フィリピン
カルチャー
マリンダイビング誌初公開!

フィリピン・ドゥマゲッティ南沖の「ダーウィン」がすごい! 

黒字にオレンジのドット模様がかわいいクマドリカエルアンコウの幼魚   撮影/原田雅章

世界中の海を潜り歩いてきているマリンダイビング誌の水中カメラマン原田雅章さん、通称“はらだま”さんにして、「なんか見たこともない魚が結構いたんだよね」と、オドロキの感想をもらした、セブ・ビサヤ諸島エリアの「ダーウィン」。


 
場所はセブ島の南に位置するドゥマゲッティ(ネグロス島)のさらに南。“第2、第3のレンベ!”と、マクロ好きの欧米ダイバーの間でウワサが持ちきりになっていたスポットながら、これまで拠点がなくドゥマゲッティから船で行く方法がもっぱらでした。それが近年、ダーウィンにも続々とダイブリゾートがオープン。さらに、世界中のいい海へのダイブツアーを企画している<ユーツアーサービス>が、ダーウィン滞在のプランをスタートさせました! 他のフィリピンに比べやや難度が高いアクセスも、日本からドゥマゲッティ(またはセブ)へのフライト、空港-リゾート間の移動もまとめてパッケージにしてあるので、楽ちんです。

クリクリまなこのシリウスベニハゼ   撮影/原田雅章

ダーウィンはリゾートの目の前にハウスリーフ(海岸線が長いので、いくつものダイブスポットに分かれている)があり、手軽に楽しめるのが魅力。どのハウスリーフも水中地形の造りは似ています。エントリーすると、浅瀬に海藻地帯が広がる中に根が点在、沖に向かうにつれ、砂地がスロープ状にゆっくりと落ちてゆく。いかにも、いろいろな生物が隠れていそう。

実際、水面下ではクマドリカエルアンコウの幼魚やハーレクインシュリンプ、トウアカクマノミのコロニーなど、レアキャラが続出。さらに和名がない魚や生物、生物図鑑にのっていないものを見かけることも。

アポ島のロックポイント・ウエストにて。ギンガメアジと並び、ウミガメも定番メンバー   撮影/原田雅章

また、セブ・ビサヤ諸島エリア最大のダイビングスポット、アポ島へもスピードボートで30分前後。ギンガメアジの壁や美しいサンゴ礁の見どころも押さえているのです。

ダイブガイドとして長年経験を積んだオーナーの夢が結実したアズーレダイブリゾート   撮影/原田雅章

おすすめのステイ先は<アズーレダイブリゾート>は海に向かって施設が開ける、開放感たっぷりのスタイリッシュなリゾート。静寂に包まれ、落ち着いた雰囲気です。

アズーレダイブリゾートのスーペリアデラックスツイン。大荷物でもゆったり使える広さをキープ   撮影/原田雅章

 
■レベル
砂地エリアでは巻き上げに注意。中性浮力のスキルが必要

■ダイビングスタイル
ハウスリーフではビーチエントリー。ボートダイブでアポ島へも

■ダイビングシーズン
通年ダイビングOK。3~6月は海況が穏やかでアポ島への遠征もベストなシーズン。4~10月は水温25~30度で温かいが、11~3月は水温25度を切ることも

 

情報、画像提供 : マリンダイビング

日本で最初に創刊されたスクーバダイビングの専門誌『マリンダイビング』(毎月10日発売)。アジアをはじめ、国内外のダイビングエリア紹介、海辺の生き物、ダイビングスクールガイドのさまざまな情報を盛り込んでいます。これからダイビングを始めたいと思っている人はもちろん、すでにダイビングを楽しんでいるダイバーの皆さんや、ダイビングに関わるすべての方々に向けた雑誌です。女性向けの姉妹誌『La SCUBA』も要チェック!
http://www.marinediving.com/

 
水中の楽園 〜Diving in ASIA〜 supported by マリンダイビング
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