マレーシア
観光
ボルネオ島コタキナバル おすすめツアーvol.2

テングザルを探しに行こう!ボルネオ島「リバーサファリ」

6_

ボルネオ島コタキナバルを訪れたTRIPPING!編集部による、現地ツアーの体験記。珊瑚礁に囲まれたサピ島を訪れるツアーをご紹介した“第一弾”に続き、第二弾ではボルネオ島に暮らす動物に会いに行く「リバーサファリ」をお届け!

本文を読む

 

マングローブが生い茂るジャングルへ

1_
川岸には何台ものボートがスタンバイ

ランチを終えてからホテルを出発して車で約2時間。マングローブが生い茂る川に到着!青々しいジャングルの風景に、鳥や動物、虫たちの鳴き声も相まって、冒険前のムードは最高潮。マレーシアの伝統菓子とお茶で一休みしたら、いざボートに乗船だ!

2_
ボートが走り出すと気分も高まる

まるでディズニーランドのジャングルクルーズを彷彿とさせるリバーサファリだが、ここはあくまでもリアルな世界!私たちがこのアドベンチャーで探すのは、ボルネオ島固有の猿「テングザル」をはじめとした野生の動物や、サイチョウなどの鳥たち。時には、大トカゲも表れて堂々たる姿を見せてくれる。

今回は幸運にも、出発から5分もたたないうちに、テングザルの群れに遭遇!一匹のオスが複数のメスを従えることで群れをなしているテングザルだが、ひとつの群れが川をジャンプして越える場面に出くわしたのだ。木々のほぼてっぺんに連なるテングザルたち。どうやら木の上から対岸の木に飛び移ろうとしている様子。中々のアクロバティックな作戦ではあるが、距離の読みが外れたのか、つぎつぎと川に落ちて行くテングザルたち……。そんなサプライズにツアー参加者もエキサイトした瞬間だった。

3_
カニクイザル

テングザルの他にも、長いしっぽで蟹を獲って食べることから名付けられた「カニクイザル」や、まるで元サッカー選手のベッカム氏のような髪型をしていることから通称「ベッカムザル」と呼ばれる「シルバーリーフモンキー」など、涼しい夕方になってから食糧を求めて活動をし始める彼らに出会うことができた。

 

熱帯ジャングルに沈む夕日

4_
夕方のクルーズはなんとも情緒的

リバークルーズを始めて1時間もすると、あたりはたちまち夕日色に染まる。ジャングルの向こうに沈みゆく夕日とオレンジ色に染まる水面を眺めていると、自然の偉大さを感じられずにはいられない。絶好のサンセットポイントで美しい風景を心に焼き付けたら、約1時間半に及ぶリバークルーズも終盤。ボートは帰路につく。その道すがら、床に入るテングザルに出くわすことも。「床」といってもテングザルにとっては木の上。天敵から身を守るためだそうだ。長いしっぽでバランスをとりながら、丸まって寝ている姿はなんとも可愛らしい。

 

マレーシア料理のビュッフェの夕食

5_
アットホームな雰囲気の夕食タイム

ボート乗り場に戻ると、そこにはマレーシア料理のビュッフェが用意されている。素朴な家庭料理は正にマレーシアのおふくろの味だ。

 

夕食後、再び乗船!ホタル鑑賞へ行こう

ホタル

夕食を食べ終わると、再びボートに乗船!暗闇の川辺をクルーズしながら探すは「ホタル」。天気が良ければほぼ見ることのできるホタルは日本のホタルとは違う種で、群れで集まり細かい点滅を繰り返すため、まるでクリスマスのイルミネーションのよう。空一面の星空とホタルとの共演は、昼間のクルーズとはまた違った幻想的な世界に誘ってくれる。約30分に渡って、ナイトクルーズを楽しんだら、ツアーも終了。冒険の余韻にひたりながらホテルに戻る。

尚、気温は市内とそこまで変わらないが、急な雨に備えてレインウェアを持参すれば安心。現地でもポンチョを販売しているので、いざという時は購入も可能。また、虫除けスプレーは必須アイテムだ。
ボルネオ島固有の動物や鳥に出会うことのできるリバーサファリ。このツアーに人気が集まるのも十分納得できるほど、終始心を動かされた。
今回、編集部が参加したツアーは、こちら!

リバーサファリ (催行会社:H.I.S. KOTA KINABALU)
詳しくはこちら>

 
ボルネオ島コタキナバル 特集
・前編 大自然に魅せられて!ネイチャーリゾート「ボルネオ島」
・後編 雄大な自然が旅の舞台!「ボルネオ島」に出かけよう

 
(photo:Satsuki Ichikawa / H.I.S.(ホタル)  text:Ai Tanaka)

何をむ?

国名・都市名、ジャンルを選ぶと、読みたい記事を絞りこみできます

RECOMMEND COLUMN
連載コラム

RECOMMEND
COLUMN
連載コラム