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豊かな自然に囲まれた美しい寺院 

北イサーンで訪れたい個性的な寺院4選

photo : Kohei Nishiyama

自然豊かなイサーン(東北)地方の旅で、ぜひ訪れてみたい観光名所をご紹介。今回は、メコン川を挟んでラオスと隣接する北イサーンのルーイ県、ノーンカーイ県、ウドーンターニー県の個性的な寺院に注目!


 

ワット・パー・フアイ・ラーッ
ルーイ県

photo : Kohei Nishiyama

ルーイ県の山間で、“パワースポット”であるうえに“インスタ映え”する、と話題なのが「ワット・パー・フアイ・ラーッ(Wat Pa Huay Lad)」だ。境内で一際目を引くのは、入口に鎮座する真っ白な観音像。中には樹齢200年ほどの大樹が納めらているのだが、その大樹が“御神木”として崇められているのだ。もともと、近隣で道路工事をしていた際にこの大樹を切り倒そうとしたところ、重機が動かなくなったりと不思議な現象が起きたことから、御神木として大切にされるようになったそう。

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その他にも、約2,000人を収容できる大空間が広がる本堂とその内部に祀られている白い仏像も見応え十分。境内の至るところで目にするオブジェや壁画はアーティスティックなオーラを放ちなんともユニーク。タイ人のアーティストが一人で手がけたそう。


photo : Kohei Nishiyama

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ワット・パー・フアイ・ラーッ

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ワット・ソムデット・プールア・ミンムアン
ルーイ県

photo : Kohei Nishiyama

タイでは珍しく、チーク材を全面に用いた寺院が「ワット・ソムデット・プールア・ミンムアン(Wat Somdet Phu Ruea Ming Muang)」だ。独特の艶やかな趣が特徴で、光によって表情を変える細やかな彫刻も見事。2010年にラーマ9世(プミポン元国王)の母であるシーナカリン上皇后による支援を受けて建立された寺院で、現在ではルーイ県を代表する寺院として知られるように。本堂で一際輝く黄金の仏像は、エメラルド鉱石を用いて造られた貴重なもの。周囲を豊かな森にかこまれている環境から瞑想の場としての役割も果たし、境内からルーイの雄大な景色を望むことができる。


photo : Kohei Nishiyama

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ワット・ソムデット・プールア・ミンムアン

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ワット・パー・プー・ゴーン
ウドーンターニー県

photo : Kohei Nishiyama

「ワット・パー・プー・ゴーン(Wat Pa Phu Kon)」は、ルーイ県とノーンカーイ県、ウドーンターニー県の県境の山間に位置する寺院。周囲をパーナムソーム国立公園とパーナーユーン国立公園に囲まれ、豊かな自然を保全する役割を果たすことも、建立の目的として定められた珍しい寺院だ。緑に映える鮮やかな青い屋根を持つ本堂には、総大理石の涅槃仏が祀られている。長さ20mほどの白亜の涅槃仏の前には、ひっきりなしに参拝客が訪れ、袈裟となる布を寄進する。その他にも絢爛豪華な造りが見られ、フォトジェニックな魅力も持ち合わせている。尚、総工費は約19億円とも言われている。


photo : Kohei Nishiyama

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ワット・パー・プー・ゴーン

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ワット・パー・ターク・スア
ノーンカーイ県

photo : Kohei Nishiyama

ノーンカーイ県の山頂に位置する「ワット・パー・ターク・スア(Wat Pa Tak Suea)」は、メコン川沿いの名所として知られる寺院。ユニークなのが、境内に展望用のスカイウォークが設置されていること。スカイウォークからは雄大なメコン川、さらに対岸のラオスまでを一望することができる。その他にも、本堂の見事な天井画も一軒の価値あり。

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ワット・パー・ターク・スア

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備考 スカイウォークの営業時間は9:30〜16:30

 
■取材協力:タイ国政府観光庁

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