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- たかがカオマンガイされど…カオ好みのカオマンガイへの道のりは遠い
カオマンガイはタイ料理の代表選手でもあり、路上の屋台、ショッピングモールのフードコート、カオマンガイ専門店と至る所で食べられる。また、東南アジア各地でも食べられている。ご存知のとおり中国の海南島の「海南チキンライス」がオリジナルなので、ルーツは中華料理の一部なのだろう。鶏の出汁でご飯を炊き上げ、そのご飯の上に鶏肉を盛りつけたシンプルな料理だ、基本的に辛くないので、辛いのが苦手な日本人にも好かれている。ただ、以外とカロリーが高めなので毎日食べるのは危険だ。
バンコクにあるカオマンガイの有名店。通称「ピンクのカオマンガイ」は、日本人にも熱狂的なファンを持つお店として知られている。確かにココのカオマンガイは美味しい。だからといって他のお店はダメなのか?というとそんなことはない。カオマンガイも色々な場所で食べてみると、お店によって微妙に味や食感が違うのだ。多くのお店は平均点レベルで、日本から来たら美味しく感じるとおもう。しかし、ごく希にお世辞にも美味しいとは言えないお店もある。意外とショッピングモールのフードコートで食べたカオマンガイが美味しかったりもする。
個人的に美味しいカオマンガイとは、まず、鶏肉がパサパサしていなくて、ご飯は程よくパラパラで鶏の味がほのかに香るのが好みだ。タレとスープは本当にお店毎に異なり、ここも好みの分かれ目だ。見た目ではなかなか判断が難しいのだが、注文してから鶏を切るお店がいいのではないだろうか???と思うことがある。お店によっては鶏を予め切っておき、注文が入るとご飯を盛り、切ってある鶏を盛りつけて終わり。というお店も見かける。このタイプのお店は、鶏肉がパサパサしている事が多いように感じた。あくまでも詳しく検証していないので不明ではあるが。やはり効率を重視するお店より、料理に「ひと手間」を惜しまないお店の方が美味しいのかも知れない。まあ、お店によって味が違うのは確かだ。
(text & photo : 中島貴義)
熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」
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