り「ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバル」が2020年7月6日(月)に開催される。巨大なロウ彫刻を乗せた山車が、民族舞踊ダンサーたちと練り歩くパレードは圧巻。

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タイ3大祭りのひとつに数えられる盛大なフェスティバル

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毎年雨期に入る7月(陰暦8月)、タイの全ての仏教僧侶たちは、寺院にこもり修行に励むカオ・パンサー(入安期)の時期を迎える。それに合わせるように、タイ各地では個性的なお祭りが開催。中でも、タイ東北部のウボンラーチャターニーで行われる「ウボンラーチャターニー・キャンドルフェスティバル」が盛大で、街の中心トゥン・スィー・ムアンでは大小様々なサイズや形の、精緻な彫刻を施されたロウ作品を見ることができる。

ハイライトのパレードでは、ロウ彫刻を乗せた山車とタイ舞踊家たちが街中を練り歩き、この華やかな祭典を一目見ようと世界中からの観光客が集まる。

 

119回目を迎えるタイの伝統的なお祭り


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この祭典の歴史は今から119年も前に遡る。カオ・パンサーの期間、寺院からの外出を禁止された僧侶たちのために、村人たちは日用品を寺院に運び込み献上した。その中には僧侶が夜に読書をするために欠かせないろうそくも含まれていた。村人たちは次第に、献上するろうそくの中でどれが最も美しいかを競い始め、それがこのお祭りのはじまりだと言われている。

その後、各寺院を囲むように各地でロウ彫刻作りのコミュニティーが誕生。この時期に合わせて皆で作り上げたろうそくを寺院に奉納することで、人々の未来が明るく照らされると信じられており、現在でもこの伝統を通じてタイ仏教が大切に受け継がれている。

 

世界中からロウ彫刻アーティストが集結


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キャンドルフェスティバル会期中に行われる「国際ロウ彫刻コンテスト」は2020年で14回目を迎える。世界中のロウ彫刻アーティストがウボンラーチャターニーに集結し、フェスティバルの始まりとともに、巨大なロウ彫刻の制作を開始。フェスティバルの期間をたっぷりと使い、何日間もかけて作品を完成させていく。

ハイライトは、例年フェスティバル最終日に行われる「キャンドルパレード」。間近で見れば、その巨大で精巧なロウ彫刻を乗せた山車の迫力と、タイ伝統舞踊の踊り子たちの情熱的な舞いに圧倒されることだろう。その他にも、光と音のショーや夜のキャンドルパレード、寺院巡り、ろうそく作り、OTOP製品のバザーなども開催。地元の人々と観光客とで街が一年で最も活気に満ち溢れる。尚、ここで作られたキャンドルは、パレードを終えると地元の寺院にすべて寄贈されるそう。

ウボンラーチャターニーへは、バンコクのドンムアン空港からノックエアとエアアジアの直行便で1時間強。タイの3大祭りのひとつに数えられるこの芸術的なお祭りに、ぜひ一度足を運んでみては?



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