地球環境に貢献！SDGsに取り組むカンボジア発のエシカル雑貨ブランド

脱プラ＆アップサイクルのバッグが人気
SMATERIA

SMATERIA Japan 公式サイトより

リサイクル素材のバッグ・小物をプロデュースするSMATERIA（スマテリア）。プノンペン＆シェムリアップの空港はじめ、両都市に店舗を持つ人気エシカルブランドです。カンボジアに行ったことのある人なら、このロゴのついたバッグを一度は見かけたことがあるのではないでしょうか？
2006年にイタリア人女性エリサとジェニファーが始めたSMATERIA。スタイリッシュなデザインと高い機能性、豊富なサイズ&色展開で、男女・国籍問わずカンボジアを訪れる多くの人を魅了してきました。

いずれもNETコレクション。左はMINI TOTE、右のRAMDOMは大容量でショッピングバッグに最適 photo：SMATERIA

SMATERIAの代名詞ともいえる、フィッシングネットを再利用した「NET コレクション」のバッグや小物。現地に在住する外国人にも好評で、私もカンボジア在住時代に買ったタブレットケースを今も使い続けています。

REMIXコレクション/ECO photo：SMATERIA

SMATERIAという名前には「ものを変化させ、新しい命を吹き込む」という意味が込められているそう。その名のとおり、商品はすべて国内の“廃材”を使用し、それらを再利用して作られています。
現在はNETコレクションのほか、黒いビニール袋を編み変えて美しい模様に仕立てた「REMIXコレクション」、家具工場から出た廃棄レザーをアップサイクルした「Divaコレクション」、そして、プラスチックバッグをリサイクルして作った新素材の「IKIコレクション」の４つのラインを展開。

いずれもIKIコレクション photo：SMATERIA

昨年発表されたIKIコレクションは、今春日本初登場！オンラインショップでは、４月４日から販売を開始します。

カンボジアのSMATERIA工房 photo：SMATERIA

商品はすべてカンボジアの自社工房で製作されています。スタッフの8割は女性とのこと。工房には、子供のいるスタッフが安心して働けるよう託児所も設置しているそうです。

現在、以下の日程で期間限定のポップアップも開催中。お近くにお住まいの方は、ぜひ覗いてみてくださいね。

・那覇（リウボウ百貨店1階）：2021年3月2日（火）〜15日(月)
・京都（京都高島屋７階）：2021年3月9日（火）〜15日(月)
・横浜（横浜高島屋1階）：2021年3月17日（水）〜23日(火)
・東京（東武池袋3階3番地）：2021年3月18日（木）〜　24日(水)

■SMATERIA（日本公式サイト）
https://www.smateria.co.jp
 
 

日本初上陸！シェムリアップ産の手編みルームシューズ
Kingdom of WOW!

Kingdom of WOW! Japan公式サイトより

次は、今冬オンラインショップが日本上陸したKingdom of WOW!（キングダム・オブ・ワオ！以下、KOW）。アイスランド産の羊毛や竹の繊維を使った、肌に心地いい手編みルームシューズは早速好評を博しているそう。

いずれもWomen’sハイトップシューズ（左ソフトグレー、右パープルツイスト） photo: Kingdom of WOW!

KOWはオランダ人女性Godieが2015年に立ち上げたエシカルブランド。もともと上海で外交官をしていた彼女は、服飾産業が抱えるサプライチェーン問題や劣悪な労働環境を目の当たりにしたそうです。その後Godieは家族とともにシェムリアップに移住。シェムリアップで、地球環境や労働環境に配慮した「しあわせなものづくり」をしようと起業しました。

シェムリアップにある自社工房 photo: Kingdom of WOW!

ルームシューズは、シェムリアップ郊外の小さな工房で作られています。本体部分の材料は羊毛と竹の繊維を組み合わせたもの、底部分は良質の牛革を使用。1000mにも及ぶ羊毛を、半日かけてひとつひとつ丁寧に編み上げていきます。手編みのルームシューズはぴたっと足にフィットして、包まれているようなやさしさが感じられます。

くるぶしまですっぽりと覆われるので、足全体がポカポカに。毎日履いているのに、くたびれたりほつれたりしなくて、とても丈夫！洗濯機で洗えるのでお手入れも楽々です。
私も冬の間ずっと愛用していましたが、来年もまたお世話になりそうです。

■Kingdom of WOW!（日本公式サイト）
https://www.kingdomofwow.jp

（text: 矢羽野晶子）

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