ミャンマー
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今注目のミャンマー特集

神秘のベールに包まれた魅惑の仏教国、ミャンマー

©ASEAN-Japan Centre

インドシナ半島西部に位置し、中国やインド、タイ、ラオスなどと国境を接する国、ミャンマー。人々は仏教を深く信仰しており、国を巡れば豊かな自然の中に黄金の仏塔や大小の仏教遺跡が点在し、見たこともないような美しくて神秘的な光景の数々を目にすることができる。

国政の影響で長らく国が閉ざされてきたミャンマーは、“東南アジアのラストフロンティア”とも呼ばれ、まだまだ知られざる魅力を秘めたアップカミングなディスティネーション! 入国にはビザが必要となるが、日本からは全日空がヤンゴン国際空港へ直行便を毎日運航しているので予想以上にアクセスは良好。東京からの飛行時間は約8時間ほどだ。さあ、神秘のベールに包まれた魅惑の国ミャンマーの扉を開いてみよう。

 

まるで異世界、国中パワースポットだらけのミャンマー

ミャンマーのイメージがあまり浮かばないという人もいるかもしれないが、一歩足を踏み入れれば、見渡す限りの平原に築かれた古都や神秘的な聖地、少数民族の伝統文化など、日本では知ることのできない未知の体験の連続だ。ゾクッとするほどに美しく、まるで異世界に迷い込んだかのような絶景と、穏やかで友好的なミャンマーの人々があなたを待っている。

 

魅力1
祈りと信仰を集めるパワースポット、黄金の仏塔やパゴダ

シュエダゴンパゴダ5
シュエダゴンパゴダ ©TRIPPING! 

生活の隅々にまで仏教信仰が根ざしているミャンマーでは、国のいたるところで黄金に輝く仏塔やパゴダ(寺院)が見られる。パゴダを覆う金箔や美しい装飾の数々は信者からの寄贈によるものだそうで、豪華絢爛な仏教寺院は、人々の信仰の厚さの賜物なのだ。

ミャンマー最大の聖地のシュエダゴン・パゴダは、ヤンゴン観光のハイライト。ミャンマー仏教の総本山で、2500年以上前に仏陀の頭髪を収めるために創建されたとの言い伝えがある。東西南北に回廊が伸び、境内は高さ約100メートルの黄金のストゥーパを中心に60余りの仏塔や廟が林立し、頂上へは104段の階段かエレベーターを利用して登ることができる。最上部には数千ものダイヤモンドやルビーが飾られているという。訪れた際は、生まれ曜日で自分の神様が決まる「八曜日の神様」でお参りをしたい。渡航前にチェックしておくのがおすすめ。

チャウットジー寝釈迦仏3
チャウタッジーパゴダ ©TRIPPING! 

シュエダゴン・パゴダの北東にあるチャウットジー・パゴダは、全長70メートル、高さ17メートルの、肘枕を付きながら横たわる見事な涅槃(寝釈迦)を拝観することができる。巨大な足の裏の、仏教の宇宙観を描いた緻密な模様は圧巻。

ゴールデンロック3
ゴールデンロック(チャイティーヨー) ©TRIPPING!

ヤンゴンから北東約200kmの町チャイトーの山頂にあるゴールデンロック(チャイティーヨー)は、ひと目見て驚愕するインパクトの強さ!山頂で黄金に輝く巨大岩ゴールデンロックの頂上には、約7.3mの仏塔が乗せられている。今にも落ちそうなこの岩は、仏陀の遺髪を乗せたことでその均衡を保っているという伝説も。訪れたものは、金箔をゴールデンロックに直接貼ることができ、その際にお祈りをすると願いが叶うという言い伝えがある。ただし、女性が触れることは許されていない。ミャンマー屈指のユニークな巡礼地で、国一番のパワースポットと言われている。

 

魅力2
ロマンと感動の仏教遺跡巡り

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バガン仏教遺跡群 ©ASEAN-Japan Centre

ミャンマーの秘境に佇む仏教遺跡の壮麗さは、言葉で語りつくせない魅力にあふれている。「世界三大仏教遺跡」と称されるアジア最大規模のバガン仏教遺跡群は、11世紀から13世紀にかけて栄えたバガン王朝の都。緑豊かな平原には約3000基ものパゴダや寺院が今も林立する様子は、世界中で唯一ここでしか見ることができない荘厳な景色。一生に一度は訪れたい、神秘と歴史のロマンを感じさせる絶景のひとつだ。

カックー遺跡3
カックー遺跡 ©Ikuma Yamasaki

少数民族の憩いのエリア、インレー湖から車で約2時間のところにあるのが、パオー族の聖地、カックー遺跡だ。2000年までは外国人の立ち入りが禁止されていた秘境の遺跡。今でもパオー族が同行しないと立ち入れないという正真正銘のサンクチュアリだ。ここには約2500もの仏塔が密集して建ち並び、遺跡に風が走ると、仏塔上部に取り付けられている風鈴が一斉に鳴り渡るという神秘的なスポットだ。

 

魅力3
憩いの湖、インレー湖に暮らす少数民族たち

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©Ikuma Yamasaki

標高900メートルほどのシャン丘陵にある淡水の湖、インレー湖。パガン遺跡と並んで人気のスポットで、波が穏やかな時は、水中の魚を肉眼で見ることができるほど澄んでいる美しい湖だ。周辺にはたくさんの少数民族が暮らしていて、首長で有名なバタウン族や、湖上で暮らすインダー族などに出会える。小さな筏に乗って、湖上に作られた村やパゴダ、浮き草の畑など案内してもらうことができ、昔ながらの彼らの生活を間近で見られる。近くには少数民族たちが集まるマーケットが開かれるので、ぜひのぞいてみたい。

 
今注目のミャンマー特集の後編では、実際にミャンマーを訪れる際のおすすめのツアー情報をご紹介!TRIPPING!編集部イチオシのプランをチェックしてみて!

 



初回投稿日:2015年12月22日
情報更新日:2019年2月1日(写真情報更新)

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