ベトナム
グルメ
秘伝の製法を守り続ける一軒

ホイアンの名物料理ホワイトローズの本家「ホワイトローズ・レストラン」

著者撮影

ホイアン5大名物特集。第1回目は「ホワイトローズ」と「揚げワンタン」を紹介しよう。

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ホワイトローズとは、いかにも優雅な名前の料理だが、要は米粉の皮に海老のすり身餡を包んで蒸した「蒸し餃子」だ。ホイアンでホワイトローズを出すお店は幾つも存在するが、驚くべき事に全て「White Rose Restaurant」が出荷しているとの事。真似しようとするお店が登場するものの、本家には及ばず淘汰されていったとの事。

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こちらでは「バーレーウェル」の水を用い、秘伝の製法を頑なに守り抜いているそうだ。物好きな筆者は、料理の背後まで知らねば…と井戸まで行った次第(笑) イメージとは裏腹に、うらぶれていたが…。

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ちなみにホイアンの5大名物はこちら。

1. White Rose(ホワイトローズ)
2. Fried Wonton(揚げワンタン)
3. Cao Lau(カオラウ)
4. Com ga(コムガー)
5. Mi Quang(ミークアン)

 

ホワイトローズ 70,000VND(約350円)

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さて、お目当ての「ホワイトローズ」は、優雅な名前に見合ったフォルム。透き通った皮が何とも美しく、散りばめられたフライドオニオンが食欲をそそる。

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頂いてみると皮が殊の外、ぷりっぷり。噛み締めると、くにゅっくにゅっと気持ち良い食感。成程、これが他店は真似出来ない生地か…と腑に落ちる。

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そして、そこに海老の旨味と風味が加わり、「餃子」としての完成度と個性は申し分無い。注意すべき点は、時間が経つと硬さが増して味が変質する点。食べるチャンスが限られている旅行者には、是非とも本店で食す事をオススメする。

 

揚げワンタン 100,000VND(約500円)

また、こちらのお店では、別の名物である「揚げワンタン」も頂ける。

筆者は揚げワンタンと聞いて、「スナック的」なものをイメージしたのだが、予想外にもあんが掛かっており、むしろ「料理的」であった。

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あんはトマトベースでパイナップル、木耳、玉葱などを用いているため、非常に中華的なテイストである。生地の香ばしさとあんの甘みが後を引く味わいだ。

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一人で2品は多いか!?と思ったが、頂いてみると比較的あっさり頂けた。

両方、日本人ならば間違い無く好きな味だと思うので、ホイアン名物を食べ歩きしたい方はぜひぜひ。

 

著者 : yuya

手料理も愛するタベアルキスト。ハタチの頃からバックパッカー旅行をしており、世界を丸っと食べ歩き。特に東南アジア諸国と中国が大好きで、屋台メシを食べて、現地の市場で調味料や調理器具を買い付けてくるのが旅の楽しみ。日本国内でも、出来る限り現地に近い味わいのお店を探して日々徘徊。

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