(東京・小岩) 辛い！ウマい！「サイフォン」で本場のイサーン料理を食べよう！

東京で現地さながらの本格的なタイ料理を食べられる場所があるのをご存知だろうか？
それは、タイ大使館のある目黒ではなく、東京の東の果て「小岩」にある。

小岩!?と思う人が多いかもしれないが、小岩には在日タイ人の人々が多く住んでいるため、本格的なタイ料理を提供するお店が多い。小岩でひとたびタイ料理を食べれば、タイ料理好きの方は、必ずやまた行きたくなってしまうはず……。

本場のイサーン料理を味わえる店「サイフォン」

今回ご紹介するお店は、そんな小岩でイサーン料理を売りにする「サイフォン」。お店は小岩駅から徒歩5分あまり。外観はというと、なんだか怪しい……。看板のフォントが妙にポップで、外壁はカラフル。そして、無駄にディスプレイが外付けされており、タイ人歌手のライブムービーが流れている。通常ならば敬遠しがちなこの佇まいも、タイ好きであれば、歓喜してしまうのでは？(笑)

お店に入ると更にビックリ！何とナイトクラブの居抜きの空間が広がっている。タイ好きであっても引き返してしまいそうだが、是非とも踏みとどまってメニューを見て欲しい。期待が高まる料理が目白押しなのだ。

まずは、イサーンの定番料理をオーダー

最初にオーダーしたのは「ソムタム・プー」と「コームーヤーン」。ともにイサーンの定番料理だ。

 
「ソムタム・プー」

塩漬けにした田蟹と魚の発酵調味料を使用した激辛ソムタム。タイ人と全く同じ調理でお願いしたため、エッジの利いた辛味とクセが舌を刺激する。通常ソムタムに入っている干しエビが入っていないところがポイント。かなりマニア向けで、イサーンを旅した方ならば涙を流して喜ぶはず！

 
「コームーヤーン」

イサーンの屋台でガイヤーンと並んでお馴染みの、豚トロの炙り焼き。炭火を使っていないのは残念だが、付け合せのタレが独特の味わい。酸味、辛味、甘みのバランスが良い。

お店のおすすめに舌鼓

続いて、お店の方のオススメに従い、「トムヤムポーテック」をオーダー。

トムヤムクンとは異なり、ココナツミルクとチリペーストを使用しないスープ。また、クン(海老)のみならず、帆立や烏賊などシーフードが盛り沢山。また、ハーブもたっぷりで、タクライ（レモングラス）、バイマックルー（こぶみかんの葉）、キン（生姜）、カー（ナンキョウ）がゴロゴロで嬉しい。日本にはハーブ使いが穏やかなタイ料理店が多すぎる！

 
「カオクルックガピ」

〆に頼んだ炭水化物。牛肉がやたら多くてびっくりしたが、ガピ(海老の発酵調味料)を躊躇せずに大量に使っているのが好感触。ヴィジュアル的にも魅力的なタイ料理の一つだ。

 
今回は2人で伺ったので、4品が精一杯……。いや、それでもかなり頑張った方……。ここは、出来ることなら4人以上で訪問し、色々頼むのがオススメだ。タイの現地に飢えている人ならば、確実に喜んで頂けるかと！

著者　：　yuya

手料理も愛するタベアルキスト。ハタチの頃からバックパッカー旅行をしており、世界を丸っと食べ歩き。特に東南アジア諸国と中国が大好きで、屋台メシを食べて、現地の市場で調味料や調理器具を買い付けてくるのが旅の楽しみ。日本国内でも、出来る限り現地に近い味わいのお店を探して日々徘徊。

初回投稿日：2015年12月15日
情報更新日：2020年３月31日（情報追加更新 by 編集部）