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- バンコクで楽しむ!大満足の絶品マーケット朝ごはん
著者撮影
旅行中の楽しみのひとつと言えば、朝ごはん! せっかくならローカル感溢れる場所で、タイならではの朝ごはんを食べたいですよね。バンコクの朝ごはんスポットと言えば観光客にはルンピニ公園の屋台街などが有名ですが、もっとディープに攻めたい人におすすめなのが、土日のみ営業しているラムカムヘンの朝市、サマゴーン市場です。
観光客の多い中心街からは少し離れますが、それだけにローカルたちが愛するおいしい朝ごはんがいっぱい! 週末はちょっと早起きして、地元の人たちと一緒にワイワイと朝ごはんを楽しんでみませんか。
色鮮やかなライスのサラダ、カオヤムは
ヘルシーでおいしくて写真映えも抜群!
市場内にある屋台、『メースニー』のカオヤム 45B。タレをかけてから全体を混ぜると、よくなじんで美味 著者撮影
おいしくて体に優しい朝ごはんで1日を始めたい、なんて女子にピッタリなのが、カオヤムというタイ料理。もともとは南タイの料理で、ごはんとたっぷりのハーブや野菜、フルーツなどをよく混ぜていただきます。
バンコクの中心部でも食べられる店はたくさんあるけれど、こちらはレモングラス、コブミカンの葉などのハーブや野菜、青マンゴー、ポメロなどのフルーツなど、具の種類と量が多めで盛りだくさん。しかもどの食材もごく薄く、繊細にカットしてあるので口当たりがよく、タレやごはんとよくなじみ、初めての人でも抵抗なく食べられるおいしさです。最後にライムをキュッと絞ると、なんとも爽やかな味わいに! タレは甘みが強いので、量を調整しながらかけるのがおすすめ。おいしくてヘルシーなだけじゃなくインスタ映えもばっちりで、まさに女子旅にぴったりの朝食ですよ。
カレースープ+盛りもり野菜&ハーブ
朝からしっかり食べたい人向け麺料理
カオヤムと同じ、『メースニー』で食べられるカノムチーン 45B〜。好みのスープを指差せば、麺にかけてくれる 著者撮影
そうめんみたいなツルツルとした食感の白い麺は、米粉から作られるカノムチーンという発酵米麺。カレースープをかけた麺に好きなだけハーブや野菜を混ぜて食べるカノムチーンは、リーズナブルでお腹がいっぱいになるので庶民の強い味方です。それだけにバンコク中どこにでも食べられますが、ここがすごいのは食べ放題の野菜とハーブの充実度!
テーブルに置いてある野菜やハーブを好みでトッピング。手で食べやすい大きさにちぎって皿にのせたら、麺やスープとよく混ぜて食べる。程よい酸味と食感をプラスしてくれる漬け物もいいアクセントに 著者撮影
マーケットの中だけあり、新鮮で香りのいい野菜やハーブを心ゆくまで楽しめます。カレースープは5種類ほど用意されていて、2〜3種類のミックスがけも可能。激辛のものや魚の香りが効いたクセの強いものなどもあるので、まずはマイルドで食べやすいものから試すのがいいかも。ココナッツミルク入りの「ナムヤーガティ」や、ピーナッツ入りの「ナムプリッククン」などは初心者向き。店の人に「マイペット」と伝えれば、辛くないソースを選んでくれますよ。
食後はオープンエアの屋台で
昔ながらのコーヒーやタイティを堪能
市場内の『NOK BAN CAFE』。茶葉やコーヒー豆を布でこして、1杯ずつ丁寧に淹れてくれる 著者撮影
オシャレカフェ全盛のバンコクですが、市場に来たからには昔ながらのスタイルで淹れてくれるコーヒーやタイティをぜひ。苦味のあるコーヒーにたっぷりの練乳を加えて飲むタイコーヒーは、タイ語で「カフェボラーン(伝統的なコーヒー、という意味)」と呼ばれるもので、最近は出す店も少しずつ減ってきています。
オレンジ色が特徴のタイティと、同じカフェで食べられるイサーン(タイ東北地方)スタイルの朝食セット。 著者撮影
コーヒーが苦手な人やちょっと変わったドリンクを味わってみたい人は、ぜひタイミルクティを! 甘く香りの強いオレンジ色の紅茶に、エバミルクと練乳を加えて飲む甘〜いミルクティは、病みつきになる独特の香りと味わい。甘すぎない方がいいなら、砂糖と練乳を抜いてもらうのが無難です。また、こちらの屋台ではイサーンスタイルの朝食も楽しめるので、お腹に余裕があればお試しを。カイガタと呼ばれる目玉焼きと、カオジーと呼ばれるサンドイッチのセットは、どこかホッとするような素朴な味わいです。
麺屋台や豚の串焼き、エビ焼き屋台など。早朝からどこも大盛況 著者撮影
週末限定とはいえ地元では有名な朝市だけに、ほかにも味見したくなるおいしそうな店がたくさん揃っています。もしお腹がいっぱいでも、気になる料理があったらホテルでのランチ用にテイクアウトするのもあり。実際、ここを訪れるほとんどのタイ人の多くは、主にテイクアウト目当て。カオマンガイやソムタムの人気店もあるので、みんな両手にたくさんのビニール袋を抱えて歩いています。
カノムトゥアトートも揚げたて、サクサク 著者撮影
食事のほか、タイ人が大好きなお菓子やフルーツもバリエーション豊か。ピーナッツがたくさん付いたおせんべいのようなお菓子、カノムトゥアトート以外にも、揚げたて、作りたてのお菓子を売る人気屋台が軒を連ねています。
また、新鮮な野菜などの食材もお手頃価格で手に入るので、キッチン付きのアパートホテルなどで自分で料理をしたい方も楽しめるはず。市場内には食品以外に靴や洋服、雑貨などを扱う屋台も。おいしい朝食が味わえるのはもちろん、タイの人々の普段着の生活風景を垣間見られるのも、こちらの魅力のひとつです。
Sammako-rn Market
・住所:Soi110 ramkhamhaeng Rd., Bangkok
・電話:(+66)69-616-6282
・時間:6:00〜13:00くらい 土曜・日曜のみ営業
(店により異なるが売り切れじまいの店も多いので、7時前後に行くのがおすすめ)
(text & photo : 白石路以)
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