カンボジア
観光
車、トゥクトゥクから自転車まで

アンコール遺跡&シェムリアップの移動手段

Photo: 北山 義浩

個人旅行で気になることのひとつに移動手段があります。空港から市内まで、街中の移動、そしてアンコール遺跡巡り。今回はシェムリアップの交通事情と、それぞれに合った交通手段をご紹介します!


 

空港からシェムリアップ市内までの移動手段

Photo: 北山 義浩

シェムリアップ空港から街までは車で約20分。ホテルやツアーでの送迎を頼んでいない場合には、基本的には空港タクシーを利用することとなります。建物を出たところにタクシーカウンターがあるので、そこでチケットを購入。料金は市内まで15USドル前後で、セダン、トゥクトゥクなどがあります。

料金一律ですぐに乗れるという利点もありますが、車中でツアーやホテルを強くあっせんされという話もちらほら聞きます。その煩わしさを回避したい場合は、事前に宿泊先等に迎えを頼んでおく方が無難かもしれません。

 

シェムリアップ市内の移動手段

著者撮影

シェムリアップには基本的にメータータクシーやシャトルバスがありません。ショップやレストランが集まるオールドマーケット付近であれば徒歩で回ることができますが、ホテルが郊外にある場合は、トゥクトゥクでの移動となります。郊外のホテルでは街までの無料送迎サービスをしているところもあるので、宿泊の際には聞いてみてください。

 

アンコール遺跡観光

著者撮影

さて、観光のメイン、アンコール遺跡めぐり。アンコール遺跡群はシェムリアップから約7km北にあり、少し離れています。また遺跡の範囲は広く、小遺跡や郊外遺跡まで回ろうと思うと意外に距離があります。

アンコール遺跡めぐりには次の3つの交通手段がありますが、それぞれに長所短所があります。ご自身の体力や時間と相談しながら適切なものを選んでください。

1. 車

 
著者撮影

安全面を気にするならダントツで車がおすすめ。前日夕方までに旅行会社や宿泊先のホテルに頼めば手配してくれるでしょう。半日・1日単位でチャーターができます。(半日で約25USドル~)。カンボジアは湿気も暑さも日本以上。遺跡巡りは想像以上に体力を使うので、合間合間にクーラーのきいた車で休めるのは大きいですね。

<ガイドさん、つけるつけない?>
車を頼む際に、ガイドつきにするかどうか迷うかもしれません。個人的には、初めての遺跡観光の場合はつけたほうがより楽しめると思います。遺跡への理解が深まることはもちろん、主要ポイントを押さえながら効率よく回れるというメリットがあります。

2. トゥクトゥク

Photo: 北山 義浩

バイクに座席をつけたトゥクトゥクは遺跡観光の定番。街中に流しも沢山いるので、気が向いた時に気軽に乗れるところが魅力です。基本的に値段は交渉制で、相場としてはアンコール遺跡(遠方遺跡除く)半日で約7USドル~。人数が多いと加算されることがあります。交渉が面倒な場合は旅行会社やホテルなどでの頼むのもひとつ。

オープンエアーで気持ちが良いのですが、転倒などの事故も多発しているので気をつけたいところ。特に遠方遺跡には安全面での心配もあるので、その場合は車のほうが安心です。

<良いドライバーの見分け方>
沢山いるトゥクトゥクですが、できれば良いドライバーに当たりたいところ。その見分け方ですが、まずは話した時のインスピレーション。国は違っても「なんとなく良さそう/危なそう」という勘は、案外あたります。もしイマイチと感じたら、遠慮なく他を探してください。
また、乗車してからも、スピードを出し過ぎるなどであれば、止めて降りても構いません。(なるべく早く判断しましょう)

3. 自転車/電動自転車

Photo: 北山 義浩

街のレンタサイクル(約2USドル~/日)ではママチャリからマウンテンバイクまで色々あります。遺跡エリアを颯爽と走るのは爽快ですが、遺跡まで、そしてさらに遺跡間の距離はかなりあるので体力を消耗します。ということで、体力に自信がある人におすすめの移動手段です。

Photo: 北山 義浩

自転車の爽快感を味わいたいけど体力的に不安という方には電動自転車も。市内のGreen E-Bikeでは電動自転車が借りられます(10USドル/日)。一見小型バイクのようですが、自転車なので特に免許も不要でパスポート提示でOK。遺跡エリアにはところどころに充電スポットがあります。
 
Green E-Bike
http://www.greene-bike.com

 
(Text: 矢羽野 晶子)

 

【連載】シェムリアップてくてく散歩 〜楽しくて、ちょっとディープな街歩き~

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