ベトナム
グルメ
しじみの旨味たっぷりの逸品

古都フエの定番朝ご飯!シジミご飯「コムヘン」

著者撮影

フエはこぢんまりとした街ながら、名物料理が実に多い。既に紹介した「ブンボーフエ」、「バインベオ」に加えて、「コムヘン」と言う「シジミご飯」は日本人の口に特に合うだろう。

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コムヘンは、炊いたシジミを野菜、薬味、ナッツなどと和えて白米にのせ、最後にシジミ汁をかけて頂く料理。お店によって使用する具が異なる点が食べ比べの楽しみと言える。朝食で食べる事が多い料理なので、一部のお店はランチ前に閉めてしまう事もあるようだ。

 

コムヘン 20,000VND(約100円)

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今回ご紹介する店「Ba Hoa(バーホア)」のコムヘンは、スープが掛かっておらず、別椀での提供となる。

まずはご飯の方を頂いてみると、シジミの風味よりもハーブ類の香りが立つ。コリアンダー(パクチー)、コブミカン(バイマクルー)など、タイ料理でもおなじみのハーブたち。他にライムの酸味や、薬味であるもやし、ネギなどの風味が一体的に混ざり、ゴマやナッツ、フライドオニオンのパンチが味を繋ぐ。

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思ったよりもシジミの風味が弱いな…と思いつつスープを頂いてみると、これがびっくり。スープは非常に濃厚で、塩気がほとんど無く、ひたすらにシジミの旨味を感じる。ご飯に使用しているのは出汁として使った後のものなのだろう。

ちなみに、ベトナムでは珍しくデフォルトで辛味が利いており、辣油的な辛味も特徴だと感じた。

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著者 : yuya

手料理も愛するタベアルキスト。ハタチの頃からバックパッカー旅行をしており、世界を丸っと食べ歩き。特に東南アジア諸国と中国が大好きで、屋台メシを食べて、現地の市場で調味料や調理器具を買い付けてくるのが旅の楽しみ。日本国内でも、出来る限り現地に近い味わいのお店を探して日々徘徊。

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