カンボジア
観光
高床式家屋の珍しい水上生活が見られる

トンレサップ湖の集落「コンポンプルック」へ行ってみよう


著者撮影

シェムリアップでアンコール遺跡群に次いで人気観光スポットのトンレサップ湖。東南アジア最大として知られるこの湖は、季節によって面積が伸び縮みするという珍しい特徴があります。雨季には、川の水が大量に流れ込み、乾季とくらべて水面積が約6倍にもなるそう。今回は、湖の伸縮に伴い陸と水上で一年の半分ずつを過ごすという湖畔の集落、「コンポンプルック」をご紹介します。


 

どんなところ?


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コンポンプルックは、シェムリアップ中心地から車とボートで1時間半ほどのところにある、トンレサップ湖の集落の一つです。ここでは雨季を迎えると陸地が水に覆われ完全に水上生活となるため、床下が6mほどの高さの家屋が作られています。およそ600世帯、3000人が暮らすコンポンプルック、いったいどんな光景が見られるのでしょうか?

 

高床式住居の珍しい生活


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ボートに乗っていざ出発!湖に出てすぐに目に飛び込んでくるのは、高床式の家屋群です。湖面の両側一列に家々が並ぶ様子は、思った以上の迫力があります。雨季と乾季で湖の水位が変わるので、訪れるタイミングによって眺めの印象も違うのがおもしろいところ。乾期で陸が見えるときは、家屋の下の空いたスペースを使って小さな店を出して稼ぐ家庭が多いそうです。

ここに住む人々は、陸と水の上を季節ごとに繰り返すという、まれな環境に上手に適応しながら生活を営んでいるんですね。

 

マングローブの中をクルーズ


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コンポンプルックに来たら体験していただきたいのが、マングローブクルーズ
地元の人が木々の間をゆっくりと手漕ぎのボートで案内してくれます。こもれびを見ながら水の流れに身を任せていると、のんびりとした気持ちに。

 

トンレサップ湖の大きさを体感できる!


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モーターボートに再び乗りかえると、住居群のエリアを抜けてより広い湖面へと連れて行ってくれます。

まるで海に出たかのようなパノラマ!

遮るものが何もないどこまでも続く地平線が、トンレサップ湖の広大さを実感させてくれます。往復と観光の時間を合わせると最低半日はかかりますが、来てよかった!と思える光景です。

 

どうやったら行ける?


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シェムリアップの中心地からは、自分でトゥクトゥクに交渉して行くことも可能ですが、ぼったくりや、寄付を要求されるなどのトラブルも報告されているので、旅行代理店でツアーに申し込むのが無難でしょう。乾季ピークの3~5月は水がなくなりボートが出なくなることもあるのでご注意を。おすすめのシーズンは、雨季が終盤を迎える10月下旬から、水が残っている12月です。

 
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