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700万人以上の人口を抱えるベトナム最大の経済都市・ホーチミン市。
日本と同じく行政区画が設定され、19の区(Quận)と5つの県(Huyên)に区分されているホーチミン市だが、行政・経済・文化等の都市機能が集中しているのは「1区」だ。
市中心部と言われる1区と3区周辺はベトナム人の間では旧名の「サイゴン」の名で呼ばれ、特にベトナム戦争を知る世代はこちらの名称のほうが馴染み深いという人も多い。
今回は主要な1区と3区、そして急速に開発が進む2区と7区を紹介しよう。
1区(Quận1)
ホテル・オフィスビル・デパートが立ち並ぶ、ホーチミン市で最もにぎやかなエリア。
フランス統治時代の面影を残す西洋風の建物と近代的な高層ビルが混在している。
旅行者・在住者ともに外国人が多く集まるエリアのため、ベトナム料理だけでなく、日本食をはじめとした世界各国の料理やファーストフードを味わうことができる。
日本人街として知られるレタントン(Le Thanh Ton)通りも同区にある。
〇主な見どころ
ドンコイ通り、中央郵便局、サイゴン大聖堂、市民劇場、ベンタイン市場、統一会堂、歴史博物館、美術博物館、サイゴン動植物園、ビテクスコ・フィナンシャルタワー
2区(Quận2)
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中心地から北東に車で20分ほどの場所に位置する高級住宅街。
一戸建ての豪華なヴィラが立ち並び、リゾート地の雰囲気を醸し出している。
インターナショナルスクールが多いため、欧米人のファミリー層が多数居住している。
お洒落な西洋料理のレストランやカフェが多く、在住者の間でも注目を集めるエリア。
3区(Quận3)
1区と空港の中間に位置する区。中心部から北へ車で10分ほどの距離にある。
1区同様、便利でありながらも、程よくローカルの雰囲気が味わえるエリア。
ローカルでにぎわう美味しいレストランや洋館を改装したお洒落なカフェも多数。
在ホーチミン日本国総領事館(住所:261 Điện Biên Phủ,)も同区にある。
〇主な見どころ
戦争証跡博物館、タンディン市場、タンディン教会、ヴィンギエム寺、サーロイ寺
7区(Quận7)
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中心地から南に車で30分ほどの場所に位置する緑豊かな新興住宅地。
整備された道路は広く、バイクの通りも少ないため、空気が比較的きれいなエリア。
台湾資本により開発されたフーミーフン(富美興)地区にはプール付きの高級アパートが立ち並び、韓国人をはじめとしたアジア系外国人が多数居住している。
また、区内に日本人学校があることから、日本人のファミリー層も多く暮らしている。
旅行で訪れるなら、観光のメインは1区となる。2区と7区は住宅街のため、目立った観光スポットはないが、都会の喧騒から離れてゆったりと過ごしたい人にはおすすめだ。
旅行日程に余裕のある人、ホーチミンを訪れるのが2回目以降という旅慣れた人は少し足を伸ばしてみてほしい。きっとホーチミンの一味違った魅力を発見できるはずだ。
(text:グッチ)
ベトナム・ホーチミンの情報はこちら>>
初回投稿日:2014年12月31日
情報更新日:2018年11月22日(情報追加更新)
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