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- 「キャンドル・フェスティバル」で賑わう ウボンラーチャターニーへ
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ブリーラム&スリンの魅力を紹介した「南イサーンを巡る旅 vol.2」に続いて、今回はタイの三大祭りのひとつ「キャンドル・フェスティバル」の開催地、ウボンラーチャターニーへ。キャンドル・フェスティバルの見どころに迫る。
キャンドル・フェスティバルとは?
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キャンドル・フェスティバルとは、毎年雨期に入る7月(陰暦8月)の満月の日にウボンラーチャターニーで行われる祭り。タイの全ての仏教僧侶たちが、寺院にこもり修行に励むカオ・パンサー(入安期)を迎える時期に合わせて行われている。
もともとは、カオ・パンサーの期間、寺院からの外出を禁止された僧侶たちのために、仏教徒の村人たちが日用品を寺院に運び込み献上していた中に、僧侶が夜に読書をするために欠かせない蜜蝋キャンドルも含まれていたことがはじまり。村人たちは次第に、献上する蜜蝋キャンドルの中でどれが最も美しいかを競い始め、それがこのお祭りの起源だと言われている。現在では、蜜蝋以外にも普通の蝋を使用しキャンドルが作られているが、その大きさや彫刻の美しさに、多くの人が魅了され、期間中はタイ国内外から、多くの観光客がウボンラーチャターニーに集まり賑わい、宿泊施設はどこも予約困難になるそう。
キャンドル・フェスティバルの見どころ1
キャンドルの製作現場を見学する
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キャンドル・フェスティバルを楽しむなら、パレードが行われる最終日の前日からウボンラーチャターニーに滞在することをおすすめしたい。
パレードの前日に訪れたいのが、巨大なキャンドルを製作するお寺。キャンドル・フェスティバルに参加するキャンドルの山車は、お寺ごとに作られ、パレードに参加する数は60基ほど。足場が必要なほど大きなキャンドルには、1基につき500kgの蝋を使用し、製作期間は40日ほどかかるそう。
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ウボンラーチャターニーのキャンドル・フェスティバルで作られているキャンドルは、大きな蝋に直接彫刻を施すスタイルと、ベースの蝋に彫刻を予め施した薄い蝋のパーツを貼るスタイルがある。今回訪れた寺では、薄い蝋に彫刻をする作業と、実際にそれらを貼付けて行く作業を急ピッチで進めていた。ちなみに、薄い蝋を彫る作業は、旅行者でも参加することができるところが多くある。
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キャンドルのモチーフは、仏教に纏わる神話や物語をベースにすることが多いが、今年は、昨年ご崩御された故プミポン前国王陛下をモチーフにしているものが多く見受けられた。
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キャンドルは、大中小の3つの分野のコンテストで評価され、評価基準はストーリー性、模様の美しさ、模様の緻密さが基準となっている。
キャンドル・フェスティバルの見どころ2
美しくライトアップされたキャンドルを鑑賞する
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昼間、急ピッチで最終作業がなされたキャンドルは、夜になると、パレード会場の中心で展示される。ライトアップされたキャンドルの数々は、昼間とはまた違う表情を魅せてくれる。
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会場周辺には、ローカルフードや、雑貨を販売する屋台も並び、夜市を思わせる賑やかさ。とにかく多くの見物客で賑わうので、グループで行動する際は、はぐれた時の集合場所を決めるなどしておくと安心だ。
キャンドル・フェスティバルの見どころ3
祭りのハイライト「パレード」を鑑賞する
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祭りの一番の見どころは何と言っても最終日のパレードだ。高さ3メートルにもなる巨大なキャンドルの彫刻が、長い列を作って運ばれていく光景は圧巻。美しい民族衣装に身を包んだ舞踊家たちの姿にも注目したい。
朝から日中にかけて行われるメインのパレードは、屋根付きの観覧席のチケット(1,000THB ※飲料水、手持ちのミニ扇風機付)を事前に購入しておくと、のんびりと見学することができる。
※ウボンラーチャターニーのコールセンターにて問合せ・購入可能
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通りにはローカルフードや雑貨の屋台が並び、お祭りムードを盛り上げる。尚、パレードの後、19時からは、ライト&サウンドショーが開催されるため、さらにもう1泊して、キャンドル・フェスティバルを思いきり満喫する旅も一案だ。
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バンコクやプーケット、チェンマイといった定番観光地とはまた違ったタイの魅了に出会うことができる、南イサーン。どこか懐かしい記憶であったり、日頃忘れがちな穏やかな時間の流れを思い出させてくれる素朴な街で、のんびりと旅をしてみるのはいかがだろうか。
南イサーンを巡る旅
vol.1 クメール文化の香り漂う「南イサーン」へ出かけよう
vol.2 南イサーンの歴史と伝統を感じる旅!ブリーラム&スリンへ
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