シンガポール
カルチャー
シンガポールで活躍する女性シリーズ

4コマ漫画で日本とシンガポールについて描くシンガポール人女性漫画家

著者撮影

シンガポールで活躍する女性シリーズ第2弾は、日本でもシンガポールでも今話題の気になるこの方。シンガポール人漫画家として日本、シンガポールだけでなく、アメリカ、台湾でも活躍するフー・スウィ・チンさん。

 
小さい頃から日本の漫画に囲まれて育ってきて、日本が大好きなフーさん。外国人から見た日本を題材にするフーさんですが、私たちにしてみれば当たり前すぎて気づかなかったことや、疑問にも思わなかったことが描かれているのでとても新鮮で、絵も可愛く親しみやすく、思わずクスっとわらってしまうような4コマ漫画が多いです。

 
そんな気になるフーさんに実際お会いしてまいりました。第一印象はとても可愛らしい。物腰も柔らかく、ニコニコされてらして、控えめな雰囲気の方でした。

著者撮影

なぜ、ねぎの絵を持っているのかは後ほど。

 

漫画を読むと、日々の葛藤や様々な現実に「わかる!わかる!」と納得したり、日常の「あるある!」という話に思わずクスっと笑ってしまったりする場面が何度もあります。ご本人からも話に出ていた、出版社への自身の作品の持ち込みや、引きこもりの様子など、たった4コマの中に様々な思いが凝縮されていてたくさんの人達の共感を得て読者を魅了してます。

 

さて、どのようにしてフーさんが脚光をあびたかというと、あるWEBコミックエッセイ劇場で話題を呼び、読者投票で見事第1位。当時の作品に加え、書下ろしとともにKADOKAWAから書籍化されたのが2016年9月。最初の写真にもあるように、こちらの漫画単行本は口コミでも高評価を受け、シンガポールのKINOKUNIYA書店でもハイライトのコーナーに置かれたこともあり、それ以降もかなり売れゆきがいいと書店スタッフから伺いました。

 

ところで、日本語でひらがな、カタカナ、漢字を上手に使い分けるフーさん、日本に住んでいたことがあるのか伺ったところ2週間ほどの滞在は毎年されてらっしゃるとのことですが、長期的に住んだことがないとのこと。フーさんの日本語は、学生時代の日本語の勉強、実際漫画を読んで学んだ日本語、日本に行った時の実用の日本語で習得されたようです。聞く話すはもちろん、読み書きもとても上手でお会いする際のやり取りはほとんど日本語で行いました。

 

日本に行った際に必ず立ち寄る場所は、神社や森や山だそうです。山のないシンガポールで生まれ育ったフーさんからすると山は貴重な場所とのこと。また毎日欠かさず行うこととしてメディテーションの話題が出ました。日々暮らしていると、気づかないうちに頭の中が考え事でパンパンになるので、リセットするためにも毎日1時間ほどはメディテーションをされているそうです。

 

そんなフーさんですが、先程持っていたねぎの絵。これは、自身の作品の中で一番好きな4コマ漫画の「ねぎ」。気づいたらインタビュー中に近くにあった紙ナプキンにささっと描いてらっしゃいました。

著者撮影

著者撮影

 

著者撮影

ご本人にとっての憧れの「ねぎ」を持っている子のTシャツには宇宙人が。フーさんは宇宙人が大好きだそうです。フーさんはの漫画には可愛らしい内容だけでなく、オカルト的な内容も多くあります。また他にもダークな世界観を描く独特なキャラクターの漫画も描いています。

 

フーさんの代表的な作品を4つご紹介します。

「ねぎ」を含む4コマ漫画はこちら。(すべてご本人提供)

 

 

 

 

 

 

 

 

日本についての漫画をご紹介いたしましたが、フーさんのアメーバブログにはシンガポールの文化にいてもたくさんの4コマ漫画があります。とても面白く発見が多いので是非読んでみてくださいね。

 
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