タイ
カルチャー
チャイナタウンのソイナナ!

バンコク話題の新スポットでタイ伝統音楽と酒を楽しめるBAR

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去年あたりから、チャイナタウンの外れにある、ジャルンクルンソイ69と71の間、通称「チャイナタウンのソイナナ」エリアに注目が集まっている。

 

タイ文化を発信する「Tep Bar」

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中華街の傍という場所柄、古い建物がまだまだ残りノスタルジックな雰囲気。週末ともなるとソイ(路地)の外にまで席が出て賑わうこの通りの一番奥にOPENしたのが「Tep Bar」だ。(Tepとは、神、天使などという意味のタイ語)

シンガポールに長年住んでいたオーナーは、異国の地から母国に思いを馳せた時、先祖は今の僕たちにどうやってタイの文化を伝えて来て、そして僕たちは新しい世代にどうやってそれを伝えていくべきかを考えていた。そして行き着いた先が、「Cultural Bar」という形態。

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タイ人でも外国人でも、ここに来ればタイの文化に触れることが出来る「BAR」は、瞬く間に噂が広まり人気店の仲間入りを果たした。

 

歴史的背景が色濃く残る街

決して便利な場所にあるとは言えないここを選んだのは、タイの文化を伝えるためには、歴史的に重要な場所を選ぶ必要があると感じたから。

チャイナタウンの外れにあるこのエリアのすぐ傍に、7月22日ロータリー(通称ジュライロータリー)という名のロータリーがある。仏暦2460年7月22日、第一次世界大戦中にこの地に火の手が上がり、密集していた住居がほぼ全焼してしまうという悲しい出来事が起きた。

タイ人だけではなく世界中の人にも関係する歴史的な出来事を伝えたいという思いから、この地を選び、築100年を超える建物をリノベーションした。扉からバーカウンター、壁、クッションに至るまで、細部にタイの伝統的な素材、技、文化を取り入れているため、タイをよく知っている人でも、そうでない人も、きっと新たな発見が出来る、そんな場所になっている。

 

タイ版養命酒(ヤードン)

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「BAR」と銘打っている以上、お酒にも強いこだわりがある。ここはタイ版養命酒といわれているヤードーンを3種類用意。飲み比べることも出来るようになっている。また、ビールとヤードンを混ぜたカクテルも。ヤードン自体がかなり強いお酒なので、ストレートで飲むよりもカクテルなどで混ぜて飲んだほうが初心者には飲みやすいカクテルに使われるウィスキーは、メコンかセンソームというタイ産のもの。少しクセが強いが、タイにいる時こそタイ産のものを充分に味わってみてほしい。

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お酒に合わせるおつまみも充実していて、こちらも同じく「Made in Thailand」への強いこだわりが感じられる品となっている。

 

タイ伝統音楽の演奏も

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「Tep Bar」最大の見所は、タイ伝統音楽の生ライブが楽しめるところ。思わず踊りだしたくなるような軽快な音楽は、タイに初めて来た人ですらどこか懐かしさを感じさせる。

寛ぎたいならタイ式三角枕のある2階席、ライブを間近で楽しみたいなら、1階席がおススメ。

 
目でも舌でも耳でもタイを感じることが出来る貴重なBAR。タイが好きな人には是非一度訪れて欲しい。

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