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ホテルから選ぶわたしの旅

ひときわ異彩を放つ「ホテルバガボンド シンガポール」でアートな滞在を

©Hotel Vagabond, A Tribute Portfolio Hotel

「ホテルステイ」にフォーカスした旅のすすめをお届けする連載「ホテルから選ぶ わたしの旅」。今回は、リトル・インディアやマレー文化圏「カンポン・グラム」にほど近い、ジャラン・ベサール地区に位置する個性派ホテル「Hotel Vagabond, A Tribute Portfolio Hotel(ホテルバガボンド トリビュートポートフォリオ シンガポール)」をご紹介。

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既存のホテルの常識を超越した、アートなホテル

チャンギ空港から車で約20分。リトル・インディア地区の東、ジャラン・ベサール地区に位置する「ホテルバガボンド トリビュートポートフォリオ シンガポール」。2015年末にオープンし、2016年11月に、マリオット・インターナショナルのホテルブランド「トリビュートポートフォリオ」に加盟した同ホテルは、個性的なホテルが多いシンガポールのなかでもひときわ異彩を放っている。

著者撮影

初めて訪れる人はまずその外観に目を見張るはず。1950年代に建てられたアールデコ様式の建築をリノベーションした建物は、一見、真っ赤な倉庫のよう。遠くからでも目を引く。ホテルに入るとまた新たな驚きが! ロビーでは黄金に輝くゾウとサイがお出迎え。小さなフロントが位置するのはサイの背中の向こうだ。

著者撮影

デザインは、モナコの「オテル・エルミタージュ」やパリの「オテル・コスト」など数々のホテルを手がけてきた、フランス人デザイナー、ジャック・ガルシアが担当。彼が作りだす、モノを徹底的に減らすミニマリストの対義語である「マキシマリスト・スタイル」と時代の様式美への敬意、そして、アートを愛するオーナー夫妻の趣味が見事に合致し、前衛的、かつアート性の高いホテルを作りあげた。

 

アート性と移住性を追求した色彩豊かな客室

©Hotel Vagabond, A Tribute Portfolio Hotel

4階建ての建物には、スイートを含め41室を配している。もっともスタンダードの客室「クラシックルーム」は約20㎡。決して広くはないが、パブリックスペース同様、どこを切り取っても絵になるようなアーティスティックな空間だ。イタリア産大理石とガラスモザイクのバスルーム、マホガニーの家具、豪華なベッド、肌触りのいいエジプト綿を使用したシーツ、ふわふわのスリッパなど移住性にもとことんこだわった。バスアメニティはエトロ。壁に飾られた絵画や写真もホテルのテイストに合わせてセレクトされたものだ。

©Hotel Vagabond, A Tribute Portfolio Hotel

また、客室には、1室に1台、滞在中、自由に使用できるスマホが置かれている。ここ最近、シンガポールや香港では特定の国への国際電話が無料となるサービスを提供するホテルが増えているが、「ホテルバガボンド トリビュートポートフォリオ シンガポール」のスマホは日本への国際電話も無料だ。

©Hotel Vagabond, A Tribute Portfolio Hotel

 

どっぷりと「異文化」に浸る

著者撮影

ホテルが位置するのは、リトル・インディアやアラブ・ストリートにまたがるエリアだ。シンガポール最大で最古のイスラム教寺院「サルタン・モスク」や、リトル・インディアを象徴する「ビーラマカリアマン寺院」「スリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院」といったヒンドゥー寺院にも容易にアクセス可能。さまざまな文化が交差するシンガポールの中でもひときわ異国情緒を感じることができるエキサイティングな立地だ。

著者撮影

近隣にはリーズナブルなマッサージ店やローカルなマレー料理やインド料理、アラブ料理が楽しめる魅力的なレストランがいくつも軒を連ねている。感度の高い人がこぞって足を運ぶ、おしゃれなカフェも増えている。シンガポールでは珍しい、24時間営業の巨大ショッピングセンター「ムスタファセンター」も徒歩圏内だ。心弾む多彩な選択肢の中から、どんな過ごし方を選ぶかは自分次第! 客室、ロビーに置かれている、ホテルオリジナルの周辺マップを片手に、今まで知らなかった、シンガポールの新たな一面を探しに出かけてみてはどうだろうか。

 

ホテル内でアート散策に興じる

©Hotel Vagabond, A Tribute Portfolio Hotel

ホテル内には、アンティークからモダンなミクストメディアの作品まで、アートコレクションがそこかしこに点在。これらのアート作品は、オーナー夫妻の個人的なコレクションと、英国のアーティスト、ピーター・ミラードが監修したもので、そのひとつひとつにスト―リーがあるそう。たとえば、バーで存在感を放っている「黄金のバニヤンツリー」は、何世代にもわたってインドのラジャスタン王家のために防具を作り続けてきたアッラブクシュ家の手による工芸品だ。

著者撮影

朝食会場にもなる、ロビー奥のサロン「バガボンドサロン」には、ミラード監修による、世界中から集めた絵画がところ狭しと飾られている。エレベーター内で流れる、サイケな映像もホテルオリジナルのものだ。

 

古くて新しい!? ナイトライフを満喫

著者撮影

定期的に新進気鋭のミュージシャンやDJが出演するライブスペースに変貌する「バカボンドサロン」や黄金に輝くバニヤンツリーが印象的なバー「バー・バガボンド」など公共のスペースは、世紀末のパリのサロンをイメージしている。赤と黒を基調としたデザインはファッショナブルでどことなく退廃的。

著者撮影

バーでは、タマリンドやインドのローズティー、レモングラスを使ったものなど、ホテルのコンセプト同様、個性あふれるオリジナルカクテルがいただける。シンガポール名物の「チリ・クラブ」やインド料理「チキンティッカ(タンドリーチキン)」をスライダー(小さなハンバーガー)に昇華させたものなど、東洋と西洋のテイストを掛け合わせたメニューもぜひいただいてみたい。

 
ポップでセクシーな「ホテルバガボンド トリビュートポートフォリオ シンガポール」は、アートな滞在とともに、シンガポールならではの異文化体験ができる場所。時代と文化が交錯する独創性あふれるホテルで、シンガポールの「今」を体感して!

 
ホテルバガボンド トリビュートポートフォリオ シンガポール
・URL: http://www.hotelvagabondsingapore.com/
・住所:39 Syed Alwi Road, Singapore 207630
・電話:(+65)62916677
・宿泊費:HPを確認

 
(text : Aya Hasegawa)

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